キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
CAR100MA(キャリア教育 / Career education 100)生活設計論Ⅱ(生活設計)Life Design II (Life Design)
林 奈生子Naoko HAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | C7086 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | Y805 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
基幹科目 選択 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
In this lecture, you will learn "work", "money" and "life design". The first half of the lecture focuses on the significance of modern life design, the money spent on life, how to budget and manage money, basic knowledge of financial products, risks and returns. The second half of the lecture focuses on work. It covers issues of job selection, teamwork and communication. This course will deepen your understanding through lectures, group discussions and presentations, writing reports, and creating a life plan chart.
In addition, since the Hosei university says, "In view of the university establishment standards, the preparation / review time is 4 hours or more for each lecture and practice (2 credits)", so the preparation / review time is 2 hours each.
【Learning Objectives】
In this class, the goal is to formulate your own life plan after understanding the relationship between "money," "work," and "values."
【Learning activities outside of classroom】
After each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
【Grading Criteria/policy】
70% for report submission, 30% for normal scores (participation, opinion presentation, etc.).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人生100年時代、もし、「お金」の知識がなかったらどのような人生になるのでしょうか。長い人生の道のりで重要なことは、経済的な裏付けをどのように築けるかということです。経済的な裏付けがあれば、思いを行動に移すことができ、そのことにより自身の理想とする未来に近づくことができます。ここでいう経済的な裏付けとは「お金」のことであり、「お金」は「仕事」によって得られます。そして、「お金」の使い方も「仕事」の選び方も自身の「価値観」によるところが大です。そのように考えていくと、「お金」「仕事」「価値観」とは、自身がどのように社会と向き合っていくかという問題でもあり、人生での「幸福感」につながります。本授業では、「お金」「仕事」「価値観」をキーワードにして、それらがどのように ①ライフデザイン、ライフプラン、キャリアプランにかかわっているのか ②どのようにしたら人生の「幸福感」を高められるのか-を考えます。
到達目標Goal
本授業では、「お金」「仕事」「価値観」の関係性を理解したうえで、自身の生活設計を立案できることを目標とします。そのために ①ライフデザイン、ライフプラン、キャリアプランの意義 ②それらと「お金」の関係性 ③生活するうえで知っておきたい金融商品の知識 ④自身と仕事・自身と他人のマッチング ⑤未来社会の予測 ― などについて考え学びます。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業目標を達成するために、講義、ケーススタディ、事例紹介、研究課題や意見発表により進めます。
*授業運営などにかかわる情報は学習支援システム【お知らせ】に掲示します。
*授業での資料の閲覧、プレゼンテーションにはzoomの共有画面を使用します。
*授業で使用する教材などがある場合は学習支援システム【教材】に掲示します。教材は各自で授業に持参してください。
*授業に関する質問は学習支援システムで行ってください。学習支援システム【授業内掲示板】に受講生の質問を掲示できるトピックを設けます。
*なお、質問の際には ①シラバス ②学習支援システムの【お知らせ】【授業内掲示板】【教材】 ③学校が発信する通知-などを確認し、それらと重複しないよう注意してください。
*オンライン授業の場合は授業運営などにかかわる情報とzoomのURL・ID・パスコードを学習支援システム【お知らせ】に掲示します。
*授業計画の回、日程は変更になる場合があります。また、授業計画の内容は受講生の習得状況などにより変更する場合があります。その場合は、いずれも学習支援システム【お知らせ】に掲示します。
*休講や自習の連絡は学習支援システム【お知らせ】に掲示します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:イントロダクション
~未来の自身を想像してみる~
授業内容・進め方・ルール、到達目標と成績評価基準などを説明する。また、将来のなりたい自身の姿を考えてみる。
2[対面/face to face]:生活設計の考え方と必要性
~自分らしく、納得できる人生を歩む~
人生は思い通りにいくのか?「仕事・お金・生活」の関係性を知り、生活設計の考え方と必要性を学ぶ。
3[対面/face to face]:ライフプランとファイナンシャルプランの関係
~人生にも計画が必要な理由~
人生にはどの位のお金がかかるのか。自身のライフプランを考え、生涯でいつ、どのようにお金が必要になるのかについて学ぶ。
4[対面/face to face]:ライフイベントとお金
~人生設計図を作る~
自身のライフプランから実際にどのくらいのお金が必要になるのかを算出する。
5[対面/face to face]:お金の使い方と価値観の関係性
~今の自分を映す家計簿~
家計分析を通し、その特ちょうから現在の自身が何を大切にして行動しているのか、価値観がどのようにお金の使い方に反映されるのかを知る。
6[対面/face to face]:予算の立て方とモノの価格
~何もしなければお金は奔放(ほんぽう)に動く~
予算を立てることの重要性について学ぶ。同時にモノの価格はどのように決まるのかを知る。
7[対面/face to face]:お金の基本知識と貯蓄型金融商品
~お金管理のスタートライン~
お金にかかわる基本用語とその意味を学び、最も身近で代表的な元本保証の金融商品について、その特ちょうと使い方を調べる。
8[対面/face to face]:リスクとリターン
~損得の分かれ道~
具体的な金融商品を使って自身で計算し考えることを通してリスクとリターンの基礎知識を学ぶ。
9[オンライン/online]:自身を守る金融知識
~後悔しないためのポイント~
金融商品の組み合わせ方や借入金の返済方法、トラブルに合わないために知っておきたいことなど、自身を守るための金融知識を学ぶ。
10[オンライン/online]:企業活動から見た消費者
~わたしたちはなぜ衝動買いをするのか~
賢い消費とは何か。企業目的とわたしたちの消費の関係を消費者行動の観点から学ぶ。
11[オンライン/online]:会社選びと幸福感
~自身と会社、自身と他人のマッチングはどこで見るのか~
仕事と幸福感の関係性やどのように会社を選べば自身の幸福感が増すのかを「組織と組織目標」の観点から考える。また、自身のコミュニケーションスタイルの特徴から他人との関わり方を知る。
12[オンライン/online]:研究課題「未来予測2040」
過去、どのように私たちは未来社会を予測してきたのか。いくつかの事例を紹介した後、自身で未来予測を考える。
13[オンライン/online]:研究課題のプレゼンテーション
第12回の研究結果を発表し意見交換をする。
14[オンライン/online]:「未来予測2040」と自身のライフプラン、まとめとレポート提出の説明
「未来予測2040」のプレゼンテーションを通して自身が目指すべきライフプランとは何かを再考し本授業全体のまとめとする。また、レポート提出について説明する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
インターネットなどで発信される情報を、自身の生活に関連づけて考える習慣を身につけてください。なお、大学より『大学設置基準に鑑みた場合、準備・復習時間は講義及び演習(2単位)では1回につき4時間以上』とのことですので、準備学習・復習各2時間とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。必要な場合は授業で紹介します。
参考書References
必要な場合は授業内で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価はレポート提出:70%、平常点(学習状況、参加度、意見発表など):30%とします。
レポート提出の詳細は次の通りです。
1.レポートのテーマ:学習支援システム【課題】にて告知します。
2.言語:日本語
3.字数、フォント、ポイント:400字以上600字以内、フォント指定なし、ポイント10.5
4.提出期間:第14回授業日の14時50分から翌週水曜日の14時50分まで。なお、変更がある場合は学習支援システム【お知らせ】に掲示します。
5.提出方法:学習支援システム【課題】に掲示される添付ファイルのフォーマットを用いて、学習支援システムを通して提出。
6.留意事項
(1)レポート提出は、学習支援システムを用い指示された方法で行ってください。例えば、「特別なアプリを使用するもの」「指示以外の方法で提出されたもの」「学内のシステムとの互換性がない機器を使用したもの」などを用い、通常の学習支援システムの操作でレポートを開けないものについては評価対象外になります。
(2)学習支援システム【課題】【レポート提出】で閲覧できないレポートは評価対象外となります。
(3)学習支援システムの【99_感染症に係る授業欠席等配慮願 提出箱】を用いてのレポート提出はレポート提出とはみなしません。
(4)レポート提出は、提出期間内に提出が完了するように日程管理・機器管理をしてください。
(5)なお、大学の設定している時間と自身の機器の設定時間が同一とは限らないので充分に注意してください。
(6)テキストボックスでの提出(投稿)は、レポート提出とはみなしません。必ず、添付ファイルの所定のフォーマットを用いて提出してください。
(7)レポート提出の際は、添付ファイルが添付されたことを示すクリップマークを確認してください。
(8)レポート提出後の誤記などによる修正・訂正の申し出は受け付けません。レポート提出は十分に見直したうえで行ってください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生の本授業への率直な意見をまとめた結果が以下です。
<講義や演習について>
*〝ザ・キャリアデザイン学部の講義"という感じだった。
*本当に必要なものが何かを考えるようになった。
*お金の知識はリスクや問題から自分を守ることにつながり大切だと感じた。
*自分の価値観と企業目的の関係を考えたことは就職に対し新しい観点を得られた。
*就職活動で自分の5年後、10年後のキャリアを考える機会が増えたので、未来予測の課題がとても身近に感じた。
<授業運営について>
*ストレスのない授業だった。
*オンライン授業でも前のめりで受講できた。
*他人の意見を聴くことで自分だけでは気づかないような発見があった。
本結果より、受講生が大変真摯な態度で受講していたことが改めてわかりました。今後も、受講生の期待にそうような授業内容、運営にしたいと考えています。加えて引き続き受講生の積極性、気づき、潜在能力の顕在化を促す授業を目指したいと思っています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
zoomの共有画面を使用できる機器を用意してください。
その他の重要事項Others
<講師について>
修士(経営学)、博士(公共政策学)
金融機関系コンサルティング会社にて経営コンサルティング、人材育成コンサルティング、ファイナンシャルプランナーの実務経験をもつ教員が、わかりやすく実践的に講義を行います。