現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
PSY300JC(心理学 / Psychology 300)司法・犯罪心理学Forensic and Criminal Psychology
西田 俊男Toshio NISHIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | N1551 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 多現福‐302 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 2018年度以降入学者のみ受講可能。 |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2021年度以前)Category (~2021) | |
カテゴリー(福祉コミュニティ)Category (Department of Community Development) | |
カテゴリー(臨床心理)Category (Department of Clinical Psychology) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2020年度以前入学者)Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2021年度以降入学者)Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
カテゴリー臨床心理学科(2020年度以前入学者)Category臨床心理学科 (~2020) |
専門展開科目 教育・社会心理分野 |
カテゴリー臨床心理学科(2021年度以降入学者)Category臨床心理学科 (2021~) |
専門展開科目 教育・社会心理分野 |
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Outline (in English)
We learn how to understand delinquency, support to victims, and how to deal with these problems and the role of the psychologists. In addition, we study the theory to grasp delinquency including background because it can cause crimes in many cases. After class,we are capable of comprehending these crimes for ourselves.
(Learning Objectives)
At the end of the course, students are expected to explain the basic matters of crime, delinquency, victim support and domestic affairs cases.
(Learning activities outside of classroom)
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than two hours for a class.
(Grading Criteria /Policies)
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Short reports : 48%、in class contribution : 52%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
犯罪、非行、あるいは被害者支援に対し、どのように理解していくのか理論を学び、さらに更生するための処遇、そこに関わる心理職の役割などについて考えられるようにします。また、非行などの背景には家庭内の問題が潜んでいることが多いことから、生育史を含めた非行や家族の理解を学び、犯罪について主体的に考察します。
到達目標Goal
犯罪、非行、被害者支援及び家事事件についての基本的な事項を説明することができる。司法、犯罪分野における問題に対して必要な心理支援を考え、他者に説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業はパワーポイントを使って進め、学習支援システム(Hoppii)でテキスト、レジメや参考資料を配付します。また、授業冒頭には社会で起きた犯罪や非行等を取り上げ、授業の内容に絡めた上で犯罪心理学の観点から、なぜ起きたのかを考察します。授業の出欠はHoppiiを使ったレポートの提出で出席とします。このレポートは講師とのコミュニケーションツールとして使い、次回授業では必要に応じてレポートに記載された疑問点などを取り上げます。授業のレポートとは別に、春期授業開始前のレポートと春期授業終了時のレポートの2回のレポート提出が単位取得のための条件です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション、犯罪・非行の状況
犯罪・非行全体について概説し、統計からその実態をみていきます。
第2回[対面/face to face]:罪種別に非行の動機・心理を探る
各事件別の動機・心理について学びます。
第3回[対面/face to face]:犯罪心理学の系譜、原因論(1)
生物学的原因論、心理学的原因論について学びます。
第4回[対面/face to face]:犯罪心理学の系譜、原因論(2)
残りの心理学的原因論について学びます。
第5回[対面/face to face]:犯罪心理学の系譜、原因論(3)、新たな犯罪心理学
社会学的原因論について学びます。また、エビデンス、メタアナリシス、セントラルエイト、RNR原則等について学びます。
第6回[対面/face to face]:家庭裁判所の機能、具体的な非行理解、ビデオ視聴
BPSの視点と家庭裁判所の機能について学びます。授業内容に関係したビデオを視聴します。
第7回[対面/face to face]:保護観察と少年院について
家庭裁判所の処分である保護観察と少年院について学びます。
第8回[対面/face to face]:少年院の実際についてビデオ視聴
少年院のドキュメンタリービデオを視聴します。
第9回[対面/face to face]:成人事件の流れと刑務所について
成人の起訴、刑務所の在り方、死刑囚と無期囚の心理などについて学びます。
第10回[対面/face to face]:事例によるケース理解(演習形式)1
事例について、班別でなぜ事件を起こしたのか、その動機及び仮説などについて討議、発表します。
第11回[対面/face to face]:事例によるケース理解(演習形式)2
前回の討議に続き、心理テスト(SCTとTAT)結果からの事例理解を行い、さらに更生について討議、発表します。
第12回[対面/face to face]:事例によるケース理解(演習形式)3
前回の討議に続き、心理テスト結果の具体的な伝え方(フィードバック)について討議します。
第13回[対面/face to face]:被害者救済のための制度と各面接法
被害者保護に関する制度を学びます。また、動機付け面接と司法面接について学びます。
第14回[対面/face to face]:多様な家族
離婚に関する制度を学び、面会交流、ハーグ条約、子の引き渡しなどについて心理職としての見方、関わり等を考えていきます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の授業で配布したパワーポイントの資料やテキストを元に復習を行います。また、次の授業への連続性から配付資料の予習も行います。家裁見学も行います。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
Hoppiiにて必要なテキストを配付します。
参考書References
綿村英一郎他編「入門司法犯罪心理学 理論と現場を学ぶ」有斐閣
河原俊也編「ケースから読み解く 少年事件-実務の技」青林書院
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業態度・発表:52%
レポート課題の提出・評価:48%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
アンケートを踏まえ、改善します。また、配付資料などはダウンロードできるようにします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
特にありません。