法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)演習Seminar
大野 達司Tatsuji OHNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A0171 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1,水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | S402 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 8 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | 自由科目(他学科主催科目) |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) |
選択科目(84単位以上) 自由科目(他学科主催科目) |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | 自由科目(他学科主催科目) |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) | 自由科目(他学科主催科目) |
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Outline (in English)
(Cource outline) In this seminar participants discuss the actual problems from the standpoint of view of legal philosophy.
(Learning Objectives) At first, they read together a fundamental textbook of legal philosophy, then each reports about the thema, in which each is interested.
(Learning activities outside of classroom) Students should read the relevant text, and prepare to make questions and make their own opinions about the text and problems around it.
(Gradeing Criteria/Policy) Grades will be evaluated based on the normal points of reports and discussions, and each term-end report.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
法哲学のテキストをもとに、その内容を理解しながら、影響関係と現代的意義を検討することを目的とするリサーチワーク科目である。
到達目標Goal
法哲学の基礎理論の理解と、それを用いた現代的諸問題の検討ができるようになる。法的問題に限らず広く社会問題を対象とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
報告と討論、質問は随時学習支援システムで受け付ける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:はじめに
テキストの紹介と分担
第2回[対面/face to face]:一九世紀1
近代リベラリズムと自己決定の幸福
第3回[対面/face to face]:一九世紀2
契約自由の近代性
第4回[対面/face to face]:一九世紀3
参政権
第5回[対面/face to face]:一九世紀4
権利としての戦争
第6回 [対面/face to face]:一九世紀5
一九世紀システムの完成
第7回 [対面/face to face]:二一世紀1
監視の浸透
第8回[対面/face to face]:二一世紀2
情報化・グローバル化と国家のコントロール
第9回[対面/face to face]:二一世紀3
新しい中世
第10回[対面/face to face]:二○世紀1
一九世紀から遠く離れて
第11回[対面/face to face]:二○世紀2
個人と人間の距離
第12回[対面/face to face]:二○世紀3
個人の変容への対応
第13回[対面/face to face]:二○世紀4
Why not be Perfect?
第14回[対面/face to face]:自由と幸福の行方1
過去への回帰願望
第15回[対面/face to face]:自由と幸福の行方2
新たなコミュニティ・ムーブメント
第16回[対面/face to face]:自由と幸福の行方3
アーキテクチュアと「感覚のユートピア」
第17回[対面/face to face]:自由と幸福の行方4
ホラーハウス、ミラーハウス
第18回[対面/face to face]:三つの将来
新しい中世・総督府功利主義・ハイパー・パノプティコンなど
第19回[対面/face to face]:正義にかなった社会とは何か
ロールズ正義論
第20回[対面/face to face]:幸福を増大することが正義なのか
功利主義
第21回[対面/face to face]:何を分配するか
ケイパビリティ・アプローチ
第22回[対面/face to face]:どこまでが個人の責任か
運と平等主義
第23回[対面/face to face]:再分配は平等をめざすべきか
優先主義と十分主義
第24回[対面/face to face]:再分配は自由を侵害するか
リベラリズムとリバタリアニズム
第25回[対面/face to face]:貧困と格差
グローバル正義論
第26回[対面/face to face]:家族と教育
家族内外の問題と正義
第27回[対面/face to face]:医療と健康
健康格差と正義
第28回[対面/face to face]:死刑
存続論と廃止論
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各授業の前に該当箇所を読み、質問意見をまとめる。おおむね2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
森村進『正義とは何か』講談社現代新書、住吉雅美『あぶない法哲学』講談社現代新書、宇佐美誠・児玉聡・井上彰・松本雅和『正義論』法律文化社、大屋雄裕『自由か、さもなくば幸福か?』筑摩書房などから選ぶ。昨年はそのほかに、森村進『幸福とは何か』、アリストテレス『ニコマコス倫理学』をとりあげた。参加者の関心に応じて、プラトン『国家』『法律』など古典を対象にすることもありうる。
なお、昨年度の継続で、坪内祐三『靖国』新潮文庫、小島毅『靖国史観』ちくま学芸文庫を最初に取り上げる。
参考書References
大野・森元・吉永『近代法思想史入門』法律文化社
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告と討論の平常点(30%)と各期末レポート(70%)による。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
なし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システム
担当教員の専門分野等
<専門領域>法哲学
<研究テーマ>法概念論、法思想の継受
<主要研究業績>『近代法思想史入門』共著