法学部Faculty of Law
BSP100AB(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)法学入門演習Introduction to Jurisprudence (Seminar)
坂本 正幸Masayuki SAKAMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A0270 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | BT0904 |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes |
クラス指定科目 ※法律1年H-N https://www.hosei.ac.jp/hogaku/togopage/https-www-hosei-ac-jp-hogaku-togopage-chusen/ |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course outline
The aim of this course it to help students acquire basic concept of law
Learning objectives
By the end of the course, students should be able to do the followings:
text book & case law
Learning activities outside of classroom
Before each class meeting, students will be expected reading text & handouts
Your required study time is at least one hour for each class meeting.
Grading
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term end examination:
Short reports:
In class contribution:100
This course will introduce necessary legal knowledge, basic skills and techniques that are required for further study, including: data collection, report preparation, reporting and discussion.
Based on these, judicial precedent research is undertaken followed by result announcements and detailed presentation discussions.
In addition, students will be required to prepare actual resumes and reports.
Through this study you will acquire the necessary basic knowledge and concepts for future learning.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この「法学入門演習」は,主として演習形式で行われる少人数クラスの授業です。これから法律学科において系統的・総合的に法律学を学んでいくための最初の段階に位置付けられる専門科目であり,今後の学習に必要となる基礎的知識,基本的な考え方及び技術を学びます。
到達目標Goal
法律に関する基礎的知識や基本的な考え方を身に付け,更に資料収集,レポート作成,報告,討論など学習を進めるために必要な技術を学びます。
これをもとに,実際に,判例の調査・研究,成果発表を行い,全受講生で議論をします。また,実際にレジュメ及びレポートを作成します。
以上を通じて,今後の学習に必要となる基礎的知識や基本的な考え方を身に付け,技術を修得します。
また、実務や法律関係の試験などの情報もできるだけ言及していきたいと思います。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
最初は基本的な法学のルールなどを講義と質疑応答を行う形で進めます。その後は、ディスカッション形式で授業を進めます。そして、グループ分けをして受講生グループ内の議論を経て,クラスで報告を行います。全受講生で,その報告をもとに議論をします。
今までの学習とは異なり、大学で学ぶことの意義を知ってもらうこと、自主的な学習ができるようになること、法学の特徴などを知り、慣れていくことを基本的な目標とします。
また、法律実務家などをお迎えしてお話を伺う機会も作りたいと思っています。過去には現司法試験考査委員を務める弁護士の先生に講演をお願いしてお越しいただいています。今年度はほかにも国会議員の弁護士にも声をかけています。
その場合、シラバス上の予定を変更し、講演と質疑応答の回が入ることになります
可能な限り講演をしていただく方向で交渉しています。
また、その他調整ができれば法律事務所の見学なども実施できたらと計画しております。
可能な限り口頭でのやりとりを入れて進行していきます。疑問点があれば積極的に質問してください。
また、質問課題等に関しては、演習内でコメント解説を行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
法とは何か
自己紹介,授業概要の説明,学習の基本的ツール(六法,教科書等),学習の仕方を学ぶ。
法と道徳,法と強制,法の目的,権利と義務,法と裁判,法源,事実認定と法の解釈,実体法と手続法を学ぶ。
第2回[対面/face to face]:法令・文献・判例の調べ方・読み方
図書館の活用法
法令の読み方,辞典・演習書・副教材・論文・インターネット等の調べ方を学ぶ。判例の意義,判例集・判例評釈の調べ方,判例の読み方(事案,問題点,判旨,先例,射程等)を学ぶ。
図書館における文献調査の方法を学ぶ。
第3回[対面/face to face]:法律の分類等について学ぶ
公法、私法などの分類、それぞれの分類の意義などについて学ぶ
第4回[対面/face to face]:テーマに関連する判例の理解
判例に当たり,実際に判例を読んでみる。不明な点は,辞典・文献を調査するなどして,その内容を理解し,グループ内で共有化する。
第5回[対面/face to face]:判例評釈・学説の調査①
判例評釈・学説を読み,その内容を理解する。具体的な論点の検討を通じて,法律解釈の手法の基礎を学ぶ。
第6回[対面/face to face]:判例評釈・学説の調査②
判例評釈・学説を精読し,論点の理解を深める。理解した内容をグループで共有し,レジュメの作成に着手する。
第7回[対面/face to face]:レジュメの作成
分担箇所につきレジュメを完成させる。グループ内のレジュメ相互の調整を図る。
第8回[対面/face to face]:法律の答案の書き方
答案をどう描くか、判例や学説の扱いはどうするか、を学びます。
第9回[対面/face to face]:事例・判例の検討
刑事事件の事例から(1)
判例を参照しながら事例の検討を行います。
今回の中心は「事実認定」で、事実の有無、故意の有無などを検討します
第10回[対面/face to face]:事例・判例の検討
刑事事件の事例から(2)
判例を参照しながら事例の検討を行います。
違法収集証拠について検討します
第11回[対面/face to face]:事例・判例の検討
民事事件の事例から(1)
判例を参照しながら事例の検討を行います。
不法行為の事案をもとに法の動きを学びます
第12回[対面/face to face]:事例・判例の検討
民事事件の事例から(2)
判例を参照しながら事例の検討を行います。
前回に引き続き不法行為、特に交通事故について検討します
第13回[対面/face to face]:事例・判例の検討
民事事件の事例から(3)
判例を参照しながら事例の検討を行います。
契約の機能を現実の取引事例から概観します
特別法の機能などにも触れていくことにします
第14回[対面/face to face]:事例・判例の検討
憲法判例
判例を参照しながら事例の検討を行います。
今回は憲法判例を扱いますが、特に時代背景について意識することを学びます
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
法律の知識だけでは法学は理解できなくなるので、法律に限らない幅広い分野の本(新書、文庫などの入門でよい)をできるだけ読んでみること
また演習内で取り上げたことを実際の社会でどのように動いているのかを復習として考えてほしい
1コマに対して2時間程度の予習復習をすることを原則とします
テキスト(教科書)Textbooks
適宜資料を配布する
参考書References
「法学学習Q&A」有斐閣、横田・小谷・堀田
上記の本は持っていると有益なので手元に置いておくことを勧める
以下の本は図書館などで読んでみてほしい
伊藤正己=加藤一郎編『現代法学入門〔第4版〕』(有斐閣,2005年)
中野次雄偏『判例とその読み方〔三訂版〕』(有斐閣,2009年)
弥永真生『法律学習マニュアル〔第4版〕』(有斐閣,2016年)
我妻榮『法律における理屈と人情』(日本評論社,2016年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告内容や討論への参加状況などの平常点 70%
期末のレポート課題 30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度はゲストに弁護士2名を招くことができた
本年も可能な範囲で一線で活躍する実務家をゲストとして招きたい