スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS300IA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 300)運動生理学Exercise Physiology (lecture)
瀬戸 宏明Hiroaki SETO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | M2090 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 ヘルスデザインコース専門科目 |
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Outline (in English)
【Course out line】
We give a lecture about exercise physiology, the study of the acute responses and chronic adaptations to exercise such as specific changes in muscular, cardiovascular, and neural systems.
【Learning Objectives】
The goal is to acquire the knowledge necessary to practice physical activity aimed at improving health and training for improving sports performance based on scientific evidence.
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy】
Final grade will be calculated according to the following process term-end examination (100%),
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
運動に対する生体の反応および機能的・構造的適応について扱う学問である運動生理学について講義する。
到達目標Goal
運動生理学は生理学を基盤とし、理解のためには生化学や解剖学の内容も補足的活用する必要がある。体育学や最先端のスポーツ科学、スポーツ栄養学などを理解・活用する上で重要な科目の一つである。健康増進を目的とした身体活動や、スポーツパフォーマンス向上のためのトレーニングを、科学的エビデンスに基づいて実践するために必要な知識を身につけることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
原則として各回ごとに完結するテーマを設定して講義形式で行う。
生体における運動時の反応や運動に対する適応の機序は、生体の機能的・構造的特徴に基づき呼吸・循環器、神経、血液・免疫、内分泌、エネルギー代謝等の多くの分野に細分化されて研究されている。各テーマに沿って、身体活動およびスポーツ活動時に対する生体の反応や生理的適応の機序を系統的に学ぶ。
社会情勢によってはオンライン授業に変更することもありうる。それにともなう各回の授業計画の変更については、学習支援システムなどでその都度提示する。具体的なオンライン授業の方法などを授業内掲示板などで提示する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:神経系の役割と運動制御
運動機能を担う神経系の解剖・生理学的特徴の概論。神経筋接合部(運動単位)と高次中枢としての脳の運動制御に関する概論。
2[対面/face to face]:運動中の末梢神経活動の実際
神経受容体における神経伝達物質による化学調節の基礎。運動時の心拍出量の変化に応じて血圧を制御するarterial baroreflexについて学習する。
3[対面/face to face]:運動中の中枢神経活動の実際
筋活動時の中枢神経系を介した神経活動について理解する。運動時に末梢から中枢(exercise pressor reflex)、中枢から末梢(central command)へと伝播される神経伝達について学習する。
4[対面/face to face]:骨格筋の役割と運動時の活動
運動による骨格筋への影響について学習する。
5[対面/face to face]:運動と骨
各種トレーニングに対する骨の構造、生理機能の変化を学習する。
6[対面/face to face]:運動と臓器
運動時における臓器の変化について学習する。
7[対面/face to face]:運動と糖質代謝
運動時における糖質の代謝について学習する。
8[対面/face to face]:運動とアミノ酸代謝
運動時におけるアミノ酸の代謝について学習する。
9[対面/face to face]:運動と脂質代謝
運動時における脂質の代謝について学習する。
10[対面/face to face]:運動と乳酸・核酸代謝
運動時における乳酸や拡散の代謝について学習する。
11[対面/face to face]:運動と呼吸・循環
ガス交換、換気応答、心拍応答、心拍出量、動静脈酸素分圧較差など、運動における心肺循環器系の役割とその適応について学習する。
12[対面/face to face]:運動と体温
運動における体温の上昇の影響について学習する。
13[対面/face to face]:血液と循環
運動と体液、血液循環、末梢血管とその適応。Frank-Starlingの法則、スポーツ心臓など、運動における血液・循環の役割とその適応について学習する。
14[対面/face to face]:総括・単位認定試験
講義内容の総括と単位認定試験をおこなう。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
第1回:特に定めず
第2~14回:前回授業への取り組みと復習
参考書の予習と復習本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間 を標準とします。
各講義の約1週間前から授業支援システム上の「教材」に資料を掲載するので、受講者は指定参考書などを用いて事前学習をおこない授業やテストにのぞむこと。
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めず
参考書References
・宮村実春 『ニュー運動生理学I、II』 (真興貿易、2015)
・石河利寛 『健康・体力のための運動生理学』(杏林書院、2000)
・Powers S, et al. "Exercise Physiology: Theory and Application to Fitness and Performance." McGraw-Hill Humanities; 10th ed. (2017)
・Kenney WL, eta l. "Physiology of Sport and Exercise" Human Kinetics Publishers; 6th ed. (2015)
・McArdle WD, eta l. "Exercise Physiology: Energy, Nutrition, and Human Performance" Lippincott Williams & Wilkins; 8th ed (2014)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(原則100%)
講義各回に提示する重要点を中心に作成した複数の設問を、各テーマについて満遍なく網羅した試験問題によって評価をする。
オンライン授業の場合は毎回のテストの合計をもって評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
提示資料・スライドの説明を音声や映像を導入し、印象に残るような効果を導入する。
その他の重要事項Others
※授業の展開によって、若干の変更があり得る。
教員は整形外科医であり、スポーツ医学に長らく関わってきている。そのため現場で求められているものを授業で展開可能である。経験を活かし、運動生理学について講義する。
※大学の行動方針レベルが2となった場合,この授業はオンラインで行う場合がある。そのため大学の行動方針レベルが変更となった場合は学習支援システムで伝達するので必ず各自で確認をおこなうこと。