社会学部Faculty of Social Sciences
SOC200EB, SOC200EC(社会学 / Sociology 200 , 社会学 / Sociology 200)臨床社会学ⅠClinical Sociology I
三井 さよ
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | LB106 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社201 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 【成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生への案内】履修年次は2~4年 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | 講義・実習科目 |
コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the fundamental principles of clinical sociology. At the end of the course, students are expected to be able to think about caring and supporting as social matters. Your study time will be more than two hours for a class. Final grade will be calculated according to the following process term-end examination (80%), and in-class contribution (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
具体的な社会問題について、そこで苦しむ人たち/支援する人たちの葛藤や取り組みに学びつつ、何が問題でどのような解決の模索がありうるのか、社会学の立場に依拠しつつ探る。そこから、具体的な社会問題への取り組み方/向き合い方について学ぶ。
到達目標Goal
具体的な社会問題について、一般的に言われる図式だけでなく、渦中にある人たちの葛藤や苦しみに目を向けるとともに、その問題の解決に向けて何がありうるのか、論理的に構想する力を育む。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3・DP6・DP7・DP8・DP10に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
具体的に取り上げるのは、災害支援や高齢者介護と呼ばれる現場についてである。どのような問題を取り上げる際にも、現場でどのような問題が起きているか、それについて公的な制度でどのような対処や対応が考えられてきたか、その限界はどこにあったのか、さらにどのような個別の取り組みが現場でなされたのか、という点を踏まえて論じていく。
必要に応じて、リアクションペーパーを提出してもらう予定である(内容は任意)。その中で回答が必要と思われるものは、次回以降に全体に向けて解説する。
なお、状況に応じて、障害当事者をはじめとして、支援や介護の現場にいる人たちの講演会を行なう。そのため、授業の予定は変更する可能性がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:臨床の社会学とは何か
概要の解説
第2回[対面/face to face]:震災とボランティア
ボランティア論再考
第3回[対面/face to face]:「災害弱者」の存在
避難所での状況
第4回[対面/face to face]:復興から「取り残される」人たち
仮設住宅での状況
第5回[対面/face to face]:支援活動の曲がり角
長期的支援段階
第6回[対面/face to face]:公的援助システムの限界と継続する支援活動
組織維持とミッションとの対立と共存
第7回[対面/face to face]:新たな連帯に向けて
コミュニティ経済
第8回[対面/face to face]:「高齢者」とは誰のことか
歴史的観点から
第9回[対面/face to face]:家族ゆえの困難
家族介護者への照準
第10回[対面/face to face]:認知症を生きる
当事者の視点から
第11回[対面/face to face]:介護の転換(1)
生活リハビリ
第12回[対面/face to face]:介護の転換(2)
宅老所運動
第13回[対面/face to face]:介護の転換(3)
共生ケア
第14回[対面/face to face]:生活モデルへの転換
新たなケアシステム構築に向けて
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参考書やテキストを各自で読みこなすことを要する。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
指定しない。
参考書References
三井さよ2018『はじめてのケア論』有斐閣
三井さよ2021『ケアと支援と「社会」の発見』生活書院
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(20%)と論文試験(80%)で総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
当事者による講演から多くを学んだという学生が多いため、可能な限り講演の機会を作るようにしたい。