文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)日本文芸研究特講(3)中世BSpecial Study of Japanese Literary Arts (3) B
阿部 真弓Mayumi ABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A2666 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 日本文学科 |
他学科公開科目 | ○ |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Course Outline: This course deals with Towazugatari (The Confessions of Lady Nijō).
Learning Objectives: The goal of this course is to help students acquire an understanding of works of courtly literature of the Kamakura period.
Learning Activities Outside of the Classroom: Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria/Policy: Your overall grade in the class will be decided based on the following: term-end report (70%); short reports (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
中世の宮廷に仕えた女房による日記文学に焦点をあて、それらの作品の特質を考察し、その面白さを学びます。
当科目では『とはずがたり』巻一~三をとりあげます。若く美しい作者は後深草院の寵愛を受けることになりますが、それが彼女の苦悩の始まりでした。
『とはずがたり』という舞台において、作者はいかなる手法で自己を演出したのでしょうか。表現・人物造型の方法、政治的動向を描く際の手法等を分析しながら、宮廷で繰り広げられる男女の愛憎を赤裸々に描いた本日記を精読し、その特徴や文学史的位置づけについて考察します。
到達目標Goal
①日記文学に関する基本的な知識を習得する。
②和歌や物語の享受の様相を理解する。
③歴史的背景を理解した上で作品を解釈する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
パワーポイントを使い、講義形式で行います。前週に提出されたリアクションペーパーに記入された受講生の質問やコメントに、できるかぎり回答していきながら、授業を進めます。また状況に応じてクリッカーを用い、理解度を確認したり、アンケートをとったりします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
授業計画の説明など
第2回[オンライン/online]:『とはずがたり』概説
作品の概要、研究史の解説
第3回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻一
後深草院・「雪の曙」との新枕
第4回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻一
王朝物語摂取の様相
第5回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻一
後嵯峨院崩御、父の発病・死去
第6回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻一
皇子出産、「雪の曙」の子の出産
第7回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻一
中世王朝物語との関係
第8回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻二
当時の政治状況、粥杖事件
第9回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻二
「有明の月」との出会い
第10回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻二
「有明の月」からの起請文
第11回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻二
「六条院の女楽」・御所出奔
第12回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻三
「有明の月」との関係
第13回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻三
『源氏物語』からの影響
第14回[対面/face to face]:『とはずがたり』巻三
説話文学からの影響
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。授業内容を復習し、理解した上で、次の授業に臨むようにしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
プリントを配布します。
参考書References
参考文献は授業中に紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート(70%)、平常点(30%)によって評価します。レポートは【到達目標】①~③に照らして採点します。また平常点については、毎回配布・回収するリアクションペーパーによって、授業の理解度を確認します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
古典文学に苦手意識がある人にも理解しやすい、また復習しやすい教材作りに努めます。
その他の重要事項Others
基本的に対面式授業ですが、第1回・第2回授業はオンライン式の授業です。第1回授業日までに、学習支援システム上の当科目の「お知らせ」をよく確認し、受講してください。