理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
ELC500X4(電気電子工学 / Electrical and electronic engineering 500)電子回路特論Advanced theory of electronics
今枝 佑輔Yusuke IMAEDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | YC038 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
教室名称Classroom name | 小西館‐W205 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | システム理工学専攻 |
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Outline (in English)
The basic physics to understand the response of electronic circuits is explained in this course.
At the end of the course, students are expected to explain, how the basic formulae are derived and what are the background physics of the formulae.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end report: 60%、Submuted notes by PDF after each lecture: 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
電子回路の仕組みや特性を理解するために、その基礎となる物理的プロセスを正しく把握する。
到達目標Goal
電子回路について、より深い理解を得ることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義では電子回路を理解するための物理学的手法について取り扱う。特にデジタル回路システムの基本概念について紹介する。
授業は対面で行うが、板書はすべてzoom上のホワイトボードを共有・配信することでおこなう。資料の提示もzoomの画面共有を通じて行うので、受講に際してはzoomの受信を適切に行えるデバイスを持ち込んで使用すること。また初回授業までにzoomの使い方に慣れておくこと。zoomの接続先は別途指示する。
授業は講義形式で行うが質問は授業中随時受け付ける。
学生の積極的な授業参加を期待したい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:フーリエ変換, ベッセルの不等式, パーセバルの等式
物理現象を周波数領域で記述するためのフーリエ変換の手法を学ぶ
2[対面/face to face]:線形システムの特性
線形システムの基本的な特性について学ぶ
3[対面/face to face]:パワースペクトル、自己相関関数、ウィーナー=ヒンチンの定理
パワースペクトルと自己相関関数の関係を学ぶ
4[対面/face to face]:様々なフィルター
様々なフィルターがもたらす効果を理解する
5[対面/face to face]:ラプラス変換と伝達関数
ラプラス変換とフーリエ変換の関係を学ぶ。
6[対面/face to face]:離散時間システム
ナイキストの定理を理解する
7[対面/face to face]:デジタルフィルター
デジタル信号における窓関数の効果と特性について学ぶ
8[対面/face to face]:デジタル信号におけるパワースペクトル
デジタル信号におけるパワースペクトルについて学ぶ
9[対面/face to face]:離散フーリエ変換
FFTアルゴリズムについて学ぶ
10[対面/face to face]:z変換
離散時間システムに対するラプラス変換について学ぶ
11[対面/face to face]:ナイキストの安定条件
ナイキストの安定条件を用いて回路の安定性を調べる
12[対面/face to face]:ボード線図とナイキスト線図
様々な安定性判別法について学ぶ
13[対面/face to face]:フィードバック系の特性と補償
フィードバック系の補償のやり方を学ぶ
14[対面/face to face]:増幅器の雑音
増幅器の雑音の一般論
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とします】授業内容に関して興味をもった項目については、積極的に書籍やWEBなどで調べたり、不明な点や参考資料などについて授業中でも構わないので質問してください。積極的な授業参加を期待します。
また後述のように、講義ノートを毎回PDF化したうえで提出してもらいます。
ノートのPDF化については手段は問いませんが、授業中にその方法の一例については紹介します。
また、復習時に新たに調べて理解したことなどをノートに追記して、ノートの記載事項を充実させることを推奨します。
テキスト(教科書)Textbooks
特に無し
参考書References
霜田光一・桜井捷海:エレクトロニクスの基礎(新版), 裳華房
樋口龍雄・川又政征:MATLAB対応 ディジタル信号処理, 森北出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回、講義でとったノートをPDF化した上で提出してもらいます。この提出されたノートの内容評価を40%とし、残りの60%は期末レポートにより評価し、その合計により最終評価を決定します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
教室講義であってもzoomを使用して講義を行います。各自zoomを十分に操作・視聴できる環境・デバイスを準備し、その使い方に慣れておくこと。また提出ノートやレポートはPDF書類として提出することを求めます。どのようにPDF書類を作成するか、その方法は問わないが、例えば手書きのものをPDF化するならばスマホアプリのスキャナなどを利用する方法があります。詳しいことは授業開始時に指示します。