教職・資格（多摩）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
日本史ＡJapanese History A
岩橋 清美Kiyomi IWAHASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格（多摩）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | K5275 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 112 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
We aim to acquire the knowledge necessary for teaching Japanese history at junior and senior high schools, how to investigate history, and how to view and think about historical things. Taking up the theory underlying textbook descriptions, reading the related historical materials, grasping the big flow of Japanese history and thinking about the significance of learning history.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
中学校・高等学校で日本史を教える上で必要となる知識の習得と歴史の調べ方、歴史的なものの見方や考え方を身につける。教科書の記述のもとになった学説を取り上げ、関連史料を読み解きながら、日本史の大きな流れを把握するとともに、歴史を学ぶ意義を考える。
到達目標Goal
日本史に関する基礎的な知識と歴史学の方法論を身につける。具体的には、先行研究や関連文献・史料を読み解きながら歴史像を構築できるようになる。指導案（教案）作成に必要な知識やスキルを身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業では、原始・古代から近現代にいたる歴史の展開を、政治史を中心としながら、国際環境や地理的条件などと関連づけながら講義する。各時代の特色とその変遷の総合的な考察を通じて日本社会の特質を考える。授業は講義を中心に進め、基本的な知識の習得につとめるとともに、近年の日本史研究の成果も紹介し、より専門的な事柄についても学ぶ。史料や文献の調べ方、読み方、および文献・史料に基づいて歴史像を構築する力を養うために、授業中に、適宜、史料を提示し、解読を行う。毎回、リアクションペーパーを提出してもらう。毎回、授業の始めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーのいくつかを紹介し、意見交換を行う。課題提出および課題に対するフィードバックには学習支援システムを用いる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：本授業のガイダンス・無文字社会の特質
授業の進め方／「歴史総合」・「日本史探究」が目指すもの／日本列島への人類の到来／遺跡から見た旧石器時代／遺跡から見た縄文時代／地域間ネットワーク
2[対面/face to face]：古墳の創出と展開
鉄がもたらす社会の変化／古墳を読み解く／副葬品が意味するもの／巨大古墳はなぜつくられたのか
3[対面/face to face]：律令国家の成立と展開
乙巳の変／壬申の乱と天皇権力の高まり／大宝律令と古代官僚制／地方行政と民衆の負担／「大化の改新」の評価をめぐって
4[対面/face to face]：摂関政治と地方の争乱
摂関政治の成立と構造／地震・噴火・洪水の脅威／東国の自立と武士の成長
5[対面/face to face]：鎌倉幕府と中世国家
東国国家の成立／幕府と御家人／承久の乱／執権政治の確立
6[対面/face to face]：織豊政権
太閤検地／刀狩令／自検断権と自力救済権／惣無事令
7[対面/face to face]：東アジアと近世社会
「鎖国」とは？／
通商国オランダ・中国／通信国 朝鮮／琉球と蝦夷／日本型華夷秩序の成立
8[対面/face to face]：近世社会の成熟
人命尊重から見た近世社会/綱吉政権と捨子政策/吉宗と医療情報/寛政改革と町会所
9[対面/face to face]：グローバルヒストリーで読み解く幕末
ペリー来航／日米情報比較/戊辰戦争と西洋列強/シュネル兄弟と東北諸藩
10[対面/face to face]：近代国家の成立
近世国家の解体/国民の形成/憲法制定と国会開設/日清・日露戦争
11[対面/face to face]：第一次世界大戦と日本
大正政変／政党政治の成立／ワシントン体制と協調外交
12[対面/face to face]：満州事変から日中戦争へ
満蒙権益をめぐる外交戦略と認識の相違/満州事変/国連脱退の経緯/盧溝橋事件
13[対面/face to face]：アジア・太平洋戦争
開戦当時の世論/開戦決定の背景/戦局の展開/戦争の諸相
14[対面/face to face]：占領から国際社会への復帰
占領政策/日本国憲法制定をめぐる動き/サンフランシスコ条約と日米安全保障条約
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①レポートの作成。
②授業中に提示した参考文献に目を通しておくこと。
③図書館や博物館などを利用して史料を収集・文献の調査などを行い、理解を深め、教案（授業案）作成にむけた準備を行う。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回、学習支援システムに資料と授業の内容（講義内容をまとめたもの・レジメ）をアップしておきますので、必ず確認して下さい。
参考書References
『日本の時代史』全30巻（吉川弘文館、2003～2004年）、歴史科学協議会編『歴史の「常識」をよむ』（東京大学出版会、2015年）、歴史教育者協議会編『日本社会の歴史』上・下（大月書店、2012年）、『岩波講座 日本歴史』全22巻（岩波書店、2013～2015年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験 ６０％
課題レポート提出 ３０％
平常点 １０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
日本史の専門用語や学説について、できるだけ、わかりやすい説明を行います。
基本的な文献の探し方、教案（授業案）作成に必要な文献についても紹介します。
その他の重要事項Others
本授業は教職課程を履修している学生を対象にしていますが､日本史・歴史学に興味のある学生を歓迎します。