現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
PSY300JC(心理学 / Psychology 300)臨床心理学特講Special Lecture on Clinical Psychology
末武 康弘Yasuhiro SUETAKE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | N1505 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 多現福‐202 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 2018年度以降入学者のみ履修可能。2017年度以前入学者は「N6505 臨床心理学Ⅱ」を受講すること。 |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2021年度以前)Category (~2021) | |
カテゴリー(福祉コミュニティ)Category (Department of Community Development) | |
カテゴリー(臨床心理)Category (Department of Clinical Psychology) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2020年度以前入学者)Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2021年度以降入学者)Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
カテゴリー臨床心理学科(2020年度以前入学者)Category臨床心理学科 (~2020) |
専門展開科目 臨床心理分野 |
カテゴリー臨床心理学科(2021年度以降入学者)Category臨床心理学科 (2021~) |
専門展開科目 臨床心理分野 |
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Outline (in English)
In this lesson, through reading the original author's work (mainly Japanese translation) on clinical psychology, especially counseling and psychotherapy, you learn major theories and methods of clinical psychology.
At the end of the course, students are expected to understand major theories and methods of clinical psychology, especially counseling psychotherapy.
Before each class meeting, students will be expected to have read the relevant materials uploaded on Hoppii . And students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end report: 60%、Assignments after each class meeting: 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、臨床心理学、特にカウンセリングや心理療法の主要な概念や理論について、その提唱者の原著(主に日本語訳)の読解をすることを通して、臨床心理学がどのような考え方や方法から成り立っているのかを学びます。
到達目標Goal
この授業の達成目標は、臨床心理学、特にカウンセリングや心理療法の主要な概念や理論を提唱した心理学者や臨床家の原著(主に日本語訳)の内容を理解し、またそれらが臨床心理学の成り立ちや発展に与えた意義を考察し説明できることです。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義レジュメをもとに、パワーポイントを活用しながら講義、原著の読解、関連する問題や英文和訳などの課題、ディスカッション等によって授業を進めていきます。関連する映像資料の視聴も行います。なお、課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業への導入を行い、成績評価の基準を明示します。
第2回[対面/face to face]:臨床心理学の主要な概念と理論:概説
臨床心理学、特にカウンセリングや心理療法の主要な立場の概要を学びます。
第3回[対面/face to face]:主要な概念と理論(1):無意識、自我、対象関係
精神分析学的な概念と理論をフロイトの著作等から考察します。
第4回[対面/face to face]:主要な概念と理論(2): 集合無意識、元型、夢と箱庭
分析心理学の概念と理論をユングの著作等から考察します。
第5回[対面/face to face]:主要な概念と理論(3): 自己愛、シニフィアン、大文字の他者
精神分析の特異な発展をコフートやラカンの著作等から考察します。
第6回[対面/face to face]:主要な概念と理論(4): 実存、現象学、超越
ビンスワンガーらの現存在分析およびフランクルのロゴセラピーの概念と理論を考察します。
第7回[対面/face to face]:主要な概念と理論(5):ヒューマニスティック、クライアント中心、PCA
クライアント中心療法の概念と理論をロジャーズの著作等から考察します。
第8回[対面/face to face]:主要な概念と理論(6): 体験過程、フォーカシング、暗在性
クライアント中心療法から発展した概念と理論をジェンドリンの著作等から考察します。
第9回[対面/face to face]:主要な概念と理論(7): 逆制止、強化、思考修正
行動療法や認知行動療法の概念と理論をウォルピやベックの著作等から考察します。
第10回[対面/face to face]:主要な概念と理論(8): ダブルバインド、家族システム、ソリューションフォーカス
家族療法、システム理論、ナラティブアプローチ等の概念と理論を考察します。
第11回[対面/face to face]:主要な概念と理論(9): 芸術、ドラマ、詩歌
芸術療法、サイコドラマ、読書療法や詩歌療法の理論を考察します。
第12回[対面/face to face]:主要な概念と理論(10):エスノ、自然、真空
日本的エスノセラピーやクライアント中心療法の日本的な発展について考察します。
第13回[対面/face to face]:主要な概念と理論(11):折衷、統合、多元的アプローチ
複数の理論や方法を活用するアプローチについて考察します。
第14回[対面/face to face]:新しい概念と理論、授業のまとめ
最近注目されている新しい概念や理論を取り上げて考察します。最後に授業のまとめを行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業の資料は、事前に「授業支援システム」上に掲載するので、それを読んで授業に参加することが求められます。また、毎回の授業の終了時に授業で取り上げた内容に関連した「発展課題」を提示し、学習内容を各自が深めていく作業を求めます。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しません。
参考書References
参考書は授業の中で適宜紹介します。また、資料(講義レジュメ、パワーポイント等)、映像教材などを使用します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末に提出するレポート(2000字前後)(60%)と平常点(毎回の発展課題ほか:40%)で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業改善アンケートの結果に基づき、より具体的でわかりやすい内容の授業を組み立てたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
おもに思春期~老年期を中心とした心理支援の経験(カウンセリングセンター等)を踏まえて、心理学的支援法の実際について具体的にわかりやすく講義します。