経済学部Faculty of Economics
ECN100CA（経済学 / Economics 100）現代経済学入門Introduction to Economics
山本 英子Eiko YAMAMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | K6303 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | ※経済学科生・国際経済学科生のみ履修できます。 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
This course deals with firstly basic microeconomics of decision making by each agent and resource allocation in the market, secondly basic macroeconomics that studies the phenomena and effects of the entire market by the activities of each economic agent as a whole. The aim of this course is to acquire basic knowledge of microeconomic and macroeconomic theory.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この現代経済学入門では、春学期はミクロ経済学、秋学期はマクロ経済学を学ぶ。
ミクロ経済学は、消費者や生産者が一定の資源と予算制約の中でそれぞれの需要や利潤を満たすための意思決定をどのように行い、個々の意思決定が市場における資源配分にどのように作用し合うかを研究する領域である。マクロ経済学は、各経済主体全体としての経済活動が、市場全体に及ぼす現象や影響を研究する領域である。
この授業の目的は、ミクロ経済学については各経済主体が合理的に行動する市場メカニズムの基礎概念を、マクロ経済学については経済主体全体の意思決定や行動によって変化する市場分析の基礎概念を、それぞれ理解し修得することである。
到達目標Goal
春学期のミクロ経済学での到達目標：
・市場における消費者行動と生産者行動の分析の基礎を理解できる。
・市場の効率的な資源配分を理解し、市場の失敗や独占が及ぼす作用を分析できる。
・情報の非対称性による影響を説明できる。
秋学期のマクロ経済学での到達目標：
・GDPや物価指数などマクロ経済学の基本概念を理解できる。
・貯蓄、投資、利子率、貨幣量の関係を理解し説明できる。
・IS-LMやAD-ASモデルを用いて財政・金融政策の効果を分析できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科は「DP1」「DP8」「DP9」に関連。国際経済学科・現代ビジネス学科は「DP1」「DP7」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業はオンラインで行う予定となっている。春学期のミクロ経済学で5回、秋学期のマクロ経済学で5回の課題を、履修者は学習支援システムを通じて提出することで、理解を定着させていく。それぞれ第4回までの課題については、各提出期限後に授業の中で解説を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]：イントロダクション
授業の説明、マンキュー「経済学の十大原理」
2[オンライン/online]：消費者行動（1）
需要曲線、均衡、弾力性、消費者余剰
3[オンライン/online]：生産者行動（1）
供給曲線、費用曲線、生産者余剰
4[オンライン/online]：市場取引
価格メカニズム、余剰分析
ミクロ課題①
5[オンライン/online]：消費者行動（2）
無差別曲線、予算制約線、限界代替率
6[オンライン/online]：消費者行動（3）
所得効果、代替効果、賃金と労働供給
7[オンライン/online]：生産者行動（2）
生産関数、費用最小化
ミクロ課題②
8[オンライン/online]：最適資源配分
パレート最適、ボックス・ダイアグラム
9[オンライン/online]：独占
独占の非効率性
ミクロ課題③
10[オンライン/online]：ゲーム理論
囚人のディレンマ、繰り返しゲーム、協調
11[オンライン/online]：市場の失敗
外部性、公共財
ミクロ課題④
12[オンライン/online]：不完全情報
モラルハザード、逆選択
13[オンライン/online]：異時点間の資源配分
ライフプラン、割引現在価値
14[オンライン/online]：授業の総括
ミクロ経済学が扱う諸問題
ミクロ課題⑤
15[オンライン/online]：後半の授業へのイントロダクション
授業の説明、マクロ経済学で何を学ぶか
16[オンライン/online]：国民所得
GDP、三面等価
17[オンライン/online]：有効需要の理論
限界消費性向、乗数理論
マクロ課題①
18[オンライン/online]：貨幣システム
中央銀行の役割
19[オンライン/online]：貨幣需要
貨幣量と利子率
マクロ課題②
20[オンライン/online]：財政政策
税制度、政府支出
21[オンライン/online]：金融政策
金利調整、フィリップス曲線、IS-LMモデル
22[オンライン/online]：総需要・総供給
AD-ASモデル
マクロ課題③
23[オンライン/online]：労働市場
失業、賃金の下方硬直性
24[オンライン/online]：景気
インフレーション、デフレーション
25[オンライン/online]：国際金融市場
流動性の罠、為替レート
マクロ課題④
26[オンライン/online]：通貨制度
固定・変動為替制度、マンデル＝フレミング・モデル
27[オンライン/online]：経済成長
成長メカニズム、ソロー・モデル
28[オンライン/online]：授業の総括
マクロ経済政策の諸問題
マクロ課題⑤
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業計画の該当箇所についてテキストを読み、講義資料を復習することが求められるので、各自の集中力によって目安は異なるとしても、標準の準備学習と復習は各2時間とする。
テキスト（教科書）Textbooks
春学期のテキスト：
『ミクロ経済学』（第3版）伊藤元重、日本評論社、2018年
秋学期のテキスト：
『マクロ経済学』（第2版）伊藤元重、日本評論社、2012年
参考書References
春学期の参考書：
『マンキュー経済学I ミクロ編』（第4版）N・グレゴリー・マンキュー、東洋経済新報社、2019年
秋学期の参考書：
『マンキュー経済学II マクロ編』（第4版）N・グレゴリー・マンキュー、東洋経済新報社、2019年
成績評価の方法と基準Grading criteria
ミクロ課題5回とマクロ課題5回の合計10回分の課題で100％評価する。各課題は学習支援システムを通じての提出となる。各回の提出期限を厳守すること。本人の思考によるものでないことが明らかな解答と、提出期限までに未提出の場合とについては、得点としないので、注意すること。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業担当者変更のため特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業への参加に必要なネット環境とデバイス
その他の重要事項Others
ミクロ経済学とマクロ経済学の基本的な概念や分析方法を確実に修得することをめざす。