社会学部Faculty of Social Sciences
SOC300EC(社会学 / Sociology 300)社会学総合特講BAdvanced Seminar in Sociology B
鈴木 智道
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | LB019 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | 【2017年度以前入学者向け科目名称】社会学総合特講Ⅱ |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社502 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 【成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生への案内】履修年次は2~4年 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | 講義・実習科目 |
コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
The aim of this seminar is to read carefully some of the M. Foucault's works, and to discuss how they have made a great impact on contemporary sociology. Students are expected to deeply comprehend what he said and contemplated, and then come face-to-face with your own viewpoint toward society.
Your study time will be more than four hours for a class.
Grading will be decided based on in-class contribution (50%) and the quality of the final paper (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代思想/現代社会分析に多大な影響を与え続けている20世紀後半を代表する哲学者ミシェル・フーコーの諸著作の読解を通して、その思想の社会学的な意義を考えていく。本授業では、実際にそれぞれの文献の一部にあたりながらその筆致を体感しつつ、フーコーの思考の道筋を追体験してみる。同時にそれを通して、フーコーが対峙しようとしていた「問題」について、受講者との議論を通して探索することを目的とする。
到達目標Goal
・フーコーの思想のもつ、とりわけその社会学的な射程について理解を深める。
・それを導きの糸としながら、自分のこれまでのものの見方/社会との対峙の仕方とあらためて向き合い考える。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP8に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
担当教員による講義(解説)と受講者による議論を交互に組み合わせながら授業を進める。ただし、授業計画は、授業の展開により若干の変更の可能性がありうる。
なお、本科目の履修にあたっては、担当教員が別に担当している「歴史社会学Ⅰ」を今年度春学期までに受講し、単位修得済であることが望ましい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション~なぜいまフーコーなのか?
概要の説明・スケジュール確認
第2回[対面/face to face]:フーコーを読む前に
フーコーの生涯と思想遍歴
第3回[対面/face to face]:社会は「狂気」といかに対峙してきたのか?
『狂気の歴史』を読む
第4回[対面/face to face]:私たちは「自由に」考えることができるのか?
『言葉を物』のを読む
第5回[対面/face to face]:なぜ人は法を守らなければならないのか?
『監獄の誕生』を読む①
第6回[対面/face to face]:私たちはどんな社会に生きているのか?①
『監獄の誕生』を読む②
第7回[対面/face to face]:私たちはどんな社会に生きているのか?②
『監獄の誕生』を読む③
第8回[対面/face to face]:現代は「ひとびとがすすんで監視される時代」なのか?
『監獄の誕生』を読む④
第9回[対面/face to face]:犯罪者をいかに処遇すべきか?①
『監獄の誕生』を読む⑤
第10回[対面/face to face]:犯罪者をいかに処遇すべきか?②
『監獄の誕生』のその先で
第11回[対面/face to face]:なぜ「性」は<隠されるべき>なのか?
『性の歴史Ⅰ・知への意志』を読む①
第12回[対面/face to face]:私たちはどんな社会に生きているのか?③
『性の歴史Ⅰ・知への意志』を読む②
第13回[対面/face to face]:結局、フーコーは何と闘っていたのか?
『性の歴史Ⅱ~Ⅳ』を読む
第14回[対面/face to face]:まとめ~フーコーの向こう側
レポートの合評会
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回で提示する配布資料を通読してみることで、授業内容について理解を深める。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
必要な文献は、学習支援システムを通して配布する。
参考書References
ミシェル・フーコー:
『狂気の歴史―古典主義時代における―』新潮社、1961年=新装版:2020年
『言葉と物―人文科学の考古学―』新潮社、1966年=新装版:2020年
『監獄の誕生―監視と処罰―』新潮社、1975年=新装版:2020年
『性の歴史Ⅰ・知への意志』新潮社、1976年=1986年
『性の歴史Ⅱ・快楽の活用』新潮社、1984年=1986年
『性の歴史Ⅲ・自己への配慮』新潮社、1984年=1987年
『性の歴史Ⅳ・肉の告白』新潮社、2018年=2020年
その他の参考書については、開講後に適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参加度(50%)と最終レポートの水準(50%)により評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
とくになし。