経済学部Faculty of Economics
MAN100CA（経営学 / Management 100）簿記入門Intoroductory Bookkeeping
岸 牧人Makito KISHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | K6353 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | ※現代ビジネス学科の指定クラスのみ履修できます。 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | |
| カテゴリーCategory |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Bookkeeping is a systematic process of recording economic activities or
events concerning the business with monetary unit, and reporting the results in financial statements. This course introduces the method how to record economic activities or events and prepare financial statements.
At the end of the course, students are expected to be able to convert corporate transactions to financial statements according to the accounting standards. Students' overall grade in the class will be decided based on the following, (a)4 times of quiz (mini test): 20%, (b)2 times of mid-term exam: 30%, 2 times of term-end exam: 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
簿記の目的は、企業が行う経済活動を一定のルールに従って記録・集計し、その結果を決算書に集約することにあります。ただ、簿記を未学習の人の多くは、「簿記はお金の計算をするもの」、あるいは「お小遣い帳のように帳面づけををすること」と思っているのではないでしょうか。実は、簿記ではお金の計算はほとんどしません。簿記が扱うのは「金額の計算」です。この講義では、決算書の作成方法を習得するための簿記のルールを学習し、企業活動を貨幣価値で測定することを目的とします。
到達目標Goal
・企業が行う経済活動の二面性を理解する。
・簿記のルールを理解する。
・決算書の作成方法を習得する。
これらの理解を通じて、「日商簿記検定試験3級」レベルの知識習得を目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義ごとに書き込み式のプリントを配付します。講義を行った上で、講義内容に関する問題演習を行います。オンライン授業は動画配信（オンデマンド）によって行います。小テスト，中間試験，期末試験は対面で行います。小テスト，中間試験の答案は採点の上，すべて返却します。期末試験の答案については，希望者に返却します。演習問題および試験の解答と解説はHoppiiにアップします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス／複式簿記の意義と役割／貸借対照表と損益計算書を実際に作ってみよう/利益はお金じゃない？
簡単なケースを用いて決算書（貸借対照表，損益計算書）を作成します。
第2回[対面/face to face]：経済活動の二面性と仕訳
簡単な経済活動を用いて経済活動の二面性を理解し，仕訳の法則の理解につなげます。
第3回[対面/face to face]：仕訳と勘定記入
仕訳の次のステップである勘定記入について学習します。
第4回[オンライン/online]：決算手続と貸借対照表・損益計算書の作成
試算表の作成，決算振替仕訳，帳簿の締め切り，6桁式精算表の作成，決算書の作成について学習します。
第5回[対面/face to face]：簿記一巡の流れ，小テスト(1)
個々の取引の仕訳から決算書作成に至る一連のプロセスについて演習を行います。小テスト(1)を実施します。
第6回[対面/face to face]：諸取引の会計処理と決算書の作成
取引の仕訳から決算書の作成に至るまでの一連の流れについて演習を行います。
第7回[オンライン/online]：Ｔ勘定を用いた実践練習問題
Ｔ勘定を用いた実践問題について，反復練習を行います。
第8回[対面/face to face]：中間試験および解説
第7回までの内容について中間試験および解説を行います。
第9回[オンライン/online]：三分法による商品売買取引の会計処理
三分法の意義，および売上原価の算定に関する決算整理仕訳について学習します。
第10回[オンライン/online]：仕入諸掛と売上諸掛／仕入戻しと売上戻り／仕入帳と売上帳
仕入活動と売上活動に関する諸取引の処理，および仕入帳と売上帳の記入方法について学習します。
第11回[対面/face to face]：売掛金と買掛金，小テスト(2)
得意先元帳と仕入先元帳の記入方法について学習します。第11回までの内容について小テストを実施します。
第12回[オンライン/online]：商品有高帳の意義と作成方法
先入先出法と移動平均法による商品有高帳の記入方法について学習し，売上総利益の算定過程について理解します。
第13回[対面/face to face]：現金預金取引
簿記上の「現金」，小切手と当座預金，当座借越，および現金過不足の会計処理について学習します。
第14回[対面/face to face]：期末試験および解説
春学期の内容について期末試験および解説を行います。
第15回[対面/face to face]：売掛金・買掛金以外の債権・債務現金預金取引
前払金と前受金,未収入金と未払金,立替金と預り金,仮払金と仮受金,差入保証金などの債権債務について学習します。
第16回[オンライン/online]：手形取引
手形債権と手形債務の会計処理,受取手形記入帳と支払手形記入帳の記入方法について学習します。
第17回[対面/face to face]：有形固定資産の取得原価と減価償却
有形固定資産の種類と意義，なぜ取得原価に付随費用を含めるのか，減価償却（定額法）について学習します。
第18回[オンライン/online]：減価償却の記帳方法と有形固定資産の売却
減価償却に関する記帳方法（表示方法），および有形固定資産の売却処理（期中取得，期中売却を含む）について学習します。
第19回[対面/face to face]：有形固定資産取引に関する演習問題，小テスト(3)
有形固定資産の取得，減価償却，および売却処理に関する演習問題に集中的に取り組みます。小テスト(3)を実施します。
第20回[オンライン/online]：売上債権の貸倒れと貸倒損失，貸倒引当金
売上債権（売掛金，受取手形）の貸倒れと貸倒引当金の意義および会計処理について学習します。
第21回[対面/face to face]：株式会社の資本（純資産）
株式会社の設立および増資時の会計処理,繰越利益剰余金の分配と利益準備金の計上について学習します。
第22回[対面/face to face]：中間試験および解説
第15回から第21回までの内容について中間試験および解説を行います。
第23回[オンライン/online]：収益と費用の未収，未払，前受，前払（経過勘定科目），消耗品，収入印紙
経過勘定科目の意義と会計処理，再振替仕訳の必要性，消耗品費，収入印紙の期末処理について学習します。
第24回[対面/face to face]：経過勘定科目に関する演習問題，小テスト(4)
経過勘定科目，消耗品費，収入印紙の会計処理に関する演習問題に集中的に取り組みます。小テスト(4)を実施します。
第25回[オンライン/online]：株式会社の税金
株式会社の法人税について，確定申告，中間申告と納付，および消費税の会計処理について学習します。
第26回[対面/face to face]：伝票
売上伝票，仕入伝票，振替伝票の起票と，仕訳日計表および帳簿への記入方法について学習します。
第27回[オンライン/online]：総合問題演習
各講義で学習した期中取引，および決算整理事項の会計処理に基づく8桁式精算表の作成と決算書の作成について演習問題に取り組みます。
第28回[対面/face to face]：期末試験と解説
第27回までの内容に関する期末試験と解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
プリントの演習問題は、講義中にすべてを消化することはできません。残った問題と、別途課す宿題を翌講義までに解答すること。オンライン授業の場合は繰り返し動画を視聴することによって理解を深めること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
渡部裕亘,片山覚,北村敬子編著『検定簿記講義3級商業簿記』（開講時の最新版）,中央経済社
参考書References
必要に応じて講義中に紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
春学期，秋学期ともに小テスト10%（5点満点×2回），中間試験40%（40点満点），期末試験50%（50点満点）によって評価し，春学期と秋学期の成績を合算して評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義で配付する書き込み式のプリントはおおむね好評であったので、引き続き使用する。また、ペースが速いとの意見があったので、演習問題を宿題とするなど、講義時間の確保に留意する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
電卓を持参すること。また、プリントを綴じ込む2穴のファイルを持参すること。