国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
COT200GA(計算基盤 / Computing technologies 200)ディジタル情報学概論Introduction to Digital Information
ディジタル社会を生き抜くための基礎知識
重定 如彦Yukihiko SHIGESADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | C0212 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y403 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Objectives of this class are to acquire broad knowledge of digital information society, and digital information technologies which support the digital information society.
Students are expected to download the materials in the learning support system and prepare for and review them. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Distribution.
Normal score: 10%, Final exam: 50%, Report: 40%.
Grading Criteria
Normal scores will be based on your active participation in class, including questions.
Reports are to be submitted by the deadline (the first class day after the winter break), as the theme will be explained in the class before the winter break.
The final exam will be a written exam. The scope of the exam will be the scope of the class. Students who achieve at least 60% of the objectives of this class based on this grading method will be considered to have passed the class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ITを過大評価しても過小評価してもいけない。ムードに流されることなく、正しく理解することが重要である。
ディジタル情報化社会、それを支えるディジタル技術全体を広く正しく理解するために、文科系の学生、情報学に関心を持つ人を対象に、広い視野のもとにITの本質を明確にし、わかりやすく述べる。
この科目は本学部で展開する情報科目ならびに情報デザイン・メディア表現科目群の関連専攻科目の根幹であり、受講者が現代の情報化社会に対する明快な理解と広い視野形成を得ることを目指す。
情報学と聞くと数学の知識などが必要な難解なものであるというイメージがあるかもしれないが、本講義では複雑な数学の知識などがなくても理解できるようにわかりやすく説明する予定であるので、コンピュータや情報学に興味がある方は積極的に受講してほしい。
到達目標Goal
ディジタルとは何かについて理解する。
ディジタル情報を用いた様々な要素技術について理解する。
ディジタル情報化社会及び、それを支えるディジタル技術全体を広く正しく理解する。
現代の情報化社会に対する明快な理解と広い視野形成を得る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
上記の到達目標を達成するため、教科書である「ディジタル情報学概論」の内容をもとにディジタル情報学に関する様々なテーマについての講義を行う。
授業の前半ではディジタルとは何かについて、基本的な所からわかりやすく解説を行い、基礎知識がついた中盤以降から教科書の各項目に沿って解説するという手順で行う。
具体的にはまず「ディジタルとは何か」から始まり、ディジタル情報の性質、利点、欠点、応用などについて学び、ディジタル情報技術を利用するとどのようなことが実現可能になるかについて理解する。
次に、それらの知識を元に、現実世界の様々な分野において実際に使われていたり、将来において実現するであろうディジタル技術について解説する。
各回の講義はPowerPointと教科書を用いて行う。PowerPointの資料は授業が行われる週の頭までに学習支援システムにアップロードするので各自予習を行うこと。
おそらく資料や教科書で予習しただけではわからないことが多数でてくると思われる。わからない点を予習によってあらかじめ明確にしておき、授業での説明を聞いてもなお理解できない場合はそのままにせず、積極的に質問すること。
学習支援システムのアンケートの機能を使って、毎回授業のリアクションペーパーに相当するものを実施する。各回の授業の冒頭で、必要に応じてその中からいくつかを取り上げてコメントを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:授業の導入とディジタル
ディジタルとは何か
情報の符号化
ディジタルの利点と欠点
2回[対面/face to face]:情報の伝達
インターネットにおける情報の伝達
データの圧縮。誤りの検出と訂正
3回[対面/face to face]:情報通信
有線通信と無線通信
人工衛生を使った通信
4回[対面/face to face]:安全な通信と暗号その1
安全な通信の要件(機密性と安全性)
暗号の概要
共通鍵暗号と公開鍵暗号
5回[対面/face to face]:安全な通信と暗号その2
安全な通信の要件(認証と否認防止)
電子署名
認証局と公証局
6回[対面/face to face]:ディジタルデータと著作権
著作権と不正コピーの影響
著作権保護技術
HTMLとXML
7回[対面/face to face]:高度情報通信社会
高度情報通信社会の光と影
行政の情報化
ネットワークコミュニティ
8回[対面/face to face]:医療情報システム、福祉情報システム
医療情報システム
福祉情報システム
9回[対面/face to face]:交通情報システム、気象・環境システム、防災情報システム
交通情報システム
気象・環境情報システム
防災情報システム
10回[対面/face to face]:ディジタルコンテンツ
パッケージメディア
ネットワーク型ディジタルコンテンツ
電子出版
11回[対面/face to face]:電子報道、電子図書館、ディジタルアーカイブ
電子報道
電子図書館
ディジタルアーカイブ
12回[対面/face to face]:3次元CG、ディジタルマップとGIS
3次元GC
ディジタルマップとGIS
13回[対面/face to face]:サイバービジネス、ユビキタスコンピューティング
電子商取引
電子マネー電子商取引のセキュリティ
ユビキタスコンピューティング
RFID
ユビキタスID
14回[対面/face to face]:人工知能、データサイエンス
人工知能、データサイエンス
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学習支援システムにある資料を各自ダウンロードし、予習・復習しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業で使用するPowerPoint の資料(学習支援システムで配布する)
参考書References
奥川峻史、桜井哲真、『デジタル情報学概論』、共立出版(2000)、ISBN4-320-02994-1
http://www.edu.i.hosei.ac.jp/~sigesada/
にいくつかこの授業の参考となるような教材を用意したので必要に応じて参照すること。
成績評価の方法と基準Grading criteria
「配分」
平常点10%、期末試験50%、レポート40%
「評価基準」
平常点は授業での質問など、授業への積極的な参加態度などを評価する。
レポートは冬休みの前の授業にテーマを説明するので、締め切り(冬休み明けの最初の授業の日)までに提出すること。
期末試験は筆記試験で持ち込み不可とする。試験範囲は授業の範囲とする。この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「リンクなどを使って実例をみせてもらえるとわかりやすい」という指摘があったので、なるべく最新の情報をのせたウェブページなどの情報を提示するように心がける予定である。
また、2013年度から授業に関連するような教材をいくつか作成し、ウェブから参照できるようにした。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PowerPointを使って資料を提示しながら授業を行う。