国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications
FRI500G1-408(情報学フロンティア / Frontiers of informatics 500)多文化情報ネットワーク論BMulticultural Information Network B
インターネットの社会性と情報文化
和泉 順子Michiko IZUMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | X2050 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市院棟‐303 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
(Course outline)
We will grasp the mechanism of information communication technology roughly and discuss how future information technology is used in real society.
(Learning Objectives)
The goal of this course is to provide students with a general understanding of how computer networks work and the technologies relevant to the current forms of Internet use, and to consider the future prospects for communications technology.
(Learning activities outside of classroom)
You will need to do some independent study (revision) to make up for any difficulties you have in understanding the lecture content.
(Grading Criteria /Policy)
Grading will be decided based on Assignments and mid-term reports (30%), in-class contribution(20%), and term-end report (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
インターネットに代表されるコンピュータネットワーク技術の研究背景とその時代で最先端だったシステム設計を学ぶことで情報ネットワークの仕組みを大まかに掴み、今後のインターネットや他情報科学技術の使われ方について議論します。
到達目標Goal
この科目では、コンピュータネットワークの仕組みの概略を理解し、現在利用されているインターネットの利用形態に関連する技術を知ると同時に、今後の通信技術の展望を考えることを目標としています。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この科目の到達目標は、現在深く広く普及しているインターネットを始めとする情報ネットワークについて、その仕組みの概略と開発背景を掴む。その上で、情報ネットワーク技術が社会通信基盤として利用されていることに鑑み、実空間情報が仮想空間上をデジタルデータとして流通することの利便性とリスクを検討し、議論する。
全体を通して、教員と履修者全員によるオープンなディスカッションを目指し、問題意識の整理と解決のための意見交換をしていく。
なお、履修する学生の所属研究科や学習状況に応じて、講義内容は適宜変更する。
本講義は対面授業を基本とするが、状況に応じてオンライン授業に切り替える場合もある。学期途中での授業形態の変更やそれにともなう各回の授業計画の修正については、学習支援システム(Hoppii)でその都度提示する。履修予定者は、必ず初回授業日の前日までに学習支援システムで本科目を仮登録し、初回授業に参加すること。
課題等の提出・フィードバックは、授業内および学習支援システムを通じて行う。
授業に関する質疑応答については学習支援システムの掲示板機能を活用する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:講義概要の説明
この講義の目的や進め方を説明し、参照予定の文献を紹介する。
第2回[対面/face to face]:身近な情報ネットワーク技術
普段利用している情報ネットワーク関連技術を考え、動作環境や仕組みを確認する。
第3回[対面/face to face]:インターネットの歴史
インターネットの開発の理由や歴史、コンピュータネットワークの形式とインターネットの特色を学ぶ。
第4回[対面/face to face]:プロトコルとレイヤ(OSI参照モデル)
OSI参照モデル、および現状のインターネットアーキテクチャと主なプロトコルを学ぶ。
第5回[対面/face to face]:経路制御アルゴリズム
ネットワーク層で使われる主な経路制御アルゴリズムを学ぶ。
第6回[対面/face to face]:IPアドレスと名前解決
インターネットプロトコル(IP)の役割と名前解決の仕組みを学ぶ。
第7回[対面/face to face]:無線技術と移動体通信
無線通信技術の種類と変遷を学び、移動体通信技術について学ぶ。
第8回[対面/face to face]:クラウドコンピューティング
クラウドコンピューティングの仕組みを学び、利益と弊害を議論する。
第9回[対面/face to face]:インターネットの社会性
インターネットが共通通信基盤として社会的に普及したことによる利益と弊害を議論する。
第10回[対面/face to face]:日本の通信技術戦略
日本が進めてきた通信技術戦略の一部を紹介し、その効果について議論する。
第11回[対面/face to face]:個人情報とプライバシ
保護されるべき個人情報やプライバシとは、どのようなものかを学び、議論する。
第12回[対面/face to face]:ネットワーク技術の国際標準化
情報技術の普及戦略の一角を担う国際標準化について学ぶ。
第13回[対面/face to face]:知的財産とインターネット
知的財産権の一つである著作権を学び、国境を越えて利用されるインターネット上での振る舞いを考える。
第14回[対面/face to face]:情報ネットワークの抱える問題、授業のまとめ
情報ネットワークの将来性と問題について考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義内容で理解が難しかった部分を補うための自主学習(復習)が必要になります。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要な文献は適宜授業内で案内します。
参考書References
必要な文献は適宜授業内で案内します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポートまたは小テスト(30%)、平常点(20%)、最終レポート(50%)で総合的に評価します。
この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
該当なし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業、あるいはオンライン併用となった場合、ZoomやWebexを用いた講義となります。PCだけでなくWebカメラやマイクなど、授業参加のためのPCとネットワーク環境は準備してください。
その他の重要事項Others
大学の行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
担当教員の専門分野等
<専門領域>インターネット上の情報流通に関する研究
<研究テーマ> 主にITSや移動体通信などが扱う実空間情報を軸にしたインターネット上の情報流通と、情報技術の普及や社会性に関する問題
<主要研究業績>
"A Study of Service Architecture for Probe Vehicle Information Systems Including Smart-phone Networks", Proceedings of 18th ITS World Congress, Oct. 2011. 他