文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)表現と著作権ACreative expression and copyright A
内藤 裕之Hiroyuki NAITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A2584 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 日本文学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night | 夜間時間帯 |
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Outline (in English)
Course Outline: This course aims for an understanding of intellectual property rights. We live while taking advantage of various rights. It is necessary to understand the intellectual property rights around you and confirm your stance of protecting them. Based on examples I have experienced in literary magazines, weekly magazines, and men's visual magazines, I would like to convey a sense of the field as it differs from the law.
Learning Objectives: At the end of the course, students are expected to understand the protection of intellectual property.
Learning Activities Outside of the Classroom: Before each class meeting, students will be expected to have read the newspaper, and/or watched TV while thinking about the issue of intellectual property.
Grading Criteria/Policy: Your overall grade in the class will be decided based on the following: active participation in group work (60%); short reports (20%), in-class contribution (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
著作権を知的財産権にまで広げて考える。著作者人格権と財産権としての著作権、身の回りにある知的財産権について理解し、権利を守る立場を確認する。文芸誌、週刊誌、男性ヴィジュアル誌で体験した実例をもとに、法律とは別の現場感覚を伝えたい。簡単に発信してしまう、拡散してしまうことはどれだけ危険か。氾濫する情報を利用するにあたって、知的財産権について、どう対処すべきか。コロナ禍で在宅の活動に縛られて、情報の比較ができにくい中にあって、注意すべき事柄を考える。
到達目標Goal
知識の量ではなく、ものの考え方、考える道筋を獲得する。そのためには、法律ではなく、現場は何を守り、何は誤りを認めるべきと考えられているかを紹介しつつ、謝る力を身につけることを目指す。
どんな職業についても、必ず関わってくる知的財産権について、著作権のジャンルから、クロ、シロ、グレーを見分けられることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義を中心としながら、授業内での課題発表、もしくはグループデイスカッションを講座のまとめの意味で行う予定。また課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:講義の進め方と手順
知的財産権についての概説と法律家でない現場の見方
第2回[対面/face to face]:知的財産権には何があるか。
身近にある具体例について考える。
第3回[対面/face to face]:知的財産権2
知的財産権の侵害例。
第4回[対面/face to face]:それでは著作権とは何か。
著作権と著作者人格権
第5回[対面/face to face]:知的財産権とトラブル①
週刊誌の現場で学んだこと
第6回[対面/face to face]:知的財産権とトラブル②
月刊誌の現場で学んだこと
第7回[対面/face to face]:盗作と剽窃
文芸の世界で学んだこと
第8回[対面/face to face]:アイデアとタイトル
書籍の編集で学んだこと
第9回[対面/face to face]:権利侵害についての実例
表現形式の違いによる侵害例
第10回[対面/face to face]:グループにわかれて討議①
著作権侵害の原告となってみる。
第11回[対面/face to face]:グループにわかれて討議②
著作権侵害の被告となってみる。
第12回[対面/face to face]:グループにわかれて討議③
判決を下すとすれば。
第13回[対面/face to face]:誰でもが発信者になれる危険性。
発進、あるいは安易な拡散がもたらすもの。
第14回[対面/face to face]:総括
編集者として肝に銘じていること。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
新聞を読む、テレビのニュース、ワイドショーを見る。リアルタイムに起きた事件を可能な限り取り込んでいきますので、世の中の出来事について関心を持ち、事実関係を理解していることを望みます。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。
参考書References
特になし。
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表やグループワークへの参加は必須とし、30%。グループワーク等での積極的、建設的な発言、20%、通常授業での平常点30%、課題評価20%。
ただし、オンラインが想定されていますので、各回にコメントや感想を求める可能性があります。この場合、これを平常点とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンラインになったときはPCで受講されることを望みます。
その他の重要事項Others
出版社の講談社で、「FRIDAY」「PENTHOUSE」「群像」「小説現代」などの雑誌編集や、文庫、書き下ろし単行本の企画、編集、また文芸の責任者として、著作権等の問題解決にあたった経験を生かして、メディアに限らず、一般企業にも通じる基本的な課題解決の留意点、プロセスを獲得できる授業を行う。リスクヘッジの感覚を養い、表面的な言葉の問題に陥ることのない、過程を重視する姿勢を身につける。差別表現も視野に入れて、知的創作物の本質にある表現と社会との関連に目を向ける。