キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
監査論ⅠAuditing I
小澤 康裕Ozawa Michihiro
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | C7755 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Ｙ‐Ｙ５０２ |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（新）Category (2019) | 関連科目 |
| カテゴリー（旧）Category (2017) |
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Outline (in English)
・Outline and objectives
Financial statement audit (audit of financial statements) is the act of an auditor expressing an opinion from a professional perspective on the fairness (correctness or otherwise) of the financial statements published by an entity. This lecture covers the entire auditing process. It also emphasizes the latest topics, such as internal control of companies and window dressing cases, and includes case studies.
This course aims to enable participants to acquire a basic knowledge of the purpose, significance, and content of financial auditing, including assurance engagements, and to deepen their understanding of the importance of the role of auditing.
・Learning activities outside of classroom
As preparatory learning, students may be asked to watch a video. Review is compulsory.
Students are required to submit reports (at least once).
In addition, at the beginning of each session, a handout is used to review the previous session. The students will be nominated and asked to answer the questions, so the students should review the previous lesson so that they can answer the questions.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
・Grading Criteria /Policy
The following distribution of grades will be given.
-Report: 20%.
-Final exam: 80%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
会計監査（財務諸表監査）とは、企業が公表する財務諸表の適正性（正しいか否か）について、監査人が専門的見地から意見を表明する行為である。本講義では、この監査のプロセス全般を対象とする。また、企業の内部統制や粉飾決算事件等の最新のトピックを重視し、事例を含めて解説する。
本講義の目的は、受講者が保証業務を含む会計監査の目的、意義、内容等についての基本的知識を修得し、監査が果たす役割の重要性について理解を深めることである。
到達目標Goal
受講者が、会計監査の目的や内容等について基本的知識を修得し、現代社会において監査が果たす役割の重要性について理解し、説明することができるようになることが、本講義の到達目標である。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式でおこなう。本講義では、監査のプロセスを説明することはもちろん、企業の内部統制や粉飾決算事件等の最新のトピックを重視し、事例を含めて解説する。したがって、新聞や雑誌等の記事を補助資料として用いて、われわれの社会において生じている種々の問題に「監査」がどのように関わっているのかを説明し、監査が果たす役割の重要性について理解を促す。
この授業はグループディスカッションや個々人の発言を求め、インタラクティブに行われる。また、必要に応じて動画を用いる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション・監査とは何か
講義全体の概要や受講のルールを説明し、「監査」についての初歩的な理解を促す。
第2回[対面/face to face]：会計監査と財務諸表の虚偽表示
会計監査と財務諸表の虚偽表示との関係ついて説明する。
第3回[対面/face to face]：監査のニーズ
監査には自発的なニーズが存在することを解説する。
第4回[対面/face to face]：監査人としての公認会計士・監査法人
公認会計士とは何か、また、監査法人とはどのようなものかを説明する。
第5回[対面/face to face]：監査人の責任
監査人に課されている責任とはどのようなものかを解説する。
第6回[対面/face to face]：監査の品質管理
監査の質を担保するためにどのような方法があり、実施されているのかを説明する。
第7回[対面/face to face]：監査基準
監査基準のうち、主に一般基準について解説する。
第8回[対面/face to face]：監査戦略
「戦略的に監査を実施する」とはどういうことかを説明する。
第9回[対面/face to face]：監査リスク・アプローチ
現在の監査方法の基本である「監査リスク・アプローチ」について解説する。
第10回[対面/face to face]：事業上のリスクを考慮したリスク・アプローチ
「事業上のリスクを考慮したリスク・アプローチ」とはどのようなものかについて説明する。
第11回[対面/face to face]：監査計画と監査上の重要性
「監査計画」と「重要性」について解説する。
第12回[対面/face to face]：サンプリングと監査手続
サンプリングとは何か、また、監査手続にはどのようなものが存在するかについて説明する。
第13回[対面/face to face]：分析的手続
分析的手続とは何か、また、その具体的な手法について演習問題を用いて解説する。
第14回[対面/face to face]：まとめと振り返り
監査論Ⅰの授業全体のまとめと振り返りを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習として、動画の視聴を求める場合がある。復習は必須である。
レポート（1回以上）の提出を求める。
また、各回の冒頭でハンドアウトを用いて前回の復習を行う。その際，受講者を指名して回答を求めるので，回答できるように前回の復習をしておくこと。
本授業の準備学習・復習時間は、各 2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
初回の授業で説明する。
山浦久司『監査論テキスト』（中央経済社）（最新版）
※旧版は、基準等が改正されていて内容が異なるので、最新版を購入すること。
参考書References
亀岡恵理子, 福川裕徳, 永見尊, 鳥羽至英『財務諸表監査 改訂版』（国元書房）
成績評価の方法と基準Grading criteria
以下の配分で評点をつける予定である。
-レポート：20%
-期末テスト：80%
評点を基に、以下のとおり評価を行う。
100-90:S
87-89:A+
86-83:A
82-80:A-
79-77:B+
76-73:B
72-70:B-
69-67:C+
66-63:C
62-60:C-
59-0:D
期末テスト未受験: E
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業に集中できるように静寂な環境で授業を受けられるよう協力してください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
一部、オンラインで学習支援システムを用いて、動画の視聴やレポートの提出を求めるため、パソコン等の機器が必要となる。
その他の重要事項Others
〔関連科目〕
会計学の基本的な知識があることを前提として講義を進めるので、「簿記入門Ⅰ/Ⅱ」と「会計学入門Ⅰ/Ⅱ」を履修していることが望ましい。また財務諸表に関する知識も必要になるので、「財務会計論Ⅰ/Ⅱ」を平行して履修するなどして知識の獲得に努めてほしい。