通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
ECN300TE（経済学 / Economics 300）社会経済学A（夏期スクーリング）Political Economics A
舩木 惠子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | 37003 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 舩木 惠子 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 夏期 |
| 期間Period | 2群午後 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
In this lecture, students will learn "why a basic theory of economics is necessary" by considering the modern economy historically and theoretically. Economics is not a "theory" for the sake of theory, but a theory for critically analyzing and thinking deeply about the real economy. In Socioeconomics A/I, we will study the historical conditions, basic characteristics, and basic concepts of capitalism based on Marxian economics.
[Learning objects] 1. To understand the basic structure of the capitalist economy historically and theoretically. 2. Acquire the basic theories necessary to clarify various problems of modern capitalism learned in specialized economics subjects.
[Learning activities outside of classroom]
Read the text in preparation before class. After class, review the content and complete the assignment.
[Grading Criteria /Policy] Evaluation is based on 30% of normal scores (reaction papers or quizzes) and 70% of final reports or confirmation exams.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では、現代経済を歴史的・理論的に考察することによって「なぜ経済学の基礎理論が必要なのか」について学び考える。経済学は理論のための「理論」ではなく、現実の経済を「批判的」に分析し、深く思考するための理論である。社会経済学A/Ⅰでは、基本的にマルクス経済学にもとづきながら、資本主義が発生した歴史的条件、基本的性格そして基礎概念について学ぶことにする。
到達目標Goal
1．資本主義経済の基本的仕組みを歴史的・理論的に理解すること。
2．経済学の専門諸科目で学ぶ現代資本主義の諸問題の解明に必要な基礎理論を習得すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP3,DP5」「地理学科：DP1」「経済学科：DP2,DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・プリントを配布する。
・オフィスアワーとして授業の後に質問時間を設ける。詳しくは、最初の授業時に説明します。
・授業中にリアクション・ペーパーや小テストなどを適宜おこなう予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：・授業の進め方
・社会経済学の対象と課題
現代経済と経済学について説明する
第2回[対面/face to face]：市場経済（1）市場とは何か
市場経済のしくみを学ぶ
第3回[対面/face to face]：市場経済（2）商品形態、商品の物神的性格
マルクス経済学に基づく商品の生産と交換について理解する
第4回[対面/face to face]：市場経済（3）貨幣の成立と貨幣の諸形態
貨幣とは何か、貨幣の仕組みをマルクス『資本論』から理解する
第5回[対面/face to face]：資本と生産（1）資本主義的生産と賃労働
資本主義経済に基づく労働について学ぶ
第6回[対面/face to face]：資本と生産（2）機械制大工業の成立と発展
資本主義経済の発展段階における資本と生産のしくみ及び剰余価値について
第7回[対面/face to face]：資本と生産（3）現代の情報化
現代資本主義における労働の変容について
第8回[対面/face to face]：雇用と蓄積（1）失業と人口法則
経済学史における人口論の緒論と過剰人口における失業の問題(マルクス経済学)
第9回[対面/face to face]：雇用と蓄積（2）相対的過剰人口と産業予備軍
マルクスの相対的過剰人口論と現代資本主義について
第10回[対面/face to face]：雇用と蓄積（3）現代における労働市場①
産業循環と失業の問題
第11回[対面/face to face]：雇用と蓄積（4）現代における労働市場②
現代における労働と労働市場の変容
第12回[対面/face to face]：ディーセント・ワーク
夏季スクーリングの内容整理及び現代の労働事情
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間程度を標準とする。授業評価における試験対策やレポート提出を視野に入れた課題を宿題にしたりリアクションペーパーを実施するなどして授業に取り入れる。
テキスト（教科書）Textbooks
以下の参考書を示唆しながらプリントにて授業をおこなう
参考書References
増田壽男・沢田幸治編『現代経済と経済学[新版]』有斐閣2007年
柳沢哲哉著『経済学史への招待』2018年
原伸子著『ジェンダーの政治経済学-福祉国家・市場・家族』有斐閣、2016年
マルクス『資本論』岩波文庫 国民文庫 第1分冊
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(リアクションペーパーや小テスト、課題など)30%、期末レポートもしくは確認試験の70%で評価します(レポートか試験のどちらかを実施)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
様々な学科の学生が受講することを理解、考慮し、わかりやすく経済全般に配慮した授業にしたいと考えます。