教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
比較文化論ⅡComparative Studies in Culture II [MCC]
李 舜志
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | L9002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | B201 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this class is to examine what technology is and how we should deal with it in the critical situation known as the "Anthropocene."
Through this, students will learn that reading books, listening to music, drawing pictures, playing games, playing soccer, etc. are very important today and in the future.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Mid-term examination (questions from the 2nd to 7th sessions): 50%.
Final examination (questions from the 9th to 13th sessions): 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は、「人新世」と称される危機的な状況において、技術とは何か、技術とどう付き合っていけばいいのか、考察することを目的とする。
それを通して、本を読むこと、音楽を聴くこと、絵を描くこと、ゲームをプレイすること、サッカーをすること等が、現代そして未来においてとても重要な意味を持つことを学ぶ。
到達目標Goal
技術、人新世、資本主義、労働について、従来の論点とこれからの課題について理解すること。本授業であつかうテーマを、ただ丸暗記するのではなく、他の授業や生活のなかで経験したことと関連づけつつ考察することが望ましい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP11に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
テキストの沿いつつ、具体的な作品や映像を取り上げつつ考察する。リアクションペーパーに沿って授業内容を変更する場合もある。授業内でリアクションペーパーによる感想や質問に回答する時間も設ける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の概要と評価方法、課題について説明する。
2[対面/face to face]:人新世とは何か
人新世の定義を確認する。
3[対面/face to face]:技術は手段ではない
技術の古典的な定義を確認し、そのアップデートをはかる。
4[対面/face to face]:人間と技術の誕生
ギリシャ神話、人類学、哲学から人間と技術の誕生について分析する。
5[対面/face to face]:「私」になること
「私」と「われわれ」になるプロセスについて分析する。
6[対面/face to face]:チューリング・マシンと意識の有限性
コンピューターと人間の意識の相違について分析する。
7[対面/face to face]:アテンションをめぐる戦い
注意が資源として奪い合われている現状について分析する。
8[対面/face to face]:中間試験
中間試験を行う。
9[対面/face to face]:資本主義の三つの精神
資本主義の三段階を整理し、それによって失われている知について分析する。
10[対面/face to face]:自動化する社会
アルゴリズムによる統治が進む現代社会の問題について分析する。
11[対面/face to face]:雇用の終焉、労働万歳!
自動化が進む社会における労働の未来について分析する。
12[対面/face to face]:協働型経済
パリで行われている、自動社会における新たな政治経済モデルについて分析する。
13[対面/face to face]:今を生きるトビウオたちのために
現代の私たちに何ができるのか、これまでのまとめを兼ねて分析する。
14[対面/face to face]:期末試験
期末試験を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
李舜志『ベルナール・スティグレールの哲学 人新世の技術論』、法政大学出版局、2024年。
参考書References
ベルナール・スティグレール『愛するということ 「自分」を、そいて「われわれ」を』、新評論、2007年。
ベルナール・スティグレール『偶有(アクシデント)からの哲学 : 技術と記憶と意識の話』、新評論、2009年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間試験(第二回~第七回から出題):50%
期末試験(第九回~第十三回からの出題):50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし