通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
LIT200TC(文学 / Literature 200)中国文芸史History of Chinese Literary Arts
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:遠藤 星希Seiki ENDO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 大西 陽子 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | ※2023年4月よりテキスト(通教テキスト→指定市販本)変更 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 日本文学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to help students master the basic comprehension ability to read a Chinese classical work.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
本科目は中国の文芸(主に詩文・戯曲・小説などの中国古典文学全般を指します)についての基礎的知識を習得し、かつ正確に理解し自ら探求する能力を向上させることを到達目標とします。本科目の到達目標を以下に列挙します。
①中国の古典作品(詩文)を原文(書き下し文や翻訳本などを参考にして理解することも可)で読むための基礎的な読解能力を習得する。
②中国独自の文芸の成立と展開について、その歴史的背景を踏まえて理解し、基礎的な知識(作者・作品・文化史的背景)などについて的確に説明できる。
③作品分析を通して、中国の文芸の特徴や独自性などについて的確な解釈や論理的分析をすることができる。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
本科目は中国の文芸(主に詩文・戯曲・小説などの中国古典文学全般を指します)についての基礎的知識を習得し、かつ正確に理解し自ら探求する能力を向上させることを到達目標とします。本科目の到達目標を以下に列挙します。
①中国の古典作品(詩文)を原文(書き下し文や翻訳本などを参考にして理解することも可)で読むための基礎的な読解能力を習得する。
②中国独自の文芸の成立と展開について、その歴史的背景を踏まえて理解し、基礎的な知識(作者・作品・文化史的背景)などについて的確に説明できる。
③作品分析を通して、中国の文芸の特徴や独自性などについて的確な解釈や論理的分析をすることができる。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
本科目で扱う中国文芸とは、主に詩文・戯曲・小説などの古典文学を指しますが、文学と深く関連する書・絵画・音楽などの芸術全般についても視野を広げて考察の対象とします。時代的には清朝末までの作品が対象となりますが、テキストの時代設定が宋代までであるため、本科目においても宋代以前の作品を対象とします。ただしリポート執筆にあたって比較対象とする場合はその限りではありません。
中国の古典文学および芸術は、各時代の社会思潮や文化と深く関連しながら形成・発展を遂げてきました。本科目では中国文芸の通史的理解や基本的知識を習得した上で、中国独自の文芸の特徴や中国人の思考様式を、作品分析を通して考察していくことを主眼とします。まずは中国文芸の歴史の流れを知るためにも、中国文化史(文学史)関連の書籍を最低でも1冊は通読してください。その上で、具体的に作品を分析考察して中国古典文学作品への理解を深め、中国文芸の奥深さや面白さを自分なりに発見していただきたいと考えています。リポート執筆にあたってはテキストだけでは不充分ですので、設題に附記する参考文献を参照してテーマに沿った考察をしてください。
【成績評価基準】Grading criteria
[リポートの主な評価基準]
・リポート設題の内容をきちんと理解し、正確な知識を習得できているか。
・該当作品の内容をきちんと読解した上で、自分の独自な観点により考察・論評がなされているか。
・リポートの構成・論述・引用の仕方などが適正であるか。
・誤字脱字や文脈の不整合などがなく、論理的な文章が書けているか。
[単位修得試験の主な評価基準]
・設題の内容をきちんと理解し、正確な知識を習得できているか。
・明確で論理的な文章で論述されているか。
【テキスト名および詳細】Textbooks
テキスト:『中国文学の歴史 古代から唐宋まで』
安藤信廣、東方書店、2021年、¥2,400
テキストの内容は、先秦時代から宋代までの中国文学の歴史の流れと特徴について、時代を5つの章立てに分けて構成され、それぞれ各時代の文学ジャンルに即して概観されています。そのジャンル毎の内容についても異なる課題、あるいは視点から小題をつけて具体的に用例を加えてわかりやすく解説されていて学びやすい構成となっています。通読することで中国文学ならではの独自性や時代との相互関連性を明確に位置づけながら理解でき、かつ中国文学の本質を考える一助となりうるテキストですので、熟読して大いに活用してください。
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックします。リポート課題および単位修得試験の設題は、文学史的知識だけを問うのではなく、できるだけ広い視角から考察・論述できるようにテーマ設定をします。テーマによっては指定テキストだけでは不充分で、より専門的な参考文献が必要になる場合があるかも知れません。特にリポート執筆に際しては、設題テーマに関連する先行論文などについては各自で調べ、実際に作品を読み、作品分析を通してテーマに沿った考察を進めるようにしてください。
またリポート作成方法として、以下の基本ルールは遵守してください。
① リポートの課題に即したテーマ設定をし、自分のリポート独自の題をつけて提出してください。
② リポートに無駄に細かい章立ては不要です。必要な場合でも三章程度にしてください。章立てはしなくてもかまいません。
③ 参考文献を引用する場合はカギ括弧でくくってどこまでが引用であるのか明示し、注(脚注でも傍注でも形式は問いません。)に参考文献の書誌的事項を明記してください。
④ Webや他人の論文などから文章の引き写しはしないでください。
⑤ 作品を用例として引用する場合は、原文をどのように解釈したのかがわかるように、訳文、書き下し文(文脈によっては原文のみでも可)のいずれかの方法で記載してください。その際、何を参考にしたのか出典を必ず明記し、原文と照合できるような形で記載してください。(翻訳書などを参考にした場合は出版社名、タイトル、当該ページを記載してください)。
⑥ 孫引きはしないこと。初出の出典がある場合はできる限り原典にあたって引用してください。