社会学部Faculty of Social Sciences
EDU300EC(教育学 / Education 300)社会教育概論ⅡSocial Education (Adult and Community Education) II
栗山 究
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | LB112 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社301 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | 講義・実習科目 |
コース・プログラム名Course/Program name |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this class, we will learn about history related to mutual learning in communities which is the origin of the idea of "Adult and Community education" and its these policies, based on the study in the spring semester (Introduction to Adult and Community Education I), with a focus on youth or social education facility issues in contemporary society in Japan.
For this reason, the standard preparation and review time for each lecture is 2 hours each. Grading will be based on the overall evaluation of twice reports (60%) and class attitude (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
春学期に修得した社会教育概論Ⅰ(生涯学習論Ⅰ)の学習内容をもとに「社会教育」概念の源流である地域で生活する私たちの学びあいに関する歴史と政策を、前半は青年期教育論、後半は図書館、公民館などの社会教育施設の問題を軸に、資料を通して訪ねていきます。
その上で、人口減少時代を迎え、格差や分断が顕在する今日の地域社会が抱えるさまざまな課題に向き合う、これからの生涯学習・社会教育のあり方を考察していきます。
到達目標Goal
①日本の生涯学習に関する政策や社会教育実践の歴史的な展開過程を分析的に捉えられるようになります。
②人間形成を取り巻く今日の社会的な諸問題の克服の方途を、地域社会に基盤をおく教育実践から検討できるようになります。
以上から、受講生自身が自らの生活との接点を見出すことで、今日の地域社会の諸課題を乗り越え得る学びあいの論理を導き出せるようになることが目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3・DP8・DP10に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義内容と関連して適宜、受講者相互の学びあいが促されるようなペア学習を実施する対面授業です。
コメントシートに対するフィードバックは原則、翌週授業にて行います。
学習支援の一環として適時、学習支援システム「Hoppii」を活用します。
最終回授業では、各自の執筆した期末レポートを相互に検討する報告会を行います。
授業計画は、受講者の問題意識や興味関心の程度に応じて、柔軟に変更していく可能性があります。詳細は授業内で適宜指示していきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:オリエンテーション
春学期の授業内容のふりかえり
2[対面/face to face]:青年会と共同学習の実践
青年団の実践から考える
3[対面/face to face]:たまり場づくりの実践
青年と若者について
4[対面/face to face]:社会環境の変化と青年期教育の現在
青年教育と青年期教育の概念を整理する
5[対面/face to face]:学校から社会への移行の困難
現代社会における居場所論を考える
6[対面/face to face]:若者の社会参画を支援するとは
ユースワークという働きを考える
7[対面/face to face]:地域づくりを介した学びのあり方
教育福祉の概念を整理する
8[対面/face to face]:共生社会の実現に向けた実践とは
「自立」とは何かを考える
9[対面/face to face]:くらしに根ざす学びあいの拠点・空間づくり
自由大学や戦後初期の実践から考える
10[対面/face to face]:戦後の社会教育施設と住民自治
公民館のもつ理念を考える
11[対面/face to face]:戦後教育改革期における社会教育政策の展開
図書館を事例に考える
12[対面/face to face]:新自由主義政策の導入と生涯学習社会のゆくえ
図書館を事例に考える
13[対面/face to face]:国の目指す生涯学習関連施策の課題
今日の地域社会での実践と関連づけて考える
14[対面/face to face]:受講者の話しあい学習の実践とまとめ
期末レポート発表会を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
期末レポートの作成および発表会への参加に向け、各自の調査と研究の時間が必要になります。配付教材やコメントシートはファイルを用意してまとめ、授業内容、ペア学習での話しあいで気づいたことを整理し、自分なりにふりかえる時間を自覚的につくってください。
上記の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義では、各回テーマに応じて、担当教員が作成・編集した資料を配布します。資料の一部は、学習支援システムより配信します。
参考書References
佐藤一子『「学びの公共空間」としての公民館-九条俳句訴訟が問いかけるもの』岩波書店(2018年)、神代健彦編『民主主義の育てかた-現代の理論としての戦後教育学』かもがわ出版(2021年)、辻浩『<共生と自治>の社会教育-教育福祉と地域づくりのポリフォニー』旬報社(2022年)など。
上記の参考書のほか、初回および各回の授業内で文献一覧を提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)期末レポート(60%)、(2)授業の取組み姿勢(40%)で判定し、総合評価60点以上を合格とします。(1)の提出は単位修得の必要条件となります。
(1)は到達目標に照らし、授業内容を踏まえ、自らの言葉で論理的に説明し、考察を深められていることが、(2)はペア学習への積極的貢献やコメントシートのやりとりを通した学習の深まりが、評価基準となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業に関する連絡を、学習支援システムを通して配信する場合もありますので、利用できる状態にしておいてください。
その他の重要事項Others
本科目は、社会教育職員(司書・学芸員・社会教育主事)の資格、社会教育士の称号の修得に必要な資格課程の必修科目の一つです。
より理解を深めるため、春学期の社会教育概論Ⅰ(生涯学習論Ⅰ)との連続受講を推奨します。