理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
MAN500Y1(経営学 / Management 500)起業特論Case study of start up companies
辻井 康一Koichi TSUJII
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | YB523 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
教室名称Classroom name | 小東館-E111 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 応用化学専攻 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to understand the process of entrepreneurship. In addition, an understanding of business model, case study of lean startup, user-oriented development using design thinking, and explanation of the idea creation method are performed. This course focuses on entrepreneurship models in Japan and the US and Europe, and learns the process of entrepreneurship from both theory and practice through case analysis.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
起業とは何か。起業家はどのように創業し、成長を遂げていくのかという、起業家活動のプロセスの理解を目指す。本講義は日本および欧米の起業事例を参考に、ビジネスモデルの理解、スタートアップ企業のケーススタディや事例分析、デザイン思考を用いた事業検討方法およびアイデア発想法などの技法理解を通して起業プロセスを理論と実務の両面から学ぶ。
また受講者の今後の進路決定や創業、社内起業を見据えた社会人になってから役に立つ実践的なものとする。
到達目標Goal
・起業プロセスを体系的に理解した上で、ビジネスモデルおよび起業に関する実践的マネジメントを学ぶ。
・国内外の最先端の起業家活動の事例検証から、ビジネスの成功・失敗要因を学ぶ。
・ケーススタディに基づく考察を行い、ビジネスプランニングのスキルを高める。
・受講者自身の興味関心に基づくビジネスアイデアを創出し、ビジネス企画とプレゼンテーション演習を行い、社会に出てから役に立つ企画力、表現力、質問応答力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・対面授業を中心として実施予定であり、授業初回に方法を提示する
・講義資料は学習支援システム上で配布する
・必要に応じて参考WEBサイトおよび参考資料の通読を指定する
・概念の理解のために、スライドを用いて解説を行う
・個人でのケーススタディの分析と、それをもとにした議論を行う
・デザイン思考を用いたビジネスアイデア創出の演習および、発表を行う
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:イントロダクション
講義のガイダンス、スタートアップと起業家の定義を行う
2回[対面/face to face]:起業プロセス 1
起業の機会認識、起業の意思決定、具体化、実行(戦略策定、組織組成)、成長、出口の一連のプロセスについて理解する
3回[対面/face to face]:起業プロセス 2
起業の機会認識と具体化プロセスの理解とケーススタディによるディスカッションを行う
4回[対面/face to face]:起業プロセス 3
ビジネスモデルの収益化、キャッシュフローと損益分岐点の理解および、資金調達と出口戦略、ベンチャーキャピタルの仕組と収益化について理解する
5回[対面/face to face]:ケーススタディ
日本および諸外国のスタートアップ企業事例の総合的分析とディスカッションを行う
6回[対面/face to face]:アイデア発想
いくつかのアイデア発想法を用いたアイデア出し技法について演習を行いながら理解する
7回[対面/face to face]:デザイン思考1
アイデア創出のためのデザイン思考プロセスを理解する
8回[対面/face to face]:デザイン思考2
テクノロジープッシュとマーケットプッシュについて、演習を通してそのプロセスの違いを理解する
9回[対面/face to face]:ビジネスアイデアの検討1
ビジネスプランプレゼンテーションに向け、受講者自身が考えるビジネスアイデアの検討と課題分析とユーザ分析を行う
10回[対面/face to face]:ビジネスアイデアの検討2
アイデア発想法を用いたソリューション検討とビジネスモデルの検討を行う
11回[対面/face to face]:ビジネスアイデアの検討3
事業戦略の検討方法、ビジネスモデルの収益プラン検討を行う
12回[対面/face to face]:ビジネスプランレビュー
リーンキャンバスを用いて作成したビジネスプランのレビューとプレゼンテーションの準備を行う
13回[対面/face to face]:ビジネスプランプレゼンテーション
作成したビジネスプランの発表とフィードバックを行う
14回[対面/face to face]:起業の実際とまとめ
スタートアップ企業のモデル分析と現在の業績および事業戦略分析を行い、これまでの学習内容を総括する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、1時間を標準とする】
またビジネスプラン発表に向け、事前検討およびデザイン思考・ビジネスプラン作成のための調査および発表準備として、授業後半において60分~120分程度の負荷を想定している。
テキスト(教科書)Textbooks
特に設定しない。
授業の際に教材または参考資料を配布する。
参考書References
『ベンチャーマネジメント 事業創造入門』長谷川博和, 日本経済新聞 2010年
『ビジネス・クリエーション!』ビル・オーレット, ダイヤモンド社, 2014年
『リーン・スタートアップ』, エリック・リース, 日系BP社, 2012年
『イノベーションの最終解』クレイトン・M・クリステンセン,翔泳社,2014年
『両利きの経営』オライリー,タッシュマン,東洋経済新報社,2019年
『ゼロからつくるビジネスモデル』井上達彦,東洋経済新報社,2019年
『SHIFT:イノベーションの作法』濱口秀司(ダイヤモンド社)2019年
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の課題に対するミニレポート提出(30%)
ビジネスプランのプレゼンテーション実施(30%)
起業家活動の分析に関する最終レポート(20%)
授業への参加に基づく平常点(20%)
で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グループ演習やディスカッション、発表の時間を多くとるようにし、インタラクティブな講義とする。
就職活動、インターンや会社見学などの時期とも重なることから、これらに有用な情報を提供するととも、実践的な活動を行う。
できるかぎり身近な最新の起業事例を用いて授業を進める予定とする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・課題発表を行うことがあり、また授業資料はPDFで配布するためパソコンの持参が望ましい
その他の重要事項Others
・対面授業が前提としているが、授業の構成上、一部日程をリモートによる実施を数回想定しており、その際は授業で案内する。
・講師自身は企業に所属し、新規WEB事業の計画、構築を行っていることから新規事業構築を行う上での課題、予期せぬ事象の発生などの実際の経験から得られた内容を踏まえた講義を展開したい。