通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
GEO300TE（地理学 / Geography 300）写真・読図演習（１）（夏期スクーリング）Reading Methods of Aerial Photos and Maps (1)
八木 浩司
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | 36005 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 八木 浩司 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 夏期 |
| 期間Period | 1群後半集中 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Outline and objectives of this subject is how to detect deformation of ground surface due to tectonic movement and gravity understanding the concept of geomorphological surface. Learning activities outside of classroom is to use GSI Map really well at GSI website.
Grading criteria is how student can topographic surfaces well through interpretation of aerial photographs and topographic maps. Detail and clear mapping is required for getting good marks.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
地形面の概念を把握したうえで，活断層による地形面の変位，地すべり・崩壊などの斜面のマス・ムーブメント現象を理解する．
到達目標Goal
活断層や地すべり現象による地形面の変形とは何かを理解した上で，空中写真判読により，活断層による地形の変形地すべり,崩壊等の斜面変動を自分自身で認定できるようにする．さらに，各自が居住したりしたことのある地域を選び，そこの地形災害の状況を把握出来るようにする．さらにそこで将来地変の発生しそうな地変を予想できるようにする．
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で用語等の解説をした後，配付資料を用いて空中写真判読を進めながら地形面の変位現象を捉える演習を行う．判読結果のプレゼンをおこなうことで受講者間での情報交換を進める．
[課題やレポートに対するフィードバック方法]
本演習は，地形理解のための実践的なスキル獲得を主目的としていることから，各テーマ毎に課題の結果を提出してもらいます．それらに対して評価をおこない修正すべき点をそれぞれ指示します．また，プレゼンテーションもあるので，そこでのコメントも行います．
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：1. 地形景観を読む
環境の基層構造として地形を以下に認識するか
第2回[対面/face to face]：2. 地形面とは何か
景観の中に隠れた段差を読み取る．地形図に示された浸食面，段丘崖，段丘面を読み取る．事例として東京，大阪，仙台西部等を取り上げる．
第3回[対面/face to face]：3.地形面を読み取る
地形図上に示された扇状地を読み取る．札幌，山形，胆沢，松本，富山，武蔵野
第4回[対面/face to face]：4.地形図上で活断層による垂直変位を読み取る1
扇状地や段丘面など数万年以降形成された平坦な地形面の変形を地形図で読み取る．京都，福島，鳥海山山麓部，長野盆地西縁
第5回[対面/face to face]：5.地形面上で活断層による垂直を読み取る2
扇状地や段丘面など数万年以降形成された平坦な地形面の変形を地形図で読み取る．斜里，飯山，山形盆地西縁，琵琶湖西岸，
第6回[対面/face to face]：6.空中写真で活断層による変位を読み取る
扇状地や段丘面など数万年以降形成された平坦な地形面の変形を空中写真で読み取る．山崎断層，三浦半島，吉野川左岸
第7回[対面/face to face]：7.地すべりとは何か
地すべり地形を読み取ろう
山地斜面を変形させる現象としての地すべり．空中写真と地形図を用いて地すべり地形を読み取る．南八甲田
第8回[対面/face to face]：8.地すべり地形を読み取る1
空中写真と地形図を用いて地すべり地形を読み取る．
町居崩れ，定義地すべり，羽後川井，岩倉山崩
第9回[対面/face to face]：9.地形図を作る１
国土地理院の地図サイトから陰影図や傾斜分布などのさまざま地形表現を学び，それらの重ね合わせてより立体的な地形図を自身で作り出すことが出来ることを学ぶ．
第10回[対面/face to face]：10.地形図を作る2
GIS ソフトを使って地形
図作りにチャレンジする．自身が最も関心を持つ地域について，DEMデータをダウンロードし，さまざまな地形表現法を駆使して見やすい地形図作に挑む．
第11回[対面/face to face]：11.地すべり地形判読実践
受講者が選んだ地域の地すべり地形判読実習
対象地域：羽後川井，小谷温泉，加奈木崩などの地すべり地形についてグループ毎に地すべり地形判読図を作成する．
第12回[対面/face to face]：12.地すべり地形判読実践プレゼンテーション
受講者による地すべり判読地形判読結果のプレゼンテーション
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
国土地理院のウェブサイトから空中写真をダウンロードして予習されるとを勧めます．また可能なら，数値地図をダウンロードし地図が作れるようにして下さい．
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
あえて指定しません．参考図書を読んでおいてください．
参考書References
「活断層とは何か」池田安隆ほか，東大出版会，1996年
「建設技術者のための土砂災害の地形判読実例問題 中・上級編」井上公夫，古今書院，2006年
「Landslide Handbook」Highland et al.USGS,https://pubs.usgs.gov/circ/1325/pdf/C1325_508.pdf
「図説 日本の活断層」岡田篤正，八木浩司，朝倉書店，205頁，ISBN978-4-254-16073-4C3055
「斜面防災危険度評価ハンドブック」日本地すべり学会，朝倉書店．125頁，ISBN 978-4-354-26173-8
「図説空から見る日本の地すべり・山体崩壊」,八木浩司・井口隆,朝倉書店,168頁，ISBN978-4-254-16278-3
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中の作業資料の提出（8 割），プレゼンテーション（2 割）で評価します．
60 点以上を合格とする．
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
過去実施の授業をふまえ，学生による地すべり地形判読結果を，グループ毎に発表し参加者全員で批評しあうことを追加した．
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ノート型パソコンあるいはパッドから地理院地図に入ると便利です．