文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)表現と著作権BCreative expression and copyright B
内藤 裕之Hiroyuki NAITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A2586 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 日本文学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night | 夜間時間帯 |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course Outline: If you think the news is the same in all of the media, you would be wrong. Each media has its own stance. Newspaper articles are not neutral, and neither is television. Students learn the difference between the news on each media, how different they are, and why such differences exist.
Learning Objectives: At the end of the course, students are expected to have gained the ability to understand the essence of incidents by selectively choosing media.
Learning Activities Outside of the Classroom: Before each class meeting, students will be expected to have read several newspapers, to be familiar with the headlines, and to have watched a number of current affairs programs.
Grading Criteria/Policy: Your overall grade in the class will be decided based on the following: active participation in group work (60%); short reports (20%), in-class contribution (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
メディアの違いによる特質を理解し、表現と社会についての関連をつかむ。
同時にグループワーク等を通じて、各メディアの現場がどのような視点から情報発信しているかを体験し、情報が氾濫する現代にあって、振り回されることなく、的確な判断ができる姿勢を獲得することを目指す。
到達目標Goal
同じ事件、情報であっても、メディアによって、視点、切り口、方向性は、自ずと違ってくる。メディアの特質やこれらの違いを理解し、情報を取捨選択できる判断力を身につけることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各メディアの規模、特徴などを講義により理解し、メディアの特性から、同じテーマのニュースであっても、視点や切り口、方向性が違い、選び取られたものがいかに違うかを知る。受講人数によるが、後半は各メディアを想定したグループに分かれ、メディアの性質を活かす企画を考える。模擬実務体験のグループワークを行い、メディアの立場から社会との関連を考える。また課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:講義の概要と進め方
秋学期は、講座名からは少し離れて、メディアについて考える。知識の量ではなく、求められるのは、考える過程。
第2回[対面/face to face]:メディアを概観する
新聞、テレビ、雑誌、出版メディアの規模と実情について学ぶ。
第3回[対面/face to face]:新聞について考えてみる①
発行形態から見る、ジャンルから見る。新聞が果たしてきた役割。新聞に求められるもの
第4回[対面/face to face]:新聞について考えてみる②
ジャーナリズムとは何か。戦争報道は何を遺したか。誤報とねつ造。
第5回[対面/face to face]:テレビについて考えてみる①
「テレビがテレビから追い出される日」。テレビの現場は、いま何を考えているか。
第6回[対面/face to face]:テレビについて考えてみる②
事実と真実の差。「切り取られた真実」と理解するには。
第7回[対面/face to face]:雑誌について考えてみる①
女性誌、男性誌、週刊誌、月刊誌、総合誌、文芸誌、マスマガジン、クラスマガジン。読者対象や刊行形態から雑誌を分析する。
第8回[対面/face to face]:雑誌について考えてみる②
紙のエンターティナーか、野次馬精神か。企画力と企画達成力の違い。
第9回[対面/face to face]:出版について考えてみる①
文庫は月刊総合誌。「読んでから見るか、見てから読むか」。
名作からスタンダードに。
第10回[対面/face to face]:出版について考えてみる②
新書は知の最前線。単行本も時代を切り取るジャーナリズム。
第11回[対面/face to face]:グループワークでメディアの企画を制作してみる①
新聞記者になってみる。目線は一体どこにあるか。(受講者数によってスタイルを変えます)
第12回[対面/face to face]:メディアの企画を制作してみる②
テレビを作る、雑誌を作る。企画はどこから生まれるか。(受講者数によってスタイルを変えます)
第13回[対面/face to face]:制作した企画を発表する。
発表された企画について、フリートーク、ディスカッション。
第14回[対面/face to face]:SNS時代の危険な落とし穴に落ちないために。
総括
SNS時代のメディア。電子書籍とは何か。受信者でしかなかった者が、簡単に発信者になれる時代に待ち構える危険な落とし穴。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
新聞を読む、テレビのニュース、ワイドショーを見る。雑誌を見る、本を読む。リアルタイムで起きた事件、情報を、可能な限り取り込んでいきます。事実関係や背景などの説明に要する時間を限りなくゼロに近づけたいと思っていますので、授業内容の理解の手助けになると思います。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。必要に応じて資料を配付します。
参考書References
特にありません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
積極的な発言や質問等を加点評価します。発表やグループワークへの参加は必須とし、30%。グループワーク等での積極的、建設的な発言、20%、通常授業での平常点30%、課題評価20%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規担当のため、アンケートがありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
自宅等で、インターネット環境を持っていることが望ましい。
その他の重要事項Others
出版社の講談社で、「FRIDAY」「PENTHOUSE」「群像」「小説現代」などの雑誌編集や、文庫、書き下ろし単行本の企画、編集、また文芸の責任者として、著作権等の問題解決にあたった経験を生かして、メディアに限らず、一般企業にも通じる基本的な課題解決の留意点、プロセスを獲得できる授業を行う。リスクヘッジの感覚を養い、表面的な言葉の問題に陥ることのない、過程を重視する姿勢を身につける。差別表現も視野に入れて、知的創作物の本質にある表現と社会との関連に目を向ける。
担当教員の専門分野
<専門領域(現職)> 日本文化を海外に発信するべく、若い世代の文化交流と海外の日本語教育の普及、支援に努める公益財団法人 国際文化フォーラムの前代表理事 常務理事。
文芸分野(フィクション)を統括する講談社 元文芸局長。
<主要研究業績(社歴)>
群像編集部、PENTHOUSE 編集部、FRIDAY 副編集長、小説現代副編集長、文庫出版部次長、文庫出版部長、文芸局次長兼文芸図書第二出版部長、文芸局長、文芸局長兼文芸文庫出版部長、文芸局長兼群像編集長。