文学部Faculty of Letters
HIS200BE(史学 / History 200)日本史特講ⅨSpecial Lecture on Japanese History Ⅸ
内藤 一成Kazunari NAITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | A3201 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市G‐G601 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 史学科 |
他学科公開科目 | ○ |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
(Course outline)In this class, I will clarify Japanese modernization based on the formation and development process of resorts. For this purpose, I will examine the history of Oiso, Hakone, Nasu, Karuizawa, etc. since modern times. The process by which these towns became resorts due to the influx of Western European ideas and culture was a symbol of Japan's modernization.
(Learning Objectives)By the end of the course, students should be able to do the followings:
-A.Understand Japan's modernization from the perspective of cultural history.
-B.Understand how the influx of Western culture brought about changes in Japanese people's consciousness.
(Learning activities outside of classroom)Students should read the materials distributed in advance.Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
(Grading Criteria /Policy)Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 60%, in class contribution: 40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
近代以降、大磯・箱根・那須・軽井沢など各地に形成された保養地について歴史的に検討する。近世には宿場町や原野であった町や地域が、西欧の保養思想や文化の流入に伴い急速に変容していく過程は、日本の近代化を象徴する変化であった。本講義では日本の近代化を保養地から捉えようとするものである。
到達目標Goal
①日本の近代化を文化史的に理解する。②西洋文化の導入が当時の人々にどのような意識の変化をもたらしたのかを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式とし、板書とパワーポイントを併用させる。適宜史料のコピー等を配布し、史料を音読したり、内容を検討することもある。
また、講義時に生じる質問にはリアクションペーパーやクエスチョンタイムを設けるほか、学習支援システムに課題の回答を掲示するなどフィードバックに関しても適宜対応していく。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
講義に関する全体の説明、注意点など
第2回[対面/face to face]:別荘地形成と近代化の諸相
近代日本における別荘地の諸類型
第3回[対面/face to face]:大磯1
海浜別荘地大磯の形成について1(宿場から保養地へ)
第4回[対面/face to face]:大磯2
海浜別荘地大磯の形成について2(保養思想と海水浴)
第5回[対面/face to face]:葉山・鎌倉
皇室の別荘建設と湘南地域の各別荘地について
第6回[対面/face to face]:沼津・興津
鉄道建設と別荘地の拡大
第7回[対面/face to face]:箱根1
高原と温泉別荘地としての箱根1(宿場から保養地へ)
第8回[対面/face to face]:箱根2
高原と温泉別荘地としての箱根2(保養思想と高原)
第9回[対面/face to face]:那須1
殖産興業と別荘地那須の形成について1(近代農業農場経営)
第10回[対面/face to face]:那須2
殖産興業と別荘地那須の形成について2(保養思想とカントリーライフ)
第11回[対面/face to face]:塩原
道路インフラの整備と別荘地の拡大
第12回[対面/face to face]:軽井沢1
高原別荘地軽井沢の形成について1(宿場から保養地へ)
第13回[対面/face to face]:軽井沢2
高原別荘地軽井沢の形成について2(「軽井沢ライフ」とは)
第14回[対面/face to face]:まとめ 総括と質疑応答
講義全体のまとめ、質疑応答
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前に配布する史料等には必ず目を通しておく。その際、読みや意味のわからない文字を調べ、さらに記された内容や、作成した人物についても予習しておく。授業後には内容を再確認することで、知識の定着をはかる。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特には用いない。
参考書References
安島博幸・十代田朗『日本別荘史ノート-リゾートの原型』(住まいの図書館出版局)
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(40%)、期末試験(60%)をもとに総合的に評価する。期末試験はノート持ち込み可。なお、特別の事情がなく、授業への参加度が不良と判断された場合、あるいは期末試験を受けない場合には不合格の評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
クエスチョンタイムに相当する時間を適宜設けるなどして、授業理解が得られるよう努める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムの利用が可能なIT機器
その他の重要事項Others
・「日本近代史料学」(秋学期)との継続履修を推奨する。
・大学院における学部合同科目(「日本近代史研究」Ⅰ)である。
・やむを得ない事情により授業を欠席する場合(介護体験実習、教育実習など)には、その事情を証明する文書を提出すること。
・授業に関連する連絡は、学習支援システムの「お知らせ」サイトや、「授業内掲示板」サイトを利用して行うので、見落とさないようにすること。
・担当教員への直接連絡にはメールを利用すること。担当教員のメールアドレスは、学習支援システムに掲示する。