経済学部Faculty of Economics
LAW100CA(法学 / law 100)法学BLegal Studies B
菅 富美枝Fumie SUGA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K5264 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
In the autumn semester stundets will learn about the functions of contract law in the fair and free markets more profoundly. This will also enhance your understanding of consumer rights.With the knowledge you have acquired in the spring semester you will recognize common principles and, at the same time, different policies between Japanese and English contract laws.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
自由で公正な市場とは、どのような法理念・法構造を背景に実現されているのか、契約法を学ぶことを通して、経済的自由主義の考え方を修得し、また消費者教育を身につける。さらに、法学Aで学んだ日本の契約法の基礎知識を元に、イギリスの契約法との異同について学ぶ。
到達目標Goal
自覚ある消費者市民として、市場社会において主体的に行動し、自由で活気ある市場経済の有意な形成者となることを目指して、法律学を学ぶ。基礎的な法律知識と、法学的思考法が習得できる。六法全書を使いこなし、基礎的な条文解釈ができるようになる。さらに、イギリス契約法を知ることによって、グローバルな取引に備えることができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」「DP8」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
コロナ禍にある本年度の授業は、フルオンデマンド形式で行われる。曜日や時間指定がないため、受講生はいつでも視聴ができるが、毎回の復習課題には厳格な提出期限が設定されていることから、自己管理が強く求められる。教材としては、指定教科書に加えて、担当教員によって音声を挿入されたPDFファイルやパワーポイントファイル、または録画済みZoom動画が用いられる。そのため、パソコンやスマートホン、通信環境の準備が求められる。復習課題提出期限後は、自己採点と復習ができるよう、解答と解説がHoppii上で公表されるため、各自フィードバックに役立てることができる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イギリス契約法の基礎理論1
・法学Aの総復習
・契約法、消費者法の役割、機能
・市場の活動の促進と「人為的な信頼」の創設
第2回:イギリス契約法の基礎理論2
イギリス契約法の特徴
・約因法理
・客観性
・厳格責任
・契約違反に対する救済措置
第3回:イギリス契約法の基礎理論3
リスクの予防と契約条項
・錯誤
・状況の変化
第4回:イギリス契約法の基礎理論4
契約における良心とは①
・契約終了権の制御
・申し出の撤回
・禁反言の原則
・違約罰
第5回:イギリス契約法の基礎理論5
契約における良心とは②
・非良心的契約
・不実表示
・強迫
・不当な影響力
第6回:イギリス契約法の基礎理論6
契約の自由の限界①
・司法
・投票
・臓器提供
第7回:イギリス契約法の基礎理論7
契約の自由の限界②
・権利の放棄
・フォールアウト
第8回:イギリス契約法の基礎理論8
日本法とイギリス法の比較
・公序良俗違反
・権利濫用の禁止
・信義誠実の原則
・クリーンハンズの原則
・不法原因給付
第9回:イギリス契約法の基礎理論9
新型コロナウィルスの感染拡大と契約法①
・不可抗力、
・履行不能
・事情変更の原則
第10回:イギリス契約法の基礎理論10
新型コロナウィルスの感染拡大と契約法②
・解除不可
・執行停止
・再交渉義務
第11回:イギリス契約法の基礎理論11
贈与の約束の効力
第12回:イギリス契約法の基礎理論12
契約内容の修正の効力
第13回:総合①
市場の活性化と公正な競争
第14回:総合②
グローバラィゼーションの時代と契約法
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教材やお知らせは、「授業支援システムHoppii」や「Googleクラスルーム」を用いて配信される。各自ダウンロードして視聴に臨み、また、毎回、復習課題を確実にこなすことこと。本授業の準備学習・復習時間は、各1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
菅富美枝『イギリス契約法の基本思想』(成文堂)
参考書References
法学Aの指定テキストである、村千鶴子『消費者のための民法入門』(新世社)
成績評価の方法と基準Grading criteria
「秋学期最終課題」の成績(70%)と、毎回の復習課題の提出状況及び内容(30%)による。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
復習課題提出期限後は、自己採点と復習ができるよう、解答と解説がHoppii上で公表される。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
音声付きのPDFファイルやパワーポイントファイルをダウンロードの上、視聴できるパソコンやスマートホンなど。さらに、Zoomが視聴できる通信環境。
その他の重要事項Others
法学Aで修得した日本の契約法に関する知識が前提となるため、法学Aを履修済みであることが望ましい。