理工学部Faculty of Science and Engineering
INE300XC(総合工学 / Integrated engineering 300)航空安全Safety of Flight
森田 進治Shinji MORITA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H4520 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
機械工学科航空操縦学専修 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Learn the general knowledge related to safety necessary to become a pilot. Learn the basic knowledge of aviation psychology, human factors, emergency law etc, to acquire practical knowledge.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
パイロットなどの航空従事者になるために必要な安全に関わる一般的な知識を学ぶ。航空生理、航空心理の一般知識、ヒューマンファクター、救急法等の基礎知識を学ぶとともに、実際的で実用的な知識を身につける。
到達目標Goal
自家用・事業用操縦士学科試験科目「航法」および計器飛行証明学科試験のうち航空生理・心理部分について必要な知識を修得し、試験に合格を目指す。また、必要な応急手当ができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義では、航空の視点からの安全性の問題に焦点を合わせ、一般的な安全に関する知識、空中における人間の生理および錯覚などの航空医学の知識、CRM、TEMを含む心理に関わるヒューマン・ファクター、及び航空機の故障あるいは事故によって遭難した場合の救急の方法などについて学ぶ。
授業は、4月22日より、ZOOMを使用して実施。事前にZOOMの招待メールを送付。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:航空安全の概要
安全対策・緊急操作一般
一年間に本講義で学ぶ概要について
航空安全に影響する要素や運航環境
VFRフライトの事故対策
第2回:高度が人体に与える影響
高空の環境、低酸素症
過呼吸、減圧症
低血糖症候群
一酸化炭素中毒
第3回:人間の感覚機能の特徴(1)
加速度の影響、空間識失調
視角錯覚、生体のリズム
第4回:人間の感覚機能の特徴(2)
パイロットとしての飛行への適合性
視機能、空中衝突の回避
聴覚人的チェックリスト
第5回:システムとヒューマン・ファクター
システムの概念と歴史
ゲイン/ロスコントロール
ヒューマンファクターの概念と必要性
第6回:脳の仕組みと情報処理機能
脳の仕組み、
脳の情報処理機能(PMC)
メンタルローテーション
第7回:人間を取り巻くシステム要素
M-SHELモデルの概念、
M-SHELモデルの各要素とインターフェース
人間中心の自動化
第8回:脳の機能の限界
エラーの概念、
脳の基本的エラー傾向
エラーの分類と発生形態
第9回:ヒューマン・エラーの防止
コミュニケーション
問題解決のための戦略
エラーレジスタントとエラートレラント
不安全行為の分析・分類法
第10回:CRM、TEM
ヒューマン・ファクターの基礎知識、及び関連用語の知識、
CRMの概念と実践、
第11回:CRM、TEM
TEMのDVD
TEMの概念と実践
第12回:救命処置
応急手当(1)
応急手当の目的と必要性
心肺蘇生、気道異物除去
止血法、包帯法
骨折の応急手当
熱傷の応急手当
第13回:応急手当(2)
特殊な傷病とその応急手当
傷病者管理
搬送法
第14回:航空事故
代表的な航空事故事例とその分析および対策
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】授業で学んだ安全に関する知識、安全に対する考え方を実際の生活や訓練の中でどの様に活用するか、あるいは出来るかを考えること。
授業で実際に行った「応急手当」の復習を行い、突発的な状況の中で利用できるように心掛ける。
テキスト(教科書)Textbooks
①講義開始時に配布する教材
②AIM-J
参考書References
特に指定しない。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、自家用・事業用操縦士および計器飛行証明学科試験と同レベルの期末試験と平常点で行う。配分は期末試験80%、平常点20%とする。本授業において設定した達成目標の60%以上に達した学生を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。