経済学研究科Graduate School of Economics
ECN511C1-1(経済学 / Economics 500)社会経済学APolitical Economy A
原 伸子Nobuko HARA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学研究科Graduate School of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X3010 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
The aim of this lecture is to examine the relationship between the Marxian political economy and the global- neoliberal capitalism from the theoretical and methodological point of view. By reading David Harvey's Marx's Capital, the lecture focuses on understand the basic theory of Marxist Economics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会経済学Aの目的は、マルクス経済学における経済学批判の方法を理解することです。今年度はデヴィッド・ハーヴェイ著『<資本論>入門』を教材に用いながら、マルクス経済学の理論とその現代的意義について学びます。
到達目標Goal
①資本主義経済の基礎理論を歴史的・理論的に理解すること。
②基礎理論と現代資本主義との関連性を理解すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
1.受講者は与えられた課題に対してレジュメを作成しプレゼンすること。
2.与えられたテーマに関して、質疑応答を行うこと。
3.期末にレポートを作成すること。
なお、コロナの状況に対応して、オンライン授業と対面授業を組み合わせて行う可能性があります。課題などの提出・フィードバックは「授業支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
資本主義の成立と展開
第2回:商品と価値(1)
商品の分析、価値形態論
第3回:商品と価値(2)
商品の分析、交換過程論
第4回:貨幣とその諸機能(1)
価値尺度、流通手段、蓄蔵貨幣
第5回:貨幣とその諸機能(2)
支払い手段、世界貨幣
第6回:資本の生成と労働力商品
資本の一般的定式、労働力商品
第7回:労働過程と剰余価値生産(1)
労働過程と価値増殖過程
第8回:労働過程と剰余価値生産(2)
不変資本、可変資本、剰余価値率
第9回:労働日と階級闘争の政治学(1)
労働日
第10回:労働日と階級闘争の政治学(2)
労働日と現代
第11回:剰余価値の生産過程(1)
絶対的剰余価値・相対的剰余価値
第12回:剰余価値の生産過程(2)
特別剰余価値と競争
第13回:資本蓄積論(1)
剰余価値の資本への転化
第14回:資本蓄積論(2)
今学期のまとめ
資本主義的蓄積の一般的傾向、富と貧困
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
デヴィッド・ハーヴェイ著、森田誠也・中村好孝訳『<資本論>入門』作品社、2011年。(授業時に適宜、関連文献を指示します)
参考書References
カール・マルクス著『資本論』(大月書店、岩波書店、新日本新書など)
デヴィッド・ハーベイ著、森田誠也他約『資本の<謎>』作品社、2012年。
デヴィッド・ハーベイ著、渡辺治監訳『新自由主義』作品社、2007年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への積極的貢献度 50%
期末レポート 50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生が積極的に授業に参加できる、双方向的授業をめざす。
担当教員の専門分野等
<専門領域>社会経済学、経済学史、ジェンダー経済論
<研究テーマ>福祉国家の変容とジェンダー
<主要研究業績>
①単著『ジェンダーの政治経済学』(有斐閣、2016年)
②共編著『現代社会と子どもの貧困』(大月書店、2015年)
③共著『現代経済学と経済学』(有斐閣、2007年)など。