社会学部Faculty of Social Sciences
SSS300ED(社会・安全システム科学 / Social/Safety system science 300)意思決定論Decision Theory
境 新一
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | LD305 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社406 |
配当年次Grade | 【2018年度以降入学者】3~4/【2017年度以前入学者】2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 受講許可が必要。学科優先科目。詳細は「クラス指定科目・抽選科目・受講許可科目について」参照。 |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | 講義・実習科目 |
コース・プログラム名Course/Program name |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
Decision making is a human cognitive act in which a person or group selects and implements the best solution from multiple alternatives in order to achieve a specific goal.
This lecture will clarify the position of decision making in all situations, regardless of whether it is an individual or a group, in the social sciences such as economics, business administration, and sociology. Next, regarding the method of decision-making, we organize target recognition, information gathering, measures, selection of the best measures, formulation of action plans, and their implementation and management. In addition, we will understand analytical approaches and decision models (types of decisions, decision process, decision support), structure elucidation of failure causes and conversion to creation, relationships between networks and decision making, and relationships between production and management. We will practice decision-making using the idea method/brain map. I think it will be helpful for how to read and select industry and company information in job hunting.
【Learning Objectives】
You will be able to:
1 Understand the significance of decision making.
2. Understand the decision-making process and support system and implement them step by step.
3 Practice decision-making to develop creativity.
【Learning activities outside of classroom】
Presented in the class support system.
The standard time for preparation and review for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
30% for regular grades, 30% for mid-term report, 40% for term-end report.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
意思決定(decision making)とは、人や団体が特定の目標を達成するために、複数の代替案から、最善の解を1つ選択し、実行する人間の認知的行為です。
本講義は個人・集団を問わず、あらゆる状況で行われる意思決定について、まず経済学、経営学、社会学などの社会科学での位置づけを明らかにします。次に意思決定の方法について、目標認識、情報収集、方策、最善策の選択と実行計画の立案、その実施と管理を整理します。また、分析アプローチと決定モデル(決定の種類、決定過程、決定支援)、失敗原因の構造解明と創造への転換、ネットワークと意思決定の関係、プロデュースとマネジメントの関係を理解し、最後に新たな発想法/ブレインマップを活用した意思決定の演習を行います。就活における業界&企業情報の読み方、選択の仕方にも参考になると思います。
到達目標Goal
以下が実行できるようになります。
1意思決定の意義を理解できる。
2意思決定の過程と支援のシステムを理解とし段階的実行できる。
3 意思決定の演習を行い、発想力を養成する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3・DP4・DP13に関連。DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義を中心として進めますが、期中レポート(小課題2回)、期末レポート、演習も交えて行います。レポート等学生諸君の回答に関しては、具体的な講評、コメントを随時、講義や学習支援システムを通して公表します。なお、毎回学習支援システムに講義資料を掲載しますので、受講生諸君は各自で資料ファイル(PDF)をダウンローまたは印刷して講義に臨んでください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第01回[対面/face to face]:ガイダンスとイントロダクション、
先人による意思決定の概念・定義
講義内容について学生と教員で認識を共有します。意思決定の概念と背景を述べます。
第02回[対面/face to face]:意思決定の分析アプローチと意思決定モデル、決定の種類(単純決断、単純選択、構造選択)、失敗原因の構造解明
多様なアプローチと意思決定モデル(決定の種類、決定過程と決定支援)、失敗原因の構造解明について整理します。
第03回[対面/face to face]:意思決定過程モデル1
情報収集、代替案の作製、代替案の選択、フィードバックの意味を学びます。
第04回[対面/face to face]:意思決定過程モデル2
人、問題、解をゴミ箱の意思決定機会と捉えるゴミ箱モデルを紹介します。
第05回[対面/face to face]:意思決定支援モデル1
決定木、ORを紹介し、評価基準・代替案の価値数値化による意思決定支援を学びます。
第06回[対面/face to face]:意思決定支援モデル2
AHP、ゲーム理論を紹介し、決定支援の仕組みを学びます。
第07回[対面/face to face]:ネットワークと意思決定の関係1
プロデュースとマネジメントの共通点・相違点、新事業/価値創造のための両者の役割を学びます。
第08回[対面/face to face]:ネットワークと意思決定の関係2
プロデューサーの機能と役割、アイデア発想法上の拡げる/絞るに相当する機能を学びます。
第09回[対面/face to face]:プロデュースとマネジメントの相互関係1
アートを中核とする2極概念の相克と調和、1)nature 2)science 3)business 4)design との関係性を学びます。
第10回[対面/face to face]:プロデュースとマネジメントの相互関係2
SDGsとパンデミック、公益/公共善の実現、文化創造、スポーツ・マスコミ、環境・都市デザインに関わる社会的課題と解決法を学びます。
第11回[対面/face to face]:新たな発想法/ブレインマップの活用、新事業/価値創造
金出武雄「素人発想、玄人実行/実装」の意味、ブレインマップによる発想力と実装力の向上を学びます。
第12回[対面/face to face]:意思決定に関する演習1
社会的課題とアイデア創出、ブレインマップによる発想力と実装力の養成を試みます。
第13回[対面/face to face]:意思決定に関する演習2
社会的課題とアイデア創出、ブレインマップによる発想力と実装力の養成を試みます。
第14回[対面/face to face]:総括、質疑および議論
講義を総括してその示唆、次の課題と展望を述べます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学習支援システムに掲載します。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
境 新一・谷 真哉・榎本 正『新事業創造ための発想:素人発想・玄人実行にもとづくブレインマップの手法』文眞堂,2022年8月。
参考書References
境 新一『アート・プロデュース概論:経営と芸術の融合 第2刷』中央経済社、2021年。
畑村洋太郎『失敗学のすすめ』講談社文庫、2005年。
また、必要に応じて紹介し、学習支援支援システムに掲載します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期中レポート(小課題2回)、期末レポート、演習も交えて行います。
平常点等30%、期中レポート30%、期末レポート40%。
毎回学習支援システムに講義資料を掲載しますので、受講生諸君は各自で資料ファイル(PDF)をダウンローまたは印刷して講義に臨んでください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「着実に学習し、必要な点は確認する必要」が指摘されました。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを使用します。大学付与のメールアドレスを設定してください。少なくとも表計算ソフト、ワープロソフトを使用します。その他必要に応じてインターネット上のサービスも利用します。
授業内でPCを使用する場合があります。事前案内に対応して個人用または多摩情報センター貸出用を持参してください。
その他の重要事項Others
受講許可が必要な科目です。事務課等からの事前指示等に対応してください。
授業計画は授業の展開によって、若干の変更があり得ます。
対面開講でない場合はリアルタイム・オンラインで実施します。
メディア社会学科2018年度以降入学者は、社会ネットワーク論Ⅰ・Ⅱの受講に引続き受講することが望ましいです。
なるべく統計学Ⅰ・Ⅱを(先行・並行)履修して下さい。