教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
地域社会学Locality in a Global Context
竹元 秀樹
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | L9009 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社302 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
(Course outline)This lecture aims to study making local society below globalization by sociological perspective.
(Learning Objectives)The goals of this lecture are sociological understanding of the policy for local society below globalization.
(Learning activities outside of classroom)Reading some directed books and writing a report.
(Grading Criteria /Policy)Positivity of classroom:20%, Short Report:20%, Final Exam:60%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
前世紀の国民国家に組み込まれた地域社会とは異なる、グローバル化した現代社会におけるローカルな場所の実態と意味を、主に社会学の方法に基づいて理解する。
授業の前半は、「再帰的近代化論」に依拠して、グローバル化による社会変容の実態を明らかにする。特に、ローカルな場所において生起した問題について明らかにする。
そして、授業の後半は、グローバル化とローカル化の関係の再構築を踏まえた、新しいローカリティの形成による地域社会の安定化について、事実とデータに基づき講義する。
到達目標Goal
・新しいローカリティの可能性と困難を、肯定的にせよ批判的にせよ事実とデータに基づいて理解・説明できる。
・新しいローカリティを踏まえた社会形成についての自らの考えを論理的に表明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3・DP6・DP7・DP8・DP10に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は対面による講義形式で実施する。
授業への学生の積極的参加を促すために、リアクションペーパーを提出してもらう。
教材(講義資料)は学習支援システムで事前に配布する。
授業計画は概ね以下を予定しているが、受講生の問題関心によって若干変更する可能性がある。
リアクションペーパーについては、次回の授業でいくつか取り上げ、講評を行なう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
授業の目的と構成の説明
2[対面/face to face]:ローカル社会のゆらぎ問題
グローバル化によるローカル社会の個人・集団の帰属関係のゆらぐ状況について解説する。
3[対面/face to face]:二つの近代化
ゆらぐ帰属関係を生み出す近代化の構造・推移を解説する。
4[対面/face to face]:リスク社会と個人化
グローバル化によりローカルな場所での社会の不安定化を生み出す「リスク社会」と「個人化」について解説する。
5[対面/face to face]:脱埋め込みと再埋め込み
グローバル化によりローカルな場所での社会の不安定化を生み出す「脱埋め込み」と「再埋め込み」について解説する。
6[対面/face to face]:個人主義化と情報社会化
戦後の社会形成に大きな影響を及ぼした「個人主義化」と「情報社会化」による社会変容の実態を解説する。
7[対面/face to face]:社会の類型の把握
社会変容が「リアル乖離社会」から「リアル密接社会」と「リアル同調社会」に分離して推移したことを解説する。
8[対面/face to face]:リアル密接社会の構築
地域社会の安定化につながる新しいローカリティを形成するためには、「リアル密接社会」の構築が重要であることを解説する。
9[対面/face to face]:個人の再構築
「リアル密接社会」を実現するためには、まずは個人が「本来あるべき姿の個人主義」を身につけることの重要性を解説する。
10[対面/face to face]:道標となる概念
「本来あるべき姿の個人主義」を身につけるための道標となる、4人の社会学者が主張する概念を解説する。
11[対面/face to face]:個人と中間集団との関係の再構築
地域社会の安定化につながる新しいローカリティを形成するための次なる重要事項としての個人と中間集団との関係の再構築について概説する。
12[対面/face to face]:中間集団の限界
グローバル化を主軸にした近代化の進展による、ローカルな場所での大きな不安定化の原因になっている中間集団の限界について解説する。
13[対面/face to face]:異質的なコミュニティ・ビロンギング
個人と中間集団との関係の再構築を実現する方法として、「異質的なコミュニティ・ビロンギング」という概念を解説する。
14[対面/face to face]:事例分析からの解明
「異質的なコミュニティ・ビロンギング」の構築過程について、実際行われている地域活動を事例にして解明する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、授業1回につき各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
講義の内容が多岐にわたるために、特に指定しない。
参考書References
都度、講義の引用・参考文献を紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
リアクションペーパーが20%、論述式の定期試験が60%。授業参加の総合的評価が20%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムへのアクセスが必須。
ただ画面を眺めるだけでなく自分のノートを作ることが重要。
その他の重要事項Others
コースの専門的科目なので入門科目以上の知識が必要。