社会学部Faculty of Social Sciences
SOC300EC(社会学 / Sociology 300)原典講読Readings of Basic Literature in Sociology
樋口 明彦
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | LB017 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社404 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 【成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生への案内】履修年次は2~4年 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | 講義・実習科目 |
コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
This lecture is about class, gender and discrimination.
The goal is to acquire intermediate knowledge of it. Students
will be expected to have completed the required assignments
after each class meeting. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. Grading will be decided based on a report
(50%), and in-class contribution (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
都会の大学で社会学を学ぶことに何の意味があるのだろうか? 社会学部生なら誰もが一度は抱く疑問を考えるヒントになるのが、ディディエ・エリボンの『ランスへの帰郷』(2009)である。著者は地方出身であること、貧しい家庭であること、そしてゲイであることの社会学的意味を、自身の経験を通じて語ってゆき、その考察はヨーロッパを席巻する「ポピュリズム」が台頭する理由にまで及ぶ。その論述は、私的なことをスタートとしながら、社会学を考えるうえで新鮮な視点を提供してくれる。確かに、本書はフランスという社会的文脈に依拠しているけれども、日本の大学で社会学を学ぶことの意味を考え直すきっかけも与えてくれるだろう(例えば、有名な社会学理論を学ぶことだけでなく、身近なことを自分と結びつけて社会学的に考えることの可能性)。授業では、文献購読だけでなく、できるだけ幅広いフランス事情を知るため、映画・小説・漫画も折に触れて紹介することにしたい。
到達目標Goal
①一冊の文献を読解して、内容を正確に理解する。
②階級・ジェンダー・差別について、専門的な社会学的知識を獲得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP8に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
演習。
①参加者は、文献の担当箇所についてレジメを作成し、授業で報告する。
②その後、全員でディスカッションを行う(報告者以外の参加者も、全員が文献を読む)
③各自、購読の終了後、文献についての評価レポートを作成し、報告を行う。
※課題等へのフィードバックは、各回の授業内で行う。
※受講者数の多寡に応じて、授業内容を一部変更することがある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション
文献紹介、授業の進め方
2[対面/face to face]:文献購読①
第1章
3[対面/face to face]:文献購読②
第2章(前半)
4[対面/face to face]:文献購読③
第2章(後半)
5[対面/face to face]:文献購読④
第3章
6[対面/face to face]:文献購読⑤
第4章
7[対面/face to face]:文献購読⑥
第5章
8[対面/face to face]:文献購読⑦
エピローグ、解説
9[対面/face to face]:映画
アニエス・ヴァルダ、フランソワ・リュファン
10[対面/face to face]:小説
アニー・エルノー
11[対面/face to face]:漫画
ジャン・トゥレ
12[対面/face to face]:評価レポート報告①
ディスカッション
13[対面/face to face]:評価レポート報告②
ディスカッション
14[対面/face to face]:評価レポート報告③
ディスカッション
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①テキスト購読、②レジメ作成、③評価レポート作成
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
ディディエ・エリボン『ランスへの帰郷』みすず書房、2020年、3800円+税
参考書References
適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
①平常点(50%)
②評価レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初回授業のため、なし。