経済学研究科Graduate School of Economics
ECN514C1-1(経済学 / Economics 500)マクロ経済学AMacroeconomics A
森田 裕史Hiroshi MORITA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学研究科Graduate School of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X3012 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1,土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
In this course, the students study the dynamic (stochastic) general equilibrium model with micro-economic foundation, such as Solow, Ramey, OLG, RBC and Search models.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
大学院レベルのマクロ経済モデルであるミクロ経済学的基礎付けを持つ動学的一般均衡モデルを学ぶ。
到達目標Goal
動学マクロ経済モデルを用いた研究論文の内容を理解し、自ら経済モデルを設定し、位相図を用いた動学分析を行えるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
板書、スライドを用いた講義形式。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期前半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ソロー経済成長モデル①
動学マクロ経済モデルの構造について
第2回:ソロー経済成長モデル②
ソローモデルの基本方程式の導出、与件の変化と定常状態の変化
第3回:ラムゼーモデル①
家計の最適化問題とオイラー方程式の導出
第4回:ラムゼーモデル②
位相図と鞍点経路
第5回:ラムゼーモデル③
技術ショックと経済の動学について
第6回:動的計画法①
Policy functionの導出:Value function iteration
第7回:動的計画法②
Policy functionの導出:Guess and Verify
第8回:世代重複モデル①
世代重複モデルの構造
第9回:世代重複モデル②
動学的非効率性と賦課方式の年金制度
第10回:実物的景気循環モデル①
労働供給を内生化した動学モデル
第11回:実物的景気循環モデル②
実物的景気循環モデルの位相図と与件の変化について
第12回:サーチモデル①
マッチング関数とサーチモデルの構造
第13回:サーチモデル②
サーチモデルの位相図と与件の変化について
第14回:期末試験
期末試験
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は使用しない。
参考書References
[1] 二神孝一、『動学マクロ経済学 成長理論の発展』、日本評論社、2012年.
[2] 齋藤誠、『新しいマクロ経済学―クラシカルとケインジアンの邂逅』、有斐閣、2006年.
[3] McCandless, G.,"The ABCs of RBC: An Introduction to Dynamic Macroeconomic Models", Harvard University Press, 2008.
[4] 今井亮一・工藤教考・佐々木勝・清水崇、『サーチ理論-分権的取引の経済学』、東京大学出版、2007年.
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(100%)に基づいて評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
課題の解答例を試験までに公表することで、受講者が試験対策を行いやすいように配慮する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
基本的な数学の知識を身につけていることを前提にして講義を行います。また、受講者は大学院レベルのマクロ経済学の授業であることを事前に理解して履修すること。
担当教員の専門分野等
<専門領域>マクロ経済学、時系列分析
<研究テーマ>時系列モデルを用いた金融財政政策の効果についての実証分析
<主要研究業績>"Regime Switches in Japan's Fiscal Policy: Markov-Switching VAR Approach," (joint work with Jun-Hyung Ko) forthcoming in The Manchester School.