経済学部Faculty of Economics
LAW200CA（法学 / law 200）民法一部ACivil Law IA
上北 正人Masato UEKITA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | K6707 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 112 |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
[Course outline]
The Civil Code regulates the relationship between rights and obligations in property by dividing it into the Law of Property Rights, which relates to the relationship between persons and property, and the Law of Obligations, which relates to the relationship between persons and persons. Furthermore, the rules common to these rights and obligations relationships are extracted and stipulated at the beginning of the Civil Code as the 'General Provisions'. Together, these are referred to as the 'law of property', and the subject of this lecture is the first part of this 'law of property', the 'general provisions'.
[Learning Objectives]
The objective of this course is for students to acquire specialised knowledge of jurisprudence, an academic discipline related to economics, and to acquire the ability to analyse it from multiple perspectives and theoretically. Specifically, the following two points are addressed. (i) To acquire basic knowledge of the general rules of civil law. (ii) To be able to interpret and apply each article of the General Provisions of the Civil Code to cases in order to solve basic problems.
[earning activities outside of classroom]
Before/after each class, students will be expected to spend 2 hours each to understand the course content.
[Grading Criteria /Policy]
Grades are based on review assignments after each class and an examination at the end of the semester. The ratio of points for each is 50% for the review assignment and 50% for the examination. Quizzes will be given during class time. The grades from these quizzes will be taken into account in the event that the grades from the above methods are less than 60 points.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
民法は、財産上の権利義務関係を、人と物との関係に関する「物権法」と、人と人との関係に関する「債権法」とに分けて規律している。さらに、これらの権利義務関係に共通するルールを抽出し、「総則」として民法典の先頭に規定している。これらをあわせて、「財産法」というが、本講義はこの「財産法」のうち第一編「総則」をその対象とする。
到達目標Goal
経済学に関連する学問領域である法律学の専門知識を習得し、複眼的、理論的に分析する能力を備えるようになるため、以下の点を本講義の到達目標とする。
① 民法総則(民法典第1編）について、基本的な知識を修得し、民法に関する横断的な思考力を修得する。
② 基本的な問題の解決のために、各規定を解釈し、事案に適用することができること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP8」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業は、対面形式で行われる。
あらかじめ配信されたレジュメに従って授業が進められる。
また、毎回の授業の後に復習用課題が設定されるので、それを解答のうえ提出すること。また、授業時間内に小テストを実施することを予定している。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：民法概観
本講義で扱う分野について概観する。その際、基本的な法律用語についても確認することとする。
第2回[対面/face to face]：契約の成立
民法総則のうち、法律行為に関する第1篇第5章から講義を開始する。
意思表示や法律行為の意義について講義する。
第3回[対面/face to face]：意思表示と心裡留保・虚偽表示
法律行為の要素たる意思表示を扱う。意思表示の病理現象のうち、心裡留保と虚偽表示について講義する。
第4回[対面/face to face]：錯誤
意思表示に関する規定のうち、錯誤について概観する。とりわけ、法改正の趣旨等について講義する。
第5回[対面/face to face]：詐欺・強迫
意思表示に関する規程のうち、詐欺・強迫について概観する。また、消費者契約法との関係についても検討する。
第6回[対面/face to face]：法律行為の解釈とその有効性
小テスト
ここまで見てきた法律行為について、一般的な有効要件について、その趣旨・内容・効果について検討する。
また、授業時間内において小テストを実施する予定である。
第7回[対面/face to face]：代理制度および代理関係・代理行為
意思表示の内容が第三者に及ぶ場合としての代理制度について、代理の原則的な場面を念頭に、その趣旨、機能等について検討する。
第8回[対面/face to face]：無権代理
代理権を有しない者が代理人としてなした行為の効果について講義する。また、代理権濫用についても検討する。
第9回[対面/face to face]：表見代理
無権代理行為が行われた場合に本人が責任を負う制度としての表見代理の要件・効果について講義する。
第10回[対面/face to face]：自然人－権利能力・意思能力
法律行為の主体についての「自然人」につき、権利能力および意思能力について講義する。
第11回[対面/face to face]：自然人－制限行為能力者制度
法律行為の主体についての「自然人」につき、制限行為能力者制度を講義する。
第12回[対面/face to face]：法人制度の概観
自然人とは別に、法律上、法的主体性が認められた法人について、その制度を概観する。
第13回[対面/face to face]：法人の能力・法人の不法行為
法人の能力に加えられる様々なレベルの制限について、その取扱いをいかになすべきかについて検討する。
また、授業時間内において小テストを実施する予定である。
第14回[対面/face to face]：無効・取消し、条件・期限・期間
小テスト
法律行為の無効・取消、条件・期限および期間に関する基本的な事項について、その概要を検討する。
また、授業時間内において小テストを実施する予定である。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
レジュメは、授業支援システムにアップロードしますので、受講者は、事前にダウンロードして、講義の予習に役立ててください。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
（1）道垣内弘人『リーガルベイシス民法入門 第４版』（日本経済新聞社）
受講する上で必要な個所はコピーを学習支援システム（Hoppii）上の「教材」にアップロードするので、必ずしも購入の必要はない。
（2）六法（いずれの出版社のものでもよい）
参考書References
山田卓夫・河内宏・安永正昭・松久三四彦『民法Ⅰ－総則〔第４版〕』（有斐閣）
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の授業の後に課される復習用課題と学期末に実施する定期試験により評価する。
それぞれの配点の割合は、復習用課題50％、定期試験50パーセントとする。
なお、授業時間内に小テストを実施する予定であるが、小テストの成績は上記による成績評価が60点に満たない場合の救済として利用する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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