経済学部Faculty of Economics
ECN100CA（経済学 / Economics 100）経済史BEconomic History B
萬代 悠
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | K6624 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 102 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
授業の概要（Course outline）
This course introduces changes in Japanese institutions, organizations, and social structure from the early modern period to the postwar period to students taking this course.
到達目標（Learning Objectives）
The goals of this course are to develop the ability to question "why" each historical event occurred and to grasp its cause-and-effect relationship.
授業時間外の学習（Learning activities outside of classroom）
After each even-numbered class, review the class content or deepen your understanding from the references presented in class, and submit your questions and comments within 72 hours after class (about 2 hours of work).
成績評価の方法と基準（Grading Criteria /Policy）
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Short reports: 30%, Mid-term examination :20%, Term-end examination: 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
いま私たちが直面する経済の仕組みと問題をよりよく理解するためには、経済の成長が常識になる前の時代の、成長を生み出してきた条件を学ぶ必要がある。少なくとも条件のひとつは、私たちの先祖が市場と格闘しながら創り出してきた制度にある。ただし、そうした試行錯誤の歴史は、産業や部門ごとに異なる。本授業では、前近代から戦後の日本を中心に据えながら、国際比較も通して、制度や組織、社会構造の変化を産業・部門別に解説する。
到達目標Goal
本授業を通じて、歴史は「用語」を暗記するものという理解から離れ、それぞれの歴史の事象が「なぜ」生じたのかという疑問を持ち、その因果関係を把握する力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科・現代ビジネス学科は「DP2」「DP9」に関連。国際経済学科は「DP2」「DP8」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
偶数回は講義方式、初回を除く奇数回は受講生からの質問やコメントをふまえた解説・応答授業方式でおこなう。偶数回のあと72時間以内に課題に応じた質問やコメントを提出し、それへの解説・応答授業である奇数回の授業中には理解度テストをおこなう。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
経済史Aの内容を振り返る。
第2回[対面/face to face]：貨幣史：金属貨幣から紙幣へ
日本を中心として、貨幣の起源と機能を解明してきた研究を紹介し、貨幣の展開が市場経済に与えた影響を説明する。
第3回[対面/face to face]：応答・解説授業
第2回授業の質問やコメントをふまえて解説・応答し、意見交換をする。
第4回[対面/face to face]：産業史（1）：製造業
日本を中心として、とくに紡績業や醸造業の成長を解明してきた研究を紹介し、工業化に至るまでの背景と要因を説明する。
第5回[対面/face to face]：応答・解説授業
第4回授業の質問やコメントをふまえて解説・応答し、意見交換をする。
第6回[対面/face to face]：産業史（2）：鉱業
日本を中心として、鉱業の成長を解明してきた研究を紹介し、工業化に至るまでの背景と要因を説明する。
第7回[対面/face to face]：応答・解説授業
第6回授業の質問やコメントをふまえて解説・応答し、意見交換をする。
第8回[対面/face to face]：金融史（1）：預金と為替
日本を中心として、預金と為替の歴史を解明してきた研究を紹介し、預金と為替の展開が市場経済に与えた影響を説明する。
第9回[対面/face to face]：応答・解説授業
第8回授業の質問やコメントをふまえて解説・応答し、意見交換をする。
第10回[対面/face to face]：金融史（2）：金銭貸借市場
前近代の日本を中心として、金貸し業者、金銭貸借取引の展開を解明してきた研究を紹介し、金融取引の拡大を支えた要因を説明する。
第11回[対面/face to face]：応答・解説授業
第10回授業の質問やコメントをふまえて解説・応答し、意見交換をする。
第12回[対面/face to face]：環境史：森林と市場
日本を中心として、森林伐採や植林、育林の歴史を解明してきた研究を紹介し、林業や薪炭業の展開がもたらした功罪を説明する。
第13回[対面/face to face]：応答・解説授業
第12回授業の質問やコメントをふまえて解説・応答し、意見交換をする。
第14回[対面/face to face]：まとめ
授業全体を振り返る。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
偶数回の授業のあと、授業の内容を復習したり、授業で提示した参考文献から理解を深めたりして、授業後72時間以内に質問やコメントを提出する（作業2時間程度）。
テキスト（教科書）Textbooks
なし。
参考書References
小野塚知二（2018）『経済史：いまを知り、未来を生きるために』有斐閣。
岡崎哲二（2016）『コアテキスト経済史 増補版』新生社。
深尾京司・中村尚史・中林真幸編（2017）『岩波講座日本経済の歴史 第1巻 中世 11世紀から16世紀後半』岩波書店。
深尾京司・中村尚史・中林真幸編（2017）『岩波講座日本経済の歴史 第2巻 近世 16世紀末から19世紀前半』岩波書店。
深尾京司・中村尚史・中林真幸編（2017）『岩波講座日本経済の歴史 第3巻 近代1 19世紀後半から第一次世界大戦前（1913）』岩波書店。
深尾京司・中村尚史・中林真幸編（2017）『岩波講座日本経済の歴史 第4巻 近代2 第一次世界大戦期から日中戦争前（1914-1936）』岩波書店。
成績評価の方法と基準Grading criteria
偶数回の授業のあとに提出する質問・コメント（30％）
初回を除く奇数回の授業でおこなう理解度テスト（20％）
最終試験（50％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。
その他の重要事項Others
原則、対面形式でおこなうが、仮に受講生が教室収容人数を超えた場合には、ハイブリッド形式でおこなうことを検討する。