文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)犯罪心理学Forensic Psychology
桐生 正幸Masayuki KIRIU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A3691 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S205 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 心理学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【授業の概要(Course outline)】Lectures on psychological research and practice in the field of crime.
【到達目標(Learning Objectives)】You can find out more about criminal psychology.
【授業時間外の学習(Learning activities outside of classroom)】Two 60-minute study sessions (one before and one after the lesson) are required in addition to each lesson.
【成績評価の方法と基準(Grading Criteria /Policy)】Final summative examination (50%), short report (30%) and general marks (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
一般的に、犯罪心理学というと「凶悪で猟奇的な殺人事件の犯人心理」を学ぶものと誤解されがちです。しかしながら、現在の犯罪心理学では、犯罪捜査・科学捜査、被害者の心理、少年犯罪、目撃証言、取り調べ技術、防犯活動、裁判員裁判など多岐にわたり、その心理学的な切り口も、傍観者効果などの社会心理学、記憶や生理反応などの基礎心理学、行動分析のための計量心理学など、多様なものとなっています。本講義では、実際の犯罪捜査現場の情報、各種研究の成果などを用いた講義を設計しています。また、TVドラマやニュース報道などの身近な題材を加えながら、講義を進めていく予定です。
到達目標Goal
1 犯罪心理学とは、どのような学問なのかを学ぶことができる。
① 犯罪心理学の上位学問である犯罪学の主要な理論を説明することができる。
② 犯罪心理学が明らかにしようとしている犯罪事象を説明することができる。
2 講義にて扱うテーマについて、どのような問題があるのかを説明することができる。
3 各テーマについて、それに関する理論、研究があるのかを説明することができる。
4 犯罪心理学の課題と問題点を指摘することができる。
5 実社会の中でイメージされている犯罪心理学や犯罪事象に対し、どのような問題があるかわかる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
指定のテキストを用いながら講義形式で授業を進めます。全ての講義にて、パワーポイント等を用いますが,事前学習ができるように予め各講義前にて,そのスライドを「学習支援システム」などにアップしておきます。また適宜,リアクションペーパーから疑問や質問,意見などを取り上げ,授業中にフィードバックを「学習支援システム」などで行います。加えて,授業中に特定のテーマについてグループディスカッションを行ってもらい,その討議内容を発表していただきます。なお,対面方式と一部オンライン方式との併用授業となります。また,最終講義では,それまでの振り返りを実施した後に,総括試験を実施します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス、序論、現在社会と犯罪との関わり
犯罪心理学が現代社会にどのように関りを持っているのかを学びます。
第2回[対面/face to face]:犯罪学の歴史:ロンブローゾやデュルケムから始まる犯罪学の概観について
犯罪生物学からシカゴ学派など犯罪社会学の概観を学びます。
第3回[対面/face to face]:犯罪心理学の始まり
犯罪心理学の歴史と各研究者について学びます。
第4回[オンライン/online]:犯罪心理学にかかわる心理学の諸理論。
逸脱行動や対人行動などの心理学理論から犯罪事象を学びます。
第5回[オンライン/online]:日本における司法・犯罪心理学の制度、法律、職種について
少年鑑別所,家庭裁判所などの司法・犯罪心理学の実際について学びます。
第6回[対面/face to face]:捜査心理学① 記憶:目撃証言とポリグラフ検査について
犯罪捜査場面における目撃証言とポリグラフ検査について学びます。
第7回[対面/face to face]:捜査心理学③犯罪者プロファイリングについて
FBIの手法と統計的プロファイリングを学びます。
第8回[対面/face to face]:捜査心理学④地理プロファイリングについて
地理情報を用いたプロファイリング手法と具体例を学びます。
第9回[オンライン/online]:犯罪・非行への心理学的支援、被害者支援、保護観察,倫理について
家事、高齢者犯罪,地域社会における支援について学びます。
第10回[オンライン/online]:地域防犯について
環境犯罪学などの理論と実際の地域防犯活動などについて学びます。
第11回[対面/face to face]:日本の凶悪事件と犯罪報道について
マスメディアの特質と犯罪報道との関連を検討します。
第12回[対面/face to face]:的犯罪とそれを取り巻く社会状況
近年の性的犯罪の事例を分析しながら心理的,社会的な要因を検討します。
第13回[対面/face to face]:高齢者を取り巻く犯罪
ストーカー,特殊詐欺,カスタマーハラスメントなどの側面から検討します。
第14回[対面/face to face]:試験・まとめと解説
これまでの授業を振り返った後に,総括試験を実施します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は,各2時間を標準とします。準備学習は,直近の授業スライドを確認し,テキストや提示した動画資料などを視聴しながら行います。復習学習は、授業時に指定された小レポートの作成などを行います。
例えば,犯罪者プロファイリングについて準備学習を行いたい時は,下記の動画を視聴することになります。
【プロファイリング-PROFILING-】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLi3T7_zsw4UXb79HMO76C5u1TgHPvvnqQ
テキスト(教科書)Textbooks
桐生正幸 「悪いやつらは何を考えているのか:ゼロからわかる犯罪心理学入門」SBビジュアル新書 本体1,000+税
参考書References
太田信夫(監修)・桐生正幸(編)「シリーズ心理学と仕事16 司法・犯罪心理学」北大路書房 本体2,100+税
成績評価の方法と基準Grading criteria
最終回に実施する総括試験(50%)、小レポート(30%),平常点(20%)です。なお評価は、法制大学の成績評価の基準に準拠して行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックができません。