キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU200MA(教育学 / Education 200)学校論Ⅲ(キャリア教育)Lifelong Learning Ⅲ
福島 創太FUKUSHIMA,Sota
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | C7175 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | Y604(※4/24変更) |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) 発達・教育 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire the current status, challenges, and potential of career education in Japan.
By the end of the course, students should be able to do the followings:
-to understand fundamental concepts and approaches such as the purpose of career education and educational methods.
-to understand the history and current state of career education, as well as its challenges, issues, and potential.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following Term-end examination: 60%、in class contribution: 40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本におけるキャリア教育の現状、課題および可能性
到達目標Goal
①キャリア教育とはなにか、なぜキャリア教育が必要なのか、その教育方法はいかにあるべきか等について、基本的な概念や考え方を理解する。
②日本におけるキャリア教育の登場と展開の経緯、そして特に、経済界からの要望や学校外部との連携といった側面から今日のキャリア教育の状況を知るとともに、現状における問題点や課題、そして可能性についてを適切に理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式の授業であるが、可能な範囲で受講者同士のグループワーク、質疑や意見を求めたり、小課題の提出を求めたりする。
本授業の守備範囲は、日本におけるキャリア教育の歴史、理論、政策、学校レベルにおける施策である。特に、昨今の社会、経済的な状況の変化を鑑み、経済界および政治、社会からの要請や連携といった観点から現在のキャリア教育を概観し、批判的に捉えたうえで、今後求められるキャリア教育を構想することを通して、その本質を検討する。
提出されたリアクションペーパーや課題等へのフィードバックは、次回の授業の最初にまとめて行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
授業計画について概説するとともに、基本概念である「キャリア教育」について、本講義における共通理解の前提を確かめる。
第2回[対面/face to face]:キャリア教育の現状
様々な事例を手掛かりにして、現在行われているキャリア教育を概観するとともに、社会状況との密接な関連について解説する。
第3回[対面/face to face]:キャリア教育の起源および歴史
キャリア教育の歴史を概観しながらその変遷を確認するとともに、その展開にはどういった力学が働いてきたのかを確認する。
第4回[対面/face to face]:職業指導と進路指導とキャリア教育
職業指導・進路指導それぞれの変遷、特徴を確認しながら、それらとの対比からキャリア教育の機能や意義を確認する。
第5回[対面/face to face]:権利としてのキャリア教育
いま、なぜキャリア教育が必要なのかという点とかかわって、権利としてのキャリア教育について解説する。
第6回[対面/face to face]:就職活動(就職市場)とキャリア教育
主に大卒就職活動、就職市場のこれまでの変遷や現状を確認しながら、キャリア教育の意義や役割について確認する。
第7回[対面/face to face]:キャリア教育の背景としての経済界
キャリア教育に対する経済界からの具体的な要望や連携を手掛かりに、キャリア教育の在り方に影響を及ぼす経済界からの力学を確認する。
第8回[対面/face to face]:キャリア教育の背景としての政治
キャリア教育に関する政策や行政文書を手掛かりに、キャリア教育の在り方に影響を及ぼす政治からの力学を確認する。
第9回[対面/face to face]:多様なキャリア(選択)とキャリア教育
NPOや起業、若年転職等々、現代社会におけるキャリアの多様性を確認したうえで、キャリア教育の課題と可能性を検討する。
第10回[対面/face to face]:職業体験・インターンとキャリア教育
キャリア教育への取り組みとしての職場体験・インターンシップについて、現状と課題を考察する。
第11回[対面/face to face]:外部連携とキャリア教育①
外部(主に企業やNPO)と学校が連携するキャリア教育の事例などを紹介しながら、その課題と可能性を検討する。
第12回[対面/face to face]:外部連携とキャリア教育②
外部と連携したキャリア教育を学校側の目線からとらえ、その課題と可能性を検討する。
第13回[対面/face to face]:これからの社会の探索
これからの社会に次世代を送り出す営みであるキャリア教育の未来を探究すべく、社会のいまとこれからの変化について検討する。
第14回[対面/face to face]:まとめと試験
キャリア教育が行われる背景、力学と、社会のこれからについて確認してここまでをまとめるとともに、試験を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
次回の授業内容については、前回授業時に予告されるので、自分なりの問題関心を深め、事前に資料・データ等を調べたうえで、授業にのぞむこと。
それぞれの授業時に紹介される参考文献については、自主的に読んでおくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めない。
参考書References
児美川孝一郎『権利としてのキャリア教育』明石書店
児美川孝一郎『若者はなぜ「就職」できなくなったのか』日本図書センター
児美川孝一郎『キャリア教育のウソ』ちくまプリマー新書
児美川孝一郎『キャリア教育がわかる―実践をデザインするための〈基礎・基本〉』誠信書房
福島創太『ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?: キャリア思考と自己責任の罠』筑摩書房
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(40%)
レポート提出(60%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業によって学習支援システムを用いたインタラクションを授業中に行うため、PCやタブレット、スマホなどそれが可能な準備が必要となる。
その他の重要事項Others
この授業は、情報の読解・分析力、課題発見・解決力の養成につながる諸課題と今日の就職市場に関する情報共有を、授業運営の中に組み込んでおり、広い意味での受講生の就業力育成に資する。