キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU200MA（教育学 / Education 200）教育マネジメントⅠEducational Management Ⅰ
仲田 康一Koichi NAKATA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | C7189 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | Y406(※4/12変更） |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（新）Category (2019) |
展開科目 選択必修（領域別） 発達・教育 |
| カテゴリー（旧）Category (2017) |
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Outline (in English)
【授業の概要（Course outline）】
While public schooling has established a nationwide standard system to ensure people's right to education, there has been increasing diversity by collaborating with local communities(parents, residents, local organisations, and institutions).
This lecture will explore how region-specific initiatives within the public education system is enacted, examining their consequences from the perspectives of educational studies and other social sciences.
【到達目標（Learning Objectives）】
Students are expected to be able to achieve the following three objectives by the end of the course.
At the end of this class, students are expected to be able to
1) explain the significance and challenges of educational practices carried out in collaboration with local communities for children, schools; local authorities and parents, citing specific examples of such practices.
2) explain specific educational policies to promote cooperation between schools and local communities; and
3) analyse the relationships between schools and local communities using concepts and perspectives from educational studies and other social sciences.
【授業時間外の学習（Learning activities outside of classroom）】
Before and/or after each class, students are required to have completed the required assignments such as
- Rereading and summarising the material handed out in class
- Submitting Attendance Check Assignment.
- Conducting case study
The standard preparation and review time for this class is two hours each.
【成績評価の方法と基準（Grading Criteria /Policy）】
Overall grade in the class will be decided based on the following:
Attendance Check: 40%, Case study report: 20%, End of semester report: 40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
公教育は、人々の教育を受ける権利を積極的に保障していくために全国的に標準的な仕組みを整えていますが、近年では、地域社会の自然・文化・産業を教育活動に取り入れたり、保護者・住民・地域の組織や諸機関と連携し、特色ある実践を進める動きも広がっています。
本講義では、上記のような地域独自の取り組みが公教育制度の中で進展することの意義と課題について、教育学のみならず、社会学・行政学・政治学等の社会科学的な観点からも考察を行うことで、教育に関して一段深い意見を持てるようにする手がかりを獲得してもらうことを目的とします。
到達目標Goal
受講者には、授業終了までに次の3つの目標を達成できることを期待します。
１）地域社会と連携して行われる教育実践や学校経営が、子ども・学校・地域・自治体・保護者等にとってどのような意義と課題を有するか、具体的な実践例を挙げながら説明できる
２）学校と地域社会の連携を進めるための具体的な政策や制度について説明することができる
３）学校と地域社会の連携について、教育学、あるいは社会学・行政学・政治学等の社会科学的な概念・視座により分析することができる
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式の授業ですが、受講者からの質疑や意見を求めたり、グループ形式での意見交換や、学生によるプレゼンテーションを組み込みます。オンラインでリアクションペーパーを提出してもらい、必要なフィードバックは、次回の授業の最初にまとめて行います。
天候等の理由により、臨時にオンラインに変更する可能性があります。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション
授業の方法・内容・予定・学ぶ意義・成績評価等について説明・合意する
第2回[対面/face to face]：公教育の成り立ちと地域社会
公教育制度の歴史的な成り立ちと地域社会にとっての意味付けについて説明する
第3回[対面/face to face]：戦後の学校制度と公教育の課題
戦後の学校制度に焦点を当てて、公教育の課題を説明する
第4回[対面/face to face]：母校研究（１）
母校についてのケース・スタディ（地域的特色を含む）を交流し、学びのキャリアを振り返る
第5回[対面/face to face]：母校研究（２）
母校研究について代表者の発表を共有する
第6回[対面/face to face]：学校-地域連携政策（１）
臨教審以降の「開かれた学校」政策と、「生きる力」の理念について説明する
第7回[対面/face to face]：学校-地域連携政策（２）
学校運営参加制度の導入・深化・普及（・迷走）について説明する
第8回[対面/face to face]：学校-地域連携政策（３）
学校支援活動の普及と関連する諸政策の導入について説明する
第9回[対面/face to face]：学校-地域連携の意義と課題（１）
教育課程、学習方法等の視点から学校-地域連携の教育学的な意義と課題について説明する
第10回[対面/face to face]：学校-地域連携の意義と課題（２）
地域づくり・地域経済・社会関係資本等の視点から学校-地域連携の行政的・社会的な意義と課題について説明する
第11回[対面/face to face]：地域における教育連携の発展動向（１）
地域における福祉組織との教育連携について実例をもとに解説する
第12回[対面/face to face]：地域における教育連携の発展動向（２）
NPO等による実践展開の可能性について実例をもとに解説する
第13回[対面/face to face]：レポートの授業内吟味
レポートの第１次提出を行い、受講生による相互吟味・批評を行う
第14回[対面/face to face]：まとめと内省
授業全体を振り返り、レポートの講評と最終提出までの指示を行う
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
以下のような課題を所定の期日までに実施してもらいます。
・レジメの再読、まとめ（毎時）
・アテンダンスチェック課題の提出（毎時）
・母校研究の実施（所定締切日まで）
・最終レポートの作成（所定締切日まで）
これらを通じた準備学習・復習時間は各回2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しません。
参考書References
『コミュニティと教育』（仲田康一・大木真徳編著／放送大学教育振興会／2024年）
『地域教育経営論』（荻野亮吾・丹間康仁編著／大学教育出版／2022年）
『コミュニティ・スクールのポリティクス』（仲田康一著／勁草書房／2015年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
各回の参加度（主にアテンダンスチェック課題やディスカッションへの参加状況にて把握）を40%、母校研究の成果を20%、最終レポートを40%として評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者に対するフィードバックを大切して授業運営をすすめます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコンやタブレット
その他の重要事項Others
①ピンポントなテーマではありますが、現代の教育についての基礎知識をなるべくカバーし、今後の専門的学習に役立つように心がけます。
②教育研究の幅広さを知るとともに、教育改革を研究するための資料やデータの在り処を探すスキルと、それらを分析する視点を手にできるよう意識します。
③教員をどれだけ活用するかが大学での学びの質を大きく左右します。教員への質問・相談は学生の権利であり、教員にとってもやりがいの源泉ですので、どうぞお気軽に。