キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU200MA（教育学 / Education 200）社会教育演習Seminar on Education in Society
久井 英輔Eisuke HISAI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | C7943 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | BT14F精密室 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（新）Category (2019) | 関連科目 |
| カテゴリー（旧）Category (2017) |
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Outline (in English)
(Course Outline)
The aims of this course are to provide students with basic knowledge and viewpoints indispensable to analyses on social education activities, to support for conducting surveys on social education activities, mainly in social education facilities, and to advise for writing reports utilizing data of the survey.
(Learning Objectives)
The goals of this course are to help students acquire proper abilities of practical research for social education advisers and supervisors (ability to grasp the characteristic of each social education activity and its background, and to make realistic proposals for the activity) by reading texts, conducting surveys, and writing reports.
(Learning Activities Outside of Classroom)
Students will be expected to organize his or her own comments and questions about assigned literature in advance in advance, and to conduct his or her planful survey. Your study time will be more than four hours for a class.
(Grading Criteria /Policy)
Final grade will be calculated according to the following process: Presentations on individual report (50%), contribution to discussion (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
（授業の概要）
社会教育実践分析に必要な基本的視点、知識を学ぶための基礎文献講読を行う。また、その視点、知識を活用して、実際の社会教育実践の現場（社会教育施設など）での実地調査を実施し、調査結果をもとに受講者各自でレポートを作成・発表する。
（授業の目的・意義）
文献講読、実地調査、レポート作成等を通じて、社会教育士、社会教育主事に求められる実践的な研究能力（地域社会で行われている社会教育実践の性格と背景を客観的に把握し、あわせて現実的な提言をおこなう）を獲得する。
到達目標Goal
社会教育施設、社会教育行政と関連する制度、社会教育をめぐる連携のあり方に関する基本的な視点と知識を得る。また、これらの視点・知識を生かして、実際の社会教育事業に対して客観的把握と実践的提言を行える力を獲得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業の序盤は、社会教育実践の分析に必要な基本的な視点、知識について、文献講読を通じて学ぶ。その後（5月以降）、各自の問題関心に関連した先行研究の検討や、社会教育施設等の実践現場での実地調査（インタビュー調査、資料調査）を踏まえて、受講者各自でレポートを作成し、それを基に討論を行う。
学生の先行研究文献発表、実地調査レポート発表などに対しては、発表後の授業内での討論や授業後のアドバイス（対面、メールなど）等の形でフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス・問題関心の共有
演習の実施方法について説明するとともに、受講者各自の社会教育に関する問題関心を共有する
第2回[対面/face to face]：社会教育主事、社会教育士の資質・能力
今日において社会教育主事、社会教育士に求められる資質・能力について解説し、これから各自で進める実地調査との関連を説明する。
第3回[対面/face to face]：社会教育実践の場を知る①
社会教育施設の体系と各種施設の役割について、文献講読を通じて理解する。
第4回[対面/face to face]：社会教育実践の場を知る②
社会教育行政の仕組みとその課題について、文献講読を通じて理解する。
第5回[対面/face to face]：実地調査の構想発表①
社会教育施設等の実地調査に際して、各受講者が具体的な問題関心を発表する。
第6回[対面/face to face]：実地調査の構想発表②
社会教育施設等の背景にある地域社会の特性について、各受講者が自身の問題関心に基づいて検討する。
第7回[対面/face to face]：実地調査の構想発表③
社会教育施設等の活動の背景にある自治体行政の現状について、各受講者が自身の問題関心に基づいて検討する。
第8回[対面/face to face]：実地調査の構想発表④
社会教育施設等で活動する職員たちの資質・能力について、各受講者が自身の問題関心に基づいて検討する。
第9回[対面/face to face]：実地調査の構想発表⑤
社会教育施設等が実際に行う事業の課題について、各受講者が自身の問題関心に基づいて検討する。
第10回[対面/face to face]：実地調査の計画発表①
社会教育施設等の実地調査について、各受講者が先行研究の検討結果を発表する。
第11回[対面/face to face]：実地調査の計画発表②
社会教育施設等の実地調査について、各受講者が検討した先行研究の課題について、受講者相互で討論を行う。
第12回[対面/face to face]：実地調査の計画発表③
社会教育施設の実地調査について、各受講者が先行研究の検討に基づいた明確な問題関心を発表する。
第13回[対面/face to face]：実地調査の計画発表④
社会教育施設の実地調査について、各受講者が具体的な調査項目を発表する。
第14回[対面/face to face]：実地調査の計画発表⑤
社会教育施設の実地調査について、各受講者の調査デザインについて、相互に検討する。
第15回[対面/face to face]：実地調査の進捗報告①
各受講者がインタビュー調査の進捗状況について簡潔に報告をおこなう。
第16回[対面/face to face]：実地調査の進捗報告②
各受講者が資料調査の進捗状況について簡潔に報告を行う。
第17回[対面/face to face]：社会教育施設見学①
社会教育施設経営に関して必要な知見・視点について、施設職員から説明を受けた上で、質疑応答を行う。
第18回[対面/face to face]：社会教育施設見学②
社会教育施設の講座事業を見学し、講座企画・実施・評価の実際について、施設職員から説明を受けた上で、質疑応答を行う。
第19回[対面/face to face]：ゲストスピーカー講義①
県の社会教育主事をゲストスピーカーとして招き、勤務内容の実際について話題提供の上、受講者と意見交換を行う。
第20回[対面/face to face]：ゲストスピーカー講義②
市町村の社会教育主事をゲストスピーカーとして招き、勤務内容の実際について話題提供の上、受講者と意見交換を行う。
第21回[対面/face to face]：実地調査に関する最終報告①
対象とした社会教育施設等の歴史的・制度的な位置づけについて、各受講者が調査を基に報告する。
第22回[対面/face to face]：実地調査に関する最終報告②
対象とした社会教育施設等の現在の活動内容の全体像について、各受講者が調査を基に報告する。
第23回[対面/face to face]：実地調査に関する最終報告③
対象とした社会教育施設等の事業企画に関する課題について、各受講者が調査を基に報告する。
第24回[対面/face to face]：実地調査に関する最終報告④
対象とした社会教育施設等の事業評価に関する課題について、各受講者が調査を基に報告する。
第25回[対面/face to face]：実地調査に関する最終報告⑤
対象とした社会教育施設等の広報活動に関する課題について、各受講者が調査を基に報告する。
第26回[対面/face to face]：実地調査に関する最終報告⑥
対象とした社会教育施設等と地域社会との関係性について、各受講者が調査を基に報告する。
第27回[対面/face to face]：実地調査に関する最終報告⑦
対象とした社会教育施設等における学習支援者（職員・ボランティア）の資質能力のあり方について、各受講者が調査を基に報告する。
第28回[対面/face to face]：実地調査報告の振り返り
受講生がディスカッションを踏まえて、各自のレポートにおいて改善すべき点を確認する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・文献講読の場合は、文献に関する疑問点やコメントを事前に整理した上で、授業に臨むこと。
・調査レポートの作成は基本的に授業時間外となるので、計画的な調査実施と執筆を心がけること。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間以上を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
多岐にわたるので、授業内で提示する。文献のマスターコピーまたはPDFファイルは、担当教員が用意する。
参考書References
鈴木眞理、伊藤真木子、本庄陽子編『社会教育の連携論：社会教育の固有性と連携を考える』学文社、2015年
鈴木眞理、井上伸良、大木真徳編『社会教育の施設論：社会教育の空間的展開を考える』学文社、2015年
鈴木眞理、稲葉隆、藤原文雄編『社会教育の公共性論：社会教育の制度設計と評価を考える』学文社、2016年
成績評価の方法と基準Grading criteria
社会教育実践に関する個人レポートに関する発表 50％
授業内での討論への貢献度 50％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度は受講生数がそれ以前と比較して大幅に増えたが、レポート発表スケジュールを当初予定のままで実施したため、レポートに関するディスカッションに十分な時間を割けなかった。今年度は、当初の受講生数を見ながら、適正な授業スケジュールとなるよう丁寧な調整を心がけたい。
その他の重要事項Others
本科目は、社会教育主事講習等規程第11条に規定された「社会教育演習」に該当する。社会教育主事基礎資格取得、社会教育士（養成課程）の称号取得のための科目である。