SSISSI (Sports Science Institute)
HSS200LB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)スポーツ政策論Policy for Sports
阿部 拓真Takuma ABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | SSISSI (Sports Science Institute) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A9244 |
旧授業コードPrevious Class code | - |
旧科目名Previous Class title | - |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 多総合‐遠隔講義 |
配当年次Grade | 1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 2023年度までに「スポーツ振興論」を修得済の場合、履修不可 |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
This lecture will not be limited to sport promotion policy but will cover various policy fields, focusing on the relationship between the objectives and means of sport in each policy, and learning theoretically and practically about sport within public policy while understanding the structure of sport policy.
By the end of the course, students should be able to do the followings:
①To be able to organize policies related to sport and to understand and explain sport in public policy.
②To be able to present one's own ideas and assert one's opinions through discussions and presentations.
③Based on an understanding of the characteristics of sport policy, be able to present concrete proposals for policy implementation.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.In addition, a reaction paper is required.
Attendance of at least 2/3 is a prerequisite.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Reaction papers:40%,Presentation(including pure reviews):60%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
我が国のスポーツ政策では,現在,多様な主体におけるスポーツの機会創出を掲げ,共生社会の実現,地方創生,国際交流・協力や健康増進などに取り組んでいる.このように公共政策の中のスポーツは他の政策にも発展・拡充してきており,多角的な視点から政策を立案し実施展開していくことが求められている.
本講義では,スポーツ振興政策に限定するのではなく,様々な政策分野を取り上げ,各政策におけるスポーツの目的と手段の関係に着目し,スポーツ政策の体系を理解しながら,公共政策の中のスポーツについて理論的・実態的に学んでいく.併せて,政府,地方自治体,スポーツ関係団体および民間企業などが抱える政策課題についても理解するとともに,スポーツ政策の在り方について自ら提言する力を身につけることを目的とする.
到達目標Goal
①スポーツに関わる政策を整理し,公共政策の中のスポーツが各政策においてどのように捉えられ展開しているのかについて理解し説明することができる.
②スポーツ政策の様々なテーマについて、ディスカッションやプレゼンテーションを通して,自身の考えを提示し,意見を主張することができる.
③スポーツ政策の特質について理解し,各政策の実施場面において具体的な検討案を提示することができる.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部法律学科:DP3、法学部政治学科:DP1、法学部国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP4、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1、経済学部経済学科・現代ビジネス学科:DP4、社会学部:DP2、現代福祉学部福祉コミュニティ学科:DP1、現代福祉学部臨床心理学科:DP1、デザイン工学部システムデザイン学科:DP4
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は,教室での対面形式で実施する.
各回の授業は,原則として以下の流れで進める.
①前回授業の復習・解説,リアクションペーパーの紹介など
②各テーマに関する講義
③リアクションペーパーの作成[状況に応じて講義後(復習)で実施]
講義中にグループワーク・ディスカッションなどを取り入れる予定(受講人数に応じて変更する可能性有).
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:授業のオリエンテーション
授業のオリエンテーション(授業目標,授業内容,成績評価基準の説明,スポーツ政策論とは何を学習する授業か)を行う.
2[対面/face to face]:スポーツと公共政策
公共政策におけるスポーツ政策の対象領域を意識し,それらの諸理論を理解する.
3[対面/face to face]:日本のスポーツ政策の変遷
日本で展開されてきたスポーツ政策の変遷について理解する.
4[対面/face to face]:スポーツ振興政策①(競技力向上施策)
スポーツ振興政策の1つである競技力向上施策を取り上げ,これまでの展開と今後の展望について学ぶ.
5[対面/face to face]:スポーツ振興政策②(生涯スポーツ施策)
スポーツ振興政策の1つである生涯スポーツ施策を取り上げ、これまでの展開と今後の展望について学ぶ.
6[対面/face to face]:教育政策におけるスポーツ
体育とスポーツの違いに着目しながら,教育政策におけるスポーツの位置付けの変化について理解する.
7[対面/face to face]:都市整備政策におけるスポーツ
都市整備においてスポーツ施設が果たす役割に着目しながら,都市整備政策におけるスポーツの発展・拡充について理解する.
8[対面/face to face]:ODA(政府開発援助)政策におけるスポーツ
スポーツと国際開発との関係に着目しながら,ODA政策におけるスポーツの発展・拡充について理解する.
9[対面/face to face]:自治体政策におけるスポーツ
各自治体におけるスポーツ政策の位置付け(所管部局の違いなど)に着目しながら,自治体政策におけるスポーツの発展・拡充について理解する.
10[対面/face to face]:健康福祉政策におけるスポーツ
ヘルスプロモーションやウェルビーイングの動向に着目しながら,健康福祉におけるスポーツの発展・拡充について理解する.
11[対面/face to face]:文化・観光政策におけるスポーツ
スポーツツーリズムやコンテンツツーリズムに着目しながら,文化・観光政策におけるスポーツの発展・拡充について理解する.
12[対面/face to face]:復興政策におけるスポーツ
東日本大震災における復興支援とスポーツの関わりに着目しながら,政策上スポーツの果たしてきた経緯などについて学ぶ.
13[対面/face to face]:新型コロナウイルス(COVID-19)に関する政策とスポーツ
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けたスポーツ関連の出来事を取り上げ,スポーツ特有の事象について学ぶ.
14[対面/face to face]:これまでの講義の振り返り
これまでの配布資料やプレゼンテーション課題をもとにこれまでの講義の振り返りを行う.
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の予習と復習にはそれぞれ120分程度想定している.
次回の講義に関する文献の精読や毎回の講義終了時に出す課題に対してリアクションペーパーの作成を求める.
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は定めず,必要に応じて講義資料を配付する.
参考書References
菊幸一・斎藤健司・真山達志・横山勝彦[編]「スポーツ政策論」成文堂(2011年)
関春南「戦後日本のスポーツ政策-その構造と展開-」大修館書店(1997年)
真山達志・成瀬和弥[編]「公共政策の中のスポーツ」晃洋書房(2021年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
2/3以上の出席を前提条件とし,以下①②の総点で評価する.
①リアクションペーパー 40%
毎講義ごとにレポート課題に取り組み提出すること
②プレゼンテーション 60%(ピュアレビューも含む)
スポーツ政策に関する課題やその対応策についてPPT資料および動画を作成し発表すること.併せて,各受講者のプレゼンテーション発表に対してピュアレビューを行うこと.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度より担当するためフィードバックはありません.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義資料のオンライン配布や毎講義にリアクションペーパーを提出するため,PCもしくはタブレットを必ず持参してください.