理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
BLS500Y2（生物科学 / Biological science 500）生命システム科学特論Biological Systems
廣野 雅文Masafumi HIRONO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | YD003 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
| 教室名称Classroom name | 小東館-E107 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 生命機能学専攻 |
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Outline (in English)
Course outline
This course will focus on the actin and microtubule cytoskeletons, which underlie various cellular functions. Relationships between molecular interactions among protein components of the cytoskeletons and biological phenomena will be emphasized.
Students are expected to spend 4 hours each for preparation and review. The evaluation will encompass active participation in class (30%), submission of reports related to the course content (40%), and oral presentations (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
アクチン系、微小管系細胞骨格が基盤となって支える様々な生命現象と、細胞骨格タンパク質分子の構造と機能について理解する。
到達目標Goal
生命を支える複層的なメカニズムを理解するためには，関与する生体分子1つ1つの構造・機能とふるまいを知る必要がある。この講義の到達目標は、細胞レベルの高次生命現象と個別タンパク質の機能との相関と、タンパク質機能の解明に至る研究の歴史を理解することにある。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
スクリーンを使った対面での講義を予定している。必要に応じて事前に資料を配布する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：生体分子の機能研究法ー無細胞実験系
細胞運動機構の除膜細胞モデルと再構成実験系について解説する。
2[対面/face to face]：アクチン系細胞骨格と生命現象
筋収縮、細胞質分裂、仮足形成運動などについて解説する。
3[対面/face to face]：アクチンの構造と重合性
アクチン繊維の微細構造、アクチンの重合・脱重合する性質などを解説する。
4[対面/face to face]：アクチン調節タンパク質
多種類存在するアクチン調節タンパク質について、性質・機能ごとに分類して解説する。
5[対面/face to face]：アクチン重合に依存する運動現象
アクチンの重合そのものによって起こる細胞の形態変化と運動について解説する。
6[対面/face to face]：ミオシンの構造と性質
骨格筋ミオシンとアクチン繊維が滑りを起こすメカニズムについて解説する。
7[対面/face to face]：アクチンとミオシンの相互作用
骨格筋ミオシンとアクチン繊維が滑りを起こすメカニズムについて解説する。
8[対面/face to face]：アクトミオシン相互作用の調節
アクチンとミオシンの間の滑りを調節する機構について解説する。
9[対面/face to face]：微小管系細胞骨格と生命現象
微小管系細胞骨格を基盤とする生命現象について解説する。
10[対面/face to face]：チューブリンの重合性と微小管の構造
チューブリンの重合性、微小管の微細構造について解説する。
11[対面/face to face]：微小管とモータータンパク質の相互作用
微小管系モータータンパク質であるダイニン、キネシンの構造、分類、微小管との相互作用について解説する。
12[対面/face to face]：有糸分裂における微小管の機能
紡錘体の形成機構、染色体の分離機構について解説する。
13[対面/face to face]：中心体による微小管構造形成の調節
微小管の形成中心である中心体について、その生理機能を中心に解説する。
14[対面/face to face]：繊毛の機能、形成と運動の機構
繊毛・鞭毛の形成機構、運動機構について解説する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】
講義内容について、参考書、原著論文を読み、理解を深める。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない。
参考書References
Bruce Alberts:「細胞の分子生物学」、ニュートンプレス
Benjamin Lewin: 「細胞生物学」東京化学同人
Harvey Lodish: Molecular Cell Biology W.H. Freemann & Co.
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への取り組み（30%）、授業内容に関連したレポート（40%）、発表（30%）などを総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更により特になし。