情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences
MAT147KA-GMP-154(数学 / Mathematics 100)数理実験Basic Science Experiments
相島 健助、黒木 帝聡Kensuke AISHIMA, Tadatoshi KUROGI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | J0021 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3,火4/Tue.3,Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | ABクラス |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) |
専門教育科目 科学基礎科目 |
カテゴリー(2021年度以前入学者)Category (~2021) |
専門教育科目 科学基礎科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
"Scientific writing" is essential for learning computer science and its application fields. Also, as a way of expressing various scientific and technical contents, we should write various logical sentences such as reports and manuals, graduation theses and so on. In this lecture, as a basic practice, students will perform experiments and learn the basics of science writing techniques through practical work of reporting their contents and analysis of experimental data.
The goal is to be able to write sentences in appropriate Japanese. To be able to compose a document logically, taking into account the nature of the document. To be able to create figures and tables accurately and explain them in writing.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
The overall grade in the class will be decided based on the three final reports.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
情報科学とその応用分野を学ぶには「科学的なアプローチ」が不可欠である.また、様々な科学技術内容を表現する方法として、課題レポートや操作マニュアルをはじめ、卒業論文など、数多くの論理的な文章を書かなければならない.本講はその基礎練習の場として、数理実験を行い、その内容と実験データの分析結果や課題などを報告するという実践的な作業を通して、文書作成技術の基礎を修得する.
到達目標Goal
理系の課題レポートや卒業論文を対象とした理科系の文書作成技術の基礎として、次の項目を達成する。適切な日本語で文章を書ける。文書の性質をふまえて論理的に文書を構成できる。図表を的確に作成し、文章で説明できる。
捏造、改竄、盗用など、実験が不正であると疑われないようにするにはどうすればよいか理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
情報科学部ディプロマポリシーのうち「DP1」と「DP3-1」、「DP4-3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基礎的な科学実験を行い、その実験データの分析結果などをレポートを仕上げることを通して、課題レポートや卒業論文など理科系の文書作成技術について学ぶ.
フィードバックを通し参加者が自ら作成したレポートの課題に気づき、それを適切な形に修正していくことを通して理系の文書作成技術を体得する.
実験を行い、単にそのレポートを提出することは本講の趣旨に反する.論理的に文書を構成する方法、考え方を身に付けることを重視する.数式や図、表を含む論理的な文章の書き方にも注意を払う.
レポートに関しては、一度、各人にチェック結果を返却し、改稿の指針とする。また、実際のレポートを題材によい点、悪い点を授業で示す。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス/レポートの書き方
授業の概要、目的、進め方の理解。レポートとは何か、レポート執筆の準備について学ぶ。
2[対面/face to face]:レポートの書き方・不正と疑われない方法
レポートの構成、表図の使い方、数式(関数、微積分)の利用、論理
の展開、捏造など不正を疑われない方法について学ぶ。
3[対面/face to face]:データ計測の方法/実験の計画
データ計測の方法、実験の計画方法について学ぶ。実験(1,2)の説明を行う。
4[対面/face to face]:実験1(三角測量)
実験の手順について説明.計画に従って、実験を開始、データ収集を行う.
5[対面/face to face]:実験2(重力加速度計測)
実験の手順について説明.また何を測定すればよいかなどグループで議論を行う。
6[対面/face to face]:実験レポート提出
提出レポートについて指導を受ける.
7[対面/face to face]:レポートの書き方2(フィードバック1)
1回目のレポート提出を受けて、構成上の問題点や注意点について指導を受ける.その指導に基づいて自分のレポートを見直し修正等を行い、提出する.
8[対面/face to face]:レポートの書き方2(フィードバック2)
提出されたレポートについて、実験方法の記述などについて指導を受ける.その指導に基づいて自分のレポートを見直し修正等を行い、提出する.
9[対面/face to face]:レポートの書き方3(フィードバック2)
結果、考察の書き方について学ぶ。
10[対面/face to face]:実験3(温度測定1)
計画に従って、実験を開始、データ収集を行う.
11[対面/face to face]:実験3(温度測定2)
実験プロセス、実験結果に従い、レポートを作成する準備ができているか確認する。
12[対面/face to face]:数理実験レポート提出(温度測定)
提出レポートについて指導を受ける.(これまでの理系レポート作成技術を基盤として作成する)
13[対面/face to face]:レポートの書き方3(フィードバック1)
前回までに指導を受けた理系文書作成技術を基に作成した第2回目の数理実験レポートについて、構成上の問題点や注意点について指導を受ける.その指導に基づいて自分のレポートを見直し修正等を行い、提出する.
14[対面/face to face]:まとめ
全体の復習
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、各週につき4時間を標準とする。
内容は以下の通り。
1. 実験後1週間以内にレポートを作成し提出。
2. フィードバックによる再提出も同様に1週間以内に提出.
テキスト(教科書)Textbooks
配布資料
木下是雄:「理科系の作文技術」、中央公論新社、中公新書, 1981
参考書References
酒井聡樹:「これからレポート・卒論を書く若者のために第2版」共立出版、2017
山田俊弘:「論文を書くための科学の手順」文一総合出版、2018
大野晋: 「日本語練習帳」岩波書店, 岩波新書, 1999
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、原則として2回の数理実験について提出された3通の最終レポートとその内容(100%)により総合的に判断する.ただし、グループでの実験への参加姿勢などを最大20%の範囲で考慮する場合がある。指示通りにレポートを作成・修正しない場合は不合格となるので十分に注意すること。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
データ収集のための貸与PC等
その他の重要事項Others
この授業は自らレポートを作成し、指導に基づき自ら課題に気づきそれを修正を行うことで理系の作文技術を修得することを目標としています.添削が授業の目的ではありません.初回の授業でノートを指定する。そのノートを必ず持参すること。