社会学部Faculty of Social Sciences
SOC200EC, SOC200ED(社会学 / Sociology 200 , 社会学 / Sociology 200)ジャーナリズムの歴史と思想ⅡHistory and Thought of Journalism II
別府 三奈子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | LD110 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | B301 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 【成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生への案内】履修年次は2~4年 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | 講義・実習科目 |
コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
We observe the concepts of profession theory and freedom of speech, which govern journalism, through the cases of in east and west.
Gain a deep understanding of the professional theory that defines journalism, and be able to distinguish the difference between other information and journalism.
It takes about 5 hours a week to do additional research on the cases covered in the class, review using designated materials, and create a rapport for class assignments.
Grading will be decided based on 40% midterm report to measure comprehension, 60% final written exam.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ジャーナリズムの専門基礎知識があることを前提に、ジャーナリズムが果たしてきた役割、社会的機能について、古今東西の数々の事例を観察する。言論の自由の砦としての一線を画し、社会的立場の弱い人びとの声を伝え、あるいは、長い時間の積み重ねによって社会問題の構造を明らかにする日々の記録。さまざまな事例を通して、ジャーナリズムの社会的役割とジャーナリストの実践について学ぶ。
到達目標Goal
ジャーナリズムを規定しているプロフェッション論の意味、言論の自由のせめぎあいの前線にあるジャーナリズムの社会的機能と責任、それを担うジャーナリストの困難や役割について、深く理解し、他の情報とジャーナリズムの違いを見分けられるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3・DP8・DP10・DP11に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業を予定している。授業での映像資料の観察と、講義による解題と問いかけ、指定テキストによる復習とリアぺの提出、のサイクルで、無理なく理解を深めていく。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
ジャーナリズムの定義・プロフェッションの考え方
第2回[対面/face to face]:DX化の進む情報社会のニュース特性
情報の種類と定義・米国のジャーナリズム略史
第3回[対面/face to face]:言論の自由と民主主義
事例:戦時政府の機密指定と人びとの知る権利
第4回[対面/face to face]:調査報道記者の立ち位置
事例:教会による犯罪の隠蔽
第5回[対面/face to face]:記者と市民の連帯
事例:軍事政権下の国際報道
第6回[対面/face to face]:命のインフラとしてのジャーナリズム
事例:大災害直後の混乱
第7回[対面/face to face]:記録の意味
事例に共通する問いを考える
第8回[対面/face to face]:判断材料の共有
事例:国際裁判の世界中継
第9回[対面/face to face]:メディア理論からの検討
沈黙の螺旋理論
第10回[対面/face to face]:監視社会のリスクと安全
事例:国家権力とGAFAが国民を監視する
第11回[対面/face to face]:ジャーナリズムの弱点
商業主義・国家主義
第12回[対面/face to face]:アーカイブの可能性
事例:原発事故の予測
第13回[対面/face to face]:ジャーナリズムの原理・原則
記者の行動綱領を考察する
第14回[対面/face to face]:市民社会とジャーナリズム
中間レポートのリプライと振り返り。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で扱った事例に関する追加リサーチ、指定教材による復習、授業課題に関するリアぺの作成などで、毎週5時間くらいを要する。
テキスト(教科書)Textbooks
今秋刊行予定のテキストを使用する予定
参考書References
『調査報道ジャーナリズムの挑戦 ―市民社会と国際支援戦略』花田達郎、別府三奈子、大塚一美、デビッド・カプラン著、旬報社、2017年
成績評価の方法と基準Grading criteria
理解度を測る中間試験 40%、期末筆記試験 60%。総合評価として、リアぺも参考にする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
政治体制のことなる国ごと、あるいは、同じ国でも時代によって異なるジャーナリズム観について、その違いが生まれる理由への自覚的認識をより強く促す。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
指定テキストの入手、図書館の新聞データベースへの学外からのアクセス(VPN接続の準備)
その他の重要事項Others
日々のニュース観察
担当教員の専門分野等
<主要単著>『ジャーナリズムの起源』世界思想社、2006年。『アジアでどんな戦争があったのか 戦跡を辿る旅』めこん、2006年、ほか。