経済学部Faculty of Economics
ARS200xCA世界の文化と思想ＡCultures and Thoughts of the World A
芝田 幸一郎Koichiro SHIBATA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | K6312 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
"Andean Civilization and its legacy to the present-day I"
[Course Outline] This course deals with the overview of the Andean civilizations including the issues of Spanish conquest and its relations to the contemporary Peruvian society and culture. [Learning Objectives] The goals of this course are to 1)obtain basic knowledge about the nature and the historical process of Andean Civilization, and 2)understand the short and long term consequences of the Spanish conquest. [Learning Activities outside of Classroom] Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. [Grading Criteria / Policy] Grading will be based on 3 short exams (90%) and in-class contribution (10%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
『アンデス文明とその遺産 - 古代から現代への継承１』
日本を含む一部のアジア諸国では、いまだに「四大文明」などという誤解を招く文明観がみられる。そこに含まれない南米のアンデス文明については、高校までの学校教育では、ほとんど扱われない。そのため、一部のメディアがふりまく過度に神秘的なイメージを抱く者も少なくない。
本講義では、主に考古学・人類学研究の成果としての基礎知識によって、まず学問的根拠のあるアンデス文明像の定着を図り、旧来の文明観を払拭する。次に、スペインによる征服がもたらした諸問題を学習し、異文化による長期的な支配を受けることの作用について考察する。その後は、古代アンデスの自然災害、戦争、食文化などのテーマ別学習に入る。
教員自身が長年ペルーで実施してきた発掘調査や研究についても若干紹介する予定である。
到達目標Goal
１．古代アンデス文明（および植民地時代）に関する基礎知識を得て、２．これに関連した現代ペルーの社会・文化・諸問題への理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で行う（主にパワーポイントを使用し、必要に応じて板書を併用）。アンケートやリアクションペーパー等の提出を求める回がある。学期中に３回小テストを実施し（事前にHoppiiで周知）、その結果に関して翌週の授業でフィードバックする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション１
授業内容の紹介。アンケート。アンデスの多様な自然環境と都市、様々な時代の主要遺跡などについて、世界遺産を中心に紹介（主に海岸地帯）。
第2回[対面/face to face]：イントロダクション２
アンデスの多様な自然環境と都市、様々な時代の主要遺跡などについて、世界遺産を中心に紹介（主に山岳地帯）。
第3回[対面/face to face]：最初の「アメリカ人」
いつ頃、どんな人たちが、どのように、無人の南北アメリカ大陸に足を踏み入れたのか
第4回[対面/face to face]：文明形成期１
農耕の発達を待たずして登場した最初の神殿（先土器時代）
第5回[対面/face to face]：文明形成期２
巨大神殿群の興亡と世界遺産チャビン・デ・ワンタル（教員の研究成果紹介を含む）
第6回[対面/face to face]：文明の様々な展開１
最初の王国モチェ
第7回[対面/face to face]：文明の様々な展開２
巡礼と地上絵のナスカ
第8回[対面/face to face]：高原の大国
ティティカカ湖のほとりに栄えたティワナク、北の覇者ワリ
第9回[対面/face to face]：インカ統一前夜１
黄金伝統のシカンとチムー
第10回[対面/face to face]：インカ統一前夜２
北海岸の大国チムー
第11回[対面/face to face]：インカ１
インカの基本的特徴
第12回[対面/face to face]：インカ２帝国の興亡
なぜ、どのように急拡張し、そして滅びたのか
第13回[対面/face to face]：インカ３日々の暮らし
年中行事、生まれてから死ぬまで、職業、食と酒など
第14回[対面/face to face]：スペイン対インカ
スペインによる征服期の人物・出来事など
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の配布資料で予習・復習し、そこに示された参考文献で更に理解を深める。参考書欄の冒頭に挙げた文献（細谷編 2012）で講義各回に対応する章に目を通すことも勧める。これらを総合すると約４時間の予習復習時間が見込まれる。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは指定しない。Hoppiiで資料を適宜配布する。
参考書References
・細谷広美（編）『ペルーを知るための66章』明石書店（2012）：春学期講義内容の全域をカバーしており、かつ最も簡潔で易しい。オススメ。
・関雄二『アンデスの考古学（新版）』同成社（2021）：春学期の大半を詳細にカバーする。日本語で読めるアンデス考古学の概説書としては最も詳細。
・大貫良夫、加藤泰建、関雄二（編）『古代アンデス - 神殿から始まる文明』朝日新聞出版（2010）：日本の調査団による研究成果のまとめ。
・ピース, F・増田義郎『図説インカ帝国』小学館（1988）：豊富な写真が素晴らしいインカ入門の良書。
・ラテンアメリカ文化事典編集委員会（編）『ラテンアメリカ文化事典』丸善出版（2021）：各項目が見開き２頁にまとめられており読みやすい。
・古代アメリカ学会 https://americaantigua.org/
その他の参考文献については、授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
春学期中にHoppii上でオンライン小テスト（全て持ち込み可）を３回実施し、点数が高い方から２回分（90%）を基本評価対象とする（何らかの事情で１回欠試しても不利になりにくい）が、平常点（提出物等含む）（10%）も加味して総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
成績評価方法を変更した
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
当科目は教室での対面授業であるが、小テストはHoppii上で行うためPC・タブレット・スマートフォン等の情報機器を持参する必要がある（物理キーボードの使用が望ましい）。連絡事項や資料配布もHoppii上で行う。詳しくは初回授業で説明する。
その他の重要事項Others
毎回Hoppiiで配布する資料は、①各自がプリントアウトして教室に持参するか、②ノートPCやタブレットを持参して資料ファイルに直接書き込みができるようにすること。