現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
PSY300JC(心理学 / Psychology 300)健康・医療心理学Health and Medical Psychology
津村 麻紀Maki TSUMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | N1503 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 多現福‐302 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 2018年度以降入学者のみ受講可能。2017年度以前は「N6503 心理療法Ⅱ」を受講すること。 |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2021年度以前)Category (~2021) | |
カテゴリー(福祉コミュニティ)Category (Department of Community Development) | |
カテゴリー(臨床心理)Category (Department of Clinical Psychology) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2020年度以前入学者)Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2021年度以降入学者)Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
カテゴリー臨床心理学科(2020年度以前入学者)Category臨床心理学科 (~2020) |
専門展開科目 臨床心理分野 |
カテゴリー臨床心理学科(2021年度以降入学者)Category臨床心理学科 (2021~) |
専門展開科目 臨床心理分野 |
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Outline (in English)
In this lecture, we will describe mental and physical health from a broad perspective, understanding factors detrimental to health and learning practical strategies to help people cope with psychosomatic problems. In addition, we will study support skills, learning the roles and challenges of psychologists and the theories and features of psychological supports applied in medical practice. The goals of this course are to understand the mechanism of psychosomatic problem and how to support the clients with psychosomatic problem. Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content. Grading will be decided based on term-end examination (80%) and in-class contribution (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
心身の健康とは何かを広い視野で考え、またそれが損なわれる原因について理解すると共に、心身の問題に対する具体的な支援の在り方について学びます。援助法については、医療現場における心理援助職の役割と課題、医療現場で活用されている心理的援助法の理論や特徴について学んでいきます。
到達目標Goal
心身の健康とそれが損なわれる要因との関係を理解しつつ、さまざまな心身の問題に対する支援の在り方、医療現場における心理的援助の役割と課題、具体的な方法論について説明できることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の前半では、心身の健康とそれが損なわれる要因、また心理的援助の在り方、医療現場における心理専門職の役割などについて理解を深めていきます。その際には、実際の医療現場で生じる問題などを紹介しつつ、支援における課題などについてリアクションペーパーを用いながら共有していきます。
授業の後半では、医療現場で活用されている援助法として森田療法と認知行動療法を取り上げ、それぞれの理論や具体的な介入方法について学んでいきます。視聴教材なども取り入れ、東洋で生まれた心理療法と西洋で生まれた心理療法の比較も行いながら理解を深めていきます。
授業で提出されたリアクションペーパーについては、いくつか質問や意見を取り上げ、次の授業内で全体に対してフィードバックを行っていきます。
なお、各回の授業計画の変更がある場合には、学習支援システムでその都度提示します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション、心身の健康とは
講義の内容について説明したのち、心身の健康およびそれが損なわれた状態について概説します。
第2回[対面/face to face]:ストレスと心身の疾病との関係
ストレスが心身の疾病にどのような影響を及ぼすかを概説します。
第3回[対面/face to face]:医療現場における心理社会的課題及び必要な支援①
心理社会的課題を原因とする心身の問題について(医療現場から)概説します。
第4回[対面/face to face]:医療現場における心理社会的課題及び必要な支援②
医療現場における心理援助職の役割および支援法について概説します。
第5回[対面/face to face]:保健活動が行われている現場における心理社会的課題及び必要な支援
心理社会的課題を原因とする心身の問題(保健活動が行われている現場から)と支援について概説します。
第6回[対面/face to face]:災害時に必要な心理に関する支援
災害時に生じる心身の問題と支援法について概説します。
第7回[対面/face to face]:森田療法について①
森田療法の精神病理仮説について概説します。
第8回[対面/face to face]:森田療法について②
森田療法の実際(入院森田療法)について概説します。
第9回[対面/face to face]:森田療法について③
森田療法の実際(外来森田療法・日記療法)について概説します。
第10回[対面/face to face]:認知行動療法について①
行動療法の理論と実際について概説します。
第11回[対面/face to face]:認知行動療法について②
認知療法の理論と実際について概説します。
第12回[対面/face to face]:身体疾患の心理療法について
身体疾患の患者をめぐって行われる心理的支援の方法について概説します。
第13回[対面/face to face]:各心理療法の比較
森田療法、認知行動療法、身体疾患の心理療法を比較して概説します。
第14回[対面/face to face]:授業のまとめ・試験
試験および全体の振り返りとまとめを行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日常生活において、心理社会的問題と心身の問題との関連を振り返ること。また毎回配布する資料をもとに授業内容を復習すると共に、参考図書などから実際の事例に触れ、理解を深めるようにしてください。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義時に適宜レジュメを配布すると共に、参考文献を紹介します。
参考書References
必要に応じて、適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点および学期末試験によって評価します。
学期末試験(80%)、平常点およびリアクションペーパー(20%)の合計で成績を評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションぺーパーなどを活用し、相互交流が図れるように工夫していきたいと思います。
その他の重要事項Others
医療機関において病院臨床の実務経験があることから、医療現場における心理学的理解や支援について事例経験・事例紹介を盛り込みつつ解説していきます。