法学部Faculty of Law
LAW300LA(法学 / law 300)法文化史ⅠThe Cultural History of Law 1
内藤 淳Atsushi NAITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A0559 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市BT‐0806 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 定員制(25名) ILAC「法哲学A」との合併科目 |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | 選択科目(他学科との共通科目・その他) |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) |
選択科目(84単位以上) 選択科目(政治学科主催科目) |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
(Course outline)
This course deals with an explanation of the basic theories and issues in the philosophy of law.
(Learning Objectives)
The goals of this course are is to help students understand some basic theories and perspectives of legal philosophy. At the end of this course, studenats are expected to understand some basic theories of philosophy of law and to form their own opinions on social issues by the perspective of philosophy of law.
(Learning activities outside of classroom)
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
(Grading Criteria /Policy)
Final grade will be decided basen on essay assignment (80%) and submitted comments in class (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
法哲学とは、「なぜ法を守らないといけないのか」「正しい法とはどういうものか」といった法に関する根本問題を考える分野である。法哲学のそうした議論への入門をテーマとする。
主要理論の解説や具体的な事例・問題の分析を通じて法哲学の基礎知識を学ぶと共に、法哲学的な観点に即した問題分析力・思考力を身に付けることが授業の目的である。
秋学期開講の「法哲学B」と連続した内容で授業を行うので、受講者はできる限り「法哲学B」も続けて履修すること。履修人数は20人を上限とし、初回授業にて受講者の選抜と確定を行うので、履修希望者は初回授業に必ず出席し、教員からの指示に従うこと(本シラバス「その他の重要事項」参照)。
到達目標Goal
①法哲学の基礎理論を理解し、そこでの主要な論点や問題点を把握する。
②現代社会の具体的課題・問題に対して、法哲学的な視点に立って根源的な分析検討ができるようになる。
③上記①②を踏まえて、社会的な問題に関して自分の考えを合理的根拠に基づいて論じたり説明したりできるようになる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
テキストと配布資料に基づく講義を行いつつ、その中の主要論点について適宜ディスカッションを行う。その際、受講生にはコメントの提示や小論文などの提出を求める。提出コメントや小論文、その他の質問に対しては、授業の中で適宜解説をする。
授業計画は以下の予定だが、受講生の理解状況や進行ペースなどに応じて内容や順序を変更することがある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
授業のねらいや進め方についての説明、受講者の選抜・決定
第2回[対面/face to face]:法哲学を学ぶにあたって
法哲学とはどういう学問か、その特徴は何か
第3回[対面/face to face]:格差問題のポイント
現代日本の格差の概況とその論点について
第4回[対面/face to face]:法哲学の基本的視点(1)
自由主義と平等主義の関係について
第5回[対面/face to face]:法哲学の基本的視点(2)
格差問題に関する法哲学的考察について
第6回[対面/face to face]:ドーピングは禁止すべきか?(1)
ドーピングをめぐる現状について
第7回[対面/face to face]:ドーピングは禁止すべきか?(2)
ドーピングを禁止する根拠の検討について
第8回[対面/face to face]:ドーピングは禁止すべきか?(3)
ドーピングと個人の自由について
第9回[対面/face to face]:ドーピングは禁止すべきか?(4)
卓越主義と中立性原理について
第10回[対面/face to face]:臓器売買は許されるべきか?(1)
臓器売買規制の現状について
第11回[対面/face to face]:臓器売買は許されるべきか?(2)
臓器売買反対論の検討について
第12回[対面/face to face]:臓器売買は許されるべきか?(3)
臓器売買容認論について
第13回[対面/face to face]:臓器売買は許されるべきか?(4)
自分の身体に対する所有権について
第14回[対面/face to face]:臓器売買は許されるべきか?(5)
自己所有権の限界について
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。「授業の進め方と方法」に記載したように、授業の中でディスカッションを行ったりコメント提出を求めたりするので、受講者は、あらかじめテキストの該当箇所や関連する文献を読んで授業に臨むこと。また、各回の授業後には、配布資料を踏まえて講義内容を見直し、紹介された参考文献などを適宜読んで、そこで扱った問題や課題についての自分の意見をまとめておく。
テキスト(教科書)Textbooks
瀧川裕英編『問いかける法哲学』(法律文化社、2016年、2500円+税)
参考書References
深田三徳・濱真一郎編著『よくわかる法哲学・法思想』(ミネルヴァ書房、2007年)
竹下・角田・市原・桜井編『はじめて学ぶ法哲学・法思想』(ミネルヴァ書房、2010年)
瀧川裕英・宇佐美誠・大屋雄裕『法哲学』(有斐閣、2014年)
宇佐美誠・児玉聡:井上彰・松本雅和『正義論:ベーシックスからフロンティアまで』(法律文化社、2019年)
森村進『法哲学講義』(筑摩書房、2015年)
森村進編『法思想史の水脈』(法律文化社、2016年)
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房、2010年)
その他の参考書は、授業の中で随時紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の中で課す小論文(レポート)の点数を軸に、提出コメントと授業への参加・議論状況を加味して上記「授業の到達目標」に記した3点の到達度を評価・判断する。詳細は授業の中で説明する。評価割合は、小論文:80%、コメント等:20%の予定。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生のコメントや意見を積極的に聞き、それに基づく論点の掘り下げをすることで、受講生の授業参加と内容理解を促進したい。
その他の重要事項Others
履修人数は20人を上限とし、受講希望者がそれを超える場合は選抜を行うので、初回授業には必ず出席し教員からの指示に従うこと。そうでない学生には受講資格を認めない。(選抜は原則として抽選とするが、受講機会確保の観点から年次が上の学生を優先する場合がある。)人数制限があることに鑑み、受講を認められた学生には十分な熱意と授業参加を求める。
秋学期開講の「法哲学B」と連続した内容で授業を行うので、受講者はできる限り「法哲学B」も続けて履修すること。(春学期の「法哲学A」受講者には、秋学期の「法哲学B」の履修を優先的に認める。)
あわせて、授業中の私語や入退室を慎む、携帯電話の電源を切るなど、受講上のマナーを厳守すること。