経済学部Faculty of Economics
ECN300CA（経済学 / Economics 300）西洋経済史ＢEconomic History of the West B
杉浦 未樹Miki SUGIURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | K6099 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wwed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 203 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The global economy of the 21st century faces problems of growing inequality, poverty, population growth and environmental degradation. Innovations that allow for a more efficient allocation of resources and distribution of wealth are being sought. This lecture outlines the historical process by which these problems of the global economy have emerged and surveys the main analytical frameworks in economic history.The key learning objective is to have the skills to analyse and use these analytical frameworks.Following Part A, Part B will deal with 19-21th centuries.
Grading will be determined by an end-of-term examination (including essay) 50% and by evaluation of short reports assigned after lectures via the Hoppii system 50%. Students are expected to prepare and work for these outside of class hours.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
資本・人・モノの国際移動・取引システムの編成、基幹産業の発展、戦争と経済、地域統合を主要な柱として、19世紀から２１世紀の経済発展を概観する。
授業のオンラインか対面は、学習支援システムで今後連絡をする。
到達目標Goal
・19世紀と20世紀の資本主義と産業の展開が、現在の経済状況を生み出 したことを理解する
・基幹産業の成り立ちと長期的な展開を把握する。
・レポート作成を通じて、論述力、文献調査能力を向上させる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科は「DP2」「DP8」「DP9」に関連。国際経済学科・現代ビジネス学科は「DP2」「DP8」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業形態は講義です。各回、講義内容がテキストでHOPPIIで配布されます。毎回授業理解テストがテキストに表示され、授業支援システムに提出します。
講義に欠席したとしても、テキストを読み、授業理解テストを提出することを求めます。
フィードバックは、講義内と授業支援システムの評価を併用して行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：グローバリゼーションと19，20世紀
19、20世紀の特徴を整理したあと、グローバリゼーションからみるとどどのような位置づけとなるかを論じる。とくに1815～1880年がグローバリゼーションの加速期、1880～1945年が減速期、1945年以降が第二の加速期であることを理解する
第2回[対面/face to face]：19～20世紀 グローバル化するモノの流れ
貿易の長期動向と、世界商品とそのコモディティチェーン、ヴァリューチェーンの史的分析
第3回[対面/face to face]：マシンメイドに到る道―イギリス綿織物業の機械化導入と技術革新
19～21世紀の移民史を経済側面から議論する。
第4回[対面/face to face]：19～21世紀の人の流れ―移民とグローバリゼーション
移民（主に国際移民）と経済発展との関係を歴史的に位置づける。移民の定義、現状を概観した後、グローバル化する移民の第一波（1840年～1913年）と、第二波（1950年～2000年）を比較する。最後に移民が引き起こす格差の拡大と収束を論じる
第5回[対面/face to face]：金本位制と国際信用取引システムの成立
国際通貨（信用）システムの展開を、金本位制から扱う。本位制の定義、金本位制の導入、グローバリゼーションとの関係、停止と崩壊を述べる。
第6回[対面/face to face]：産業で辿る19～21世紀（１）、工業化を支えた条件と製鉄＋鉄道、
1840年以前の、工業国アメリカを生み出し、支えた土壌を整理したあと、製鉄＋鉄道がタグを組んだ大規模な工業化と経営革新を述べる。
第7回[対面/face to face]：産業で辿る19～21世紀（２）、
石油業
産油業の展開を軸に、垂直統合・独占／寡占とそれらの規制・多国籍企業の発展、エネルギー源の転換を理解する。
第8回[対面/face to face]：産業で辿る19～21世紀(3)
自動車産業
自動車産業の展開を軸に、フォーディズムからリーン生産方式までの歴史的な流れを理解する。
第9回[オンライン/online]：最終レポートの形式を指導
19－20世紀の産業史をテーマに、学術文献を検索し、読み、引用し、レポートを作成する方法を解説する。
第10回[対面/face to face]：1950、60年代の世界
1950、60年代の世界経済情勢を概観する
第11回[対面/face to face]：1970年代の世界
ドル危機とオイルショックを前後に、1970年代の経済情勢をみる
第12回[対面/face to face]：1980年代の世界
1980年代の世界経済の動向を概観する。
第13回[対面/face to face]：1990年代に提示された、危機を乗り越える経済モデル
1990年代に構造改革を行った国家をモデルとして紹介する。イギリス、北欧、オランダ、シンガポールを取り上げる。
第14回[オンライン/online]：試験準備とレポート事前評価
試験の論述対策をするとともに、前週までに提出したレポートに対し改善点を述べる
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業中に示唆した経済史の文献を読み、歴史への理解を深めていくことが望ましい。高校時に世界史を履修していない者は、高校教科書ないし、戦後経済史の平易な新書を読みあわせることをすすめる。
平均して週に4～７時間程度授業外学習し、レポート作成にむけた準備をする。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回授業時にテキストを配る。さらに参考図書を指示する
参考書References
北川勝彦、概説世界経済史、昭和堂、2017年
キャメロン、ニール『概説世界経済史 ２ 工業化の展開から現代まで』東洋経済新報社、2013年。
ロバート・C・アレン『なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』NTT出版、2012年馬場哲・山本通・廣田功・須藤功著『エレメンタル欧米経済史』、晃洋書房、2016年
ウォーマック、『リーン生産方式が、世界の自動車産業をこう変える』(経済界、1990年)
他は講義ごとに指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業ごとの理解テスト50％、最終レポート50％で評価する。
レポートは合格点がとれるように事前フィードバックを行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
テーマへの関心は高かったので、さらに伝達方法などを工夫していきたい。