政治学研究科Graduate School of Politics
POL600A42401開発援助運営論:JICA講座Management of Development Cooperation: JICA course
坂根 徹Toru SAKANE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政治学研究科Graduate School of Politics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | X5548 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市院棟‐202 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
国際政治学専攻 選択科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to deepen understanding of the roles and activities of Japan International Cooperation Agency (JICA), which undertakes Japan’s ODA activities, ODA, some development assistance issues and so on. Nearly half of this class will be delivered by a few JICA staffs.
In average, your study time outside of each class will be about 4 hours. Actual needed time will be varied depending on various elements especially when each student is assigned and scheduled presentations.
Grading will be decided based on presentations (50%), and in-class contribution (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「実践講座クラスター」(現実とのダイアローグを目的とした科目群)のひとつとして設置されている本講座は、日本の政府開発援助(ODA)を実施する「国際協力機構(JICA)」の業務と開発協力・援助に関する幾つかのテーマに焦点を当てて、幾名か(2名又は3名程度を想定)のJICA職員に、複数回(各々3回又は2回程度を想定)の講義を実施頂く。受講生はこれを受講しそれらのテーマに関して理解を深めた上で、それらの講義に何らか関連する受講生自身の関心も踏まえつつ各自が設定したテーマについて調査と発表を通して、上記の諸事項・諸テーマへの理解を深める。
到達目標Goal
開発途上国の諸問題と国際協力・開発援助、特に日本のODAとJICA事業の役割と活動についての知識を身に付ける。また、開発協力・援助の主要課題と問題解決手法について、そしてJICAの事業実施におけるさまざまなパートナーとの連携についても理解を深める。この授業を履修することで、地球規模や開発途上国の諸問題に対する観察力と分析力を高めることを目指す。そして、各自が関心を持つ関連する具体的なテーマを設定し、それについて調査研究を行い、その考察結果を取り纏め発表することができるようになることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」「DP2」は特に強く関連、「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の進め方と方法については、本シラバスの上記や以下も参照されたいが、以下の計画は本シラバス作成時点ではあくまで予定であり、今後のJICA側との打ち合わせを通して固まっていく。複数の講義テーマは、地域別援助と課題別援助を想定して今後の調整を進めていく予定であるが、実際のテーマは調整結果次第であるため、JICAやODAの幅広いテーマに関心を持ち学ぶ意欲を持っていることが望ましい。いずれにしても、具体的な講義テーマを含めて秋学期初回の授業で説明するので、必ず出席して確認されたい。なお期末プレゼンテーション等の発表に対しては時間が許す範囲で検討・議論等が予定される。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
本科目のテーマや進め方と方法の詳細及び最新の授業計画などについての説明
第2回[オンライン/online]:開発援助政策と関心表明
開発援助政策について概説し、それを受けて開発援助に関係する各自の関心を発表する
第3回[オンライン/online]:講義テーマに関する事前学習
今後実施される複数の講義テーマに関する事前学習を行う
第4回[対面/face to face]:第1テーマに関する講義1
第1テーマに関する講義:導入編
第5回[対面/face to face]:第1テーマに関する講義2
第1テーマに関する講義:基礎編
第6回[対面/face to face]:第1テーマに関する講義3
第1テーマに関する講義:発展編
第7回[オンライン/online]:第1テーマに関する考察等
第1テーマに関する一連の講義を受けて、各自の学習成果と期末プレゼンテーションに向けての考察を行う
第8回[対面/face to face]:第2テーマに関する講義1
第2テーマに関する講義:導入編
第9回[対面/face to face]:第2テーマに関する講義2
第2テーマに関する講義:基礎編
第10回[対面/face to face]:第2テーマに関する講義3
第2テーマに関する講義:発展編
第11回[オンライン/online]:第2テーマに関する考察等
第2テーマに関する一連の講義を受けて、各自の学習成果と期末プレゼンテーションに向けての考察を行う
第12回[オンライン/online]:期末プレゼンテーション1
各自の調査研究テーマに関する最終発表の開始
第13回[オンライン/online]:期末プレゼンテーション2
各自の調査研究テーマに関する最終発表の継続
第14回[オンライン/online]:期末プレゼンテーション3
各自の調査研究テーマに関する最終発表の継続とまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回授業テーマの学習に加えて、特に調査研究発表に向けての事前準備にまとまった時間を充当してしっかり行うこと。本授業の準備・復習に要する時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しない。
参考書References
授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業での学習状況や参加度などの平常点(50%)と期末プレゼンテーション(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
担当教員の専門分野等
<専門領域>国際公共政策・国連研究・行政学等
<研究テーマ>国際公共政策・国連システムの行財政・国際行政・調達行政等
<研究業績の例(単著論文から3篇を抜粋)>
・「国連システム諸機関の財政の変容―加盟国からの財政収入に焦点を当てた分析」(日本国際連合学会編『変容する国際社会と国連』国連研究第20号、国際書院、2019年に所収)
・「国連PKOの財政支出構造と政府・企業からの調達」(日本国際連合学会編『日本と国連―多元的視点からの再考』国連研究第13号、国際書院、2012年に所収)
・“Public Procurement in the United Nations System” (in Khi V. Thai ed., International Handbook of Public Procurement, Taylor and Francis, 2008)