文学部Faculty of Letters
HIS100BE（史学 / History 100）東洋史概説ⅠIntroduction to Oriental History I
山元 貴尚Takahisa YAMAMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | A3105 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y702 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
【Course outline】
The East Asian region represents a unique civilization that has endured through time, providing a shared cultural foundation for East Asian societies. To grasp the rapidly evolving modern East Asia, one must understand its historical context, regional nuances, and cultural aspects.
In this course, we will study the history, geography, and culture of the East Asia region from the diffusion of humanity and the emergence of civilizations to the expansion of empires during the pre-Han period. Our goal is to deepen our understanding of East Asia from an objective and multifaceted perspective.
【Learning Objectives】
This statement emphasizes that by studying East Asian history, students will explore historical documents and unearthed artifacts to comprehend the formation of the East Asian world. It encourages an objective and diverse viewpoint, fostering a new understanding of the region’s history.
【Learning activities outside of classroom】
Since most students are new to studying East Asian history, I recommend thoroughly reading the materials distributed in advance. Familiarize yourself with complex kanji characters, historical concepts, and geographical information. Additionally, review the recommended textbooks to deepen your understanding. After the lecture, summarize the content and your own thoughts. Allocate approximately 2 hours for preparation and review for this course.
【Grading Criteria /Policy】
We will have assignments (30%) and a final exam (70%). These will be presented as questions during the lectures, so please organize the lecture content in advance to be able to present your own thoughts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
東アジア地域は、近代まで滅びることなく受け継がれた唯一の文明圏であり、その歴史や文化は東アジア社会に共通する基盤となっています。急激に経済発展を遂げた現代の東アジア地域を理解するには、その背景にある歴史や地域性、そして文化に関する知識を必要としますが、これらを得る機会が十分にあるとはいえません。
本講義では、東アジア地域における人類の拡散や文明の発生から帝国として領域を拡大した前漢時代までの歴史・地理・文化を学習して東アジアに対する認識を深め、多様な東アジア地域を客観的かつ多角的な観点から理解してゆきます。
到達目標Goal
これまで歴史研究で使用されてきた文献史料や近年陸続と発見される出土資料を踏まえつつ、東アジア世界の形成過程を基礎から時間的かつ空間的に理解できます。また、東洋史の学習を通じて客観的かつ多角的な視点を養い、東アジア地域に対する新たな歴史認識を持つことができるようになります。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
この授業は講義形式で行います。
講義ではPowerPointを用いて歴史の流れや出来事、近年発見された遺跡や出土文字史料ほか様々な文物を説明してゆきますので、各自ノートを用意して学習事項を記録してください。また、単に人物や文物の名称を覚えるのではなく、歴史事象の原因や結果をふまえて考察してゆきます。
課題などの提出やフィードバックについては「学習支援システム」を通じて行う予定ですが、質問は随時受け付けます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
授業の進め方と東洋史の意義
第2回[対面/face to face]：東アジア地域の地理的状況
東アジアの地域区分
第3回[対面/face to face]：人類の拡散と文明の発生
東アジア地域の文明
第4回[対面/face to face]：新石器時代の諸相
新石器文化の多元性
第5回[対面/face to face]：伝説の時代と幻の王朝
中国の建国神話と夏王朝
第6回[対面/face to face]：邑制国家の成立
殷王朝の社会と文化
第7回[対面/face to face]：革命思想と封建制
周王朝の天下思想
第8回[対面/face to face]：覇者の時代
春秋時代の地域間交流
第9回[対面/face to face]：群雄の興亡秦統一前史
戦国諸国家の領域統治
第10回[対面/face to face]：始皇帝の「天下一統」
秦王朝の統治体制
第11回[対面/face to face]：項羽と劉邦の時代
楚漢抗争期と前漢初期
第12回[対面/face to face]：文景の治
漢帝国の形成過程
第13回[対面/face to face]：武帝の領域拡大と匈奴との攻防
漢帝国と遊牧世界
第14回[対面/face to face]：外戚政治の成立
前漢後半期の政治と社会
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
はじめて東洋史を学習するという学生が大多数ですので、事前に配布される資料をよく読み、難解な漢字や歴史事項、地理情報を下調べして講義に臨むようにしてください。また、提示された参考書等を確認し、より深い認識を持つようにしてください。講義後には、内容や自己の考えをまとめておくようにしてください。本講義の準備学習・復習は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特定の教科書は使用しません。適宜教材として講義資料を配布します。
参考書References
参考文献については逐次講義内で紹介しますが、礪波護・尾形勇・鶴間和幸・上田信編『中国の歴史』1～3巻(講談社学術文庫、2020年、)愛宕元・冨谷至著『中国の歴史』上、改訂版(昭和堂、2009年)、『ビジュアル版世界の歴史５、中国文明の成立』(松丸道雄・永田英正、講談社、1985年)『ビジュアル版世界の歴史８、東アジアの世界帝国』(尾形勇、講談社、1985年)を読んでおくようにしてください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題(30％)と期末試験(70％)を実施します。これらは事前に講義内で問題を提示しますので、自らの考えを提示できるように講義内容を整理しておいてください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生のみなさんが理解できるよう、できるかぎりわかりやすく講義を進めてゆきます。学生のみなさんも継続的に事前準備・事後整理を行うようにしてください。欠席した場合でも、講義資料等から情報を得て整理し、質問があれば対応いたします。
その他の重要事項Others
履修希望者は初回のガイダンスで講義を受ける際の注意事項を説明しますので、必ず出席してください。