人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
ECN400HA（経済学 / Economics 400）研究会BSeminars
武貞 稔彦、竹本 研史Naruhiko TAKESADA, Kenji TAKEMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | C3043 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市BT‐0806 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | 定員制 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category |
展開科目 研究会 |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category |
展開科目 研究会 |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
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Outline (in English)
[Seminar Outline]
In 2024, we will consider "diversity" and "tolerance. In modern society, we need to coexist with diverse others. Particularly in Japan, against the backdrop of a declining birthrate and an aging population, policies are being implemented to increase the number of foreign workers in order to secure a workforce, but with a reluctance toward immigration. Against this backdrop, we will consider how we can actually create a diverse, tolerant and sustainable society, focusing on coexistence with people who have ties to foreign countries.The content will be directly related to the Goal 17 partnership of the Sustainable Development Goals (SDGs).
[Learning Objectives]
Students are expected to take part in group talk and various communications vigorously. Students will be able to understand basic idea/concept "diversity", "tolerance", and "multiculturalism" and to nurture their values and attitudes towards an effective measure to construct a sustainable society.
[Learning Activities outside of classroom]
Students are required to prepare for and review the lectures using the materials introduced in each lecture.
Students are required to read carefully the basic literature and the given assignments (including English texts) before attending the exercises. Read through as much as possible of the reference books introduced in the lectures. Students should have opportunities to actively gather in groups to discuss issues. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
[Grading Criteria/Policy]
Grading will be based on performance in the regular session (active participation and contribution to discussions, etc.) (70%) and the final report (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
2024年度は、「多様性」と「寛容」について考えます。現代社会では、多様な他者との共生が必要です。特に日本では、少子高齢化を背景として、労働力確保のために外国人労働者の増加が期待されています。しかし一方で、移民には消極的な政策を実施しています。そのような背景の中、実際にどうすれば多様性に富む寛容な持続可能な社会が可能になるのか、外国とつながりのある人々との共生を中心に考えていきます。持続可能な開発目標（SDGs）のGoal 17 パートナーシップに直接関わる内容となります。
到達目標Goal
本研究会では、（ア）開発と環境保全をめぐる議論を広い視野から捉え、（イ）自らの意見を持ちそれを人に伝え、（ウ）途上国、先進国を問わず、将来の持続可能な社会の姿を自らの価値観に基づき想像／構想できるようになることを目標とします。
特に今年度のテーマに関しては、①「多様性」、「寛容」、「多文化共生」といった概念とその来歴について理解する、②現実の生活における「共生」と個々人の関わり（関わる出来事）を抽出し再考する、③よりよい未来のために必要な「多様性ある社会の実現」と個人の関係のあり方について何らかの考えや価値観を持つ、ということに重点を置きます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
人間環境学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
演習の方法等は、受講者の積極的な提案に基づき随時見直しを行います。主に a)基礎文献の精読、b)与えられた課題に関する個人またはグループによる調査とグループディスカッション、c)参加者の意見表明やプレゼンテーションの機会、からなります。
授業形態の詳細は学習支援システムで必要に応じて知らせます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
メンバー間の自己紹介、研究会の進め方（予定）について概説する。
第2回[対面/face to face]：何が「問題」か？
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、何が「問題」なのかについて意見交換する。
第3回[対面/face to face]：誰にとって「問題」か？
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、誰にとって「問題」なのかについて意見交換する。
第4回[対面/face to face]：グループディスカッション課題１（「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係総論）(1)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、これらと個人の関係について意見交換する。(1)
第5回[対面/face to face]：グループディスカッション課題１（「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係総論）(2)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、これらと個人の関係について意見交換する。(2)
第6回[対面/face to face]：グループディスカッション課題１（「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係総論）(3)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、これらと個人の関係について意見交換する。(3)
第7回[対面/face to face]：グループディスカッション課題２（日本における「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係）(1)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、日本における問題について意見交換する。(1)
第8回[対面/face to face]：グループディスカッション課題２（日本における「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係）(2)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、日本における問題について意見交換する。(2)
第9回[対面/face to face]：グループディスカッション課題３（先進国における「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係）(1)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、日本以外の先進国における問題について意見交換する。(3)
第10回[対面/face to face]：グループディスカッション課題３（先進国における「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係）(2)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、日本以外の先進国における問題について意見交換する。(4)
第11回[対面/face to face]：グループディスカッション課題４（途上国における「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係）(1)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する関する基礎文献を読み、途上国における問題について意見交換する。(1)
第12回[対面/face to face]：グループディスカッション課題４（途上国における「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係）(2)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する関する基礎文献を読み、途上国における問題について意見交換する。(2)
第13回[対面/face to face]：グループディスカッション課題４（途上国における「多様性／寛容／多文化共生」と「個人」との関係）(3)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する関する基礎文献を読み、途上国における問題について意見交換する。(3)
第14回[対面/face to face]：「多様性／寛容／多文化共生」とは？
春学期の学びの総括を行う。
第15回[対面/face to face]：秋学期オリエンエテーション
春学期の復習と秋学期のとり進め方について意見交換を行う。
第16回[対面/face to face]：「問題」を「解決する」とは？(1)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、「問題」を「解決する」とはどういうことかについて意見交換する。(1)
第17回[対面/face to face]：「問題」を「解決する」とは？(2)
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、「問題」を「解決する」とはどういうことかについて意見交換する。(2)
第18回[対面/face to face]：「問題」の捉え方を学ぶ
「多様性／寛容／多文化共生」に関する基礎文献を読み、「問題」の捉え方ーフレーミングについて学ぶ。
第19回[対面/face to face]：グループディスカッション課題５（過去における「多様性／寛容／多文化共生」）(1)
ディスカッション課題についてクループ毎に議論し、更なる調査事項をまとめる。
第20回[対面/face to face]：グループディスカッション課題５（過去における「多様性／寛容／多文化共生」）(2)
グループ発表および全体ディスカッション。
第21回[対面/face to face]：グループディスカッション課題６（現代における「多様性／寛容／多文化共生」）(1)
ディスカッション課題についてクループ毎に議論し、更なる調査事項をまとめる。
第22回[対面/face to face]：グループディスカッション課題６（現代における「多様性／寛容／多文化共生」）(2)
グループ発表および全体ディスカッション。
第23回[対面/face to face]：グループディスカッション課題７（途上国における「多様性／寛容／多文化共生」）(1)
ディスカッション課題についてクループ毎に議論し、更なる調査事項をまとめる。
第24回[対面/face to face]：グループディスカッション課題７（途上国における「多様性／寛容／多文化共生」）(2)
グループ発表および全体ディスカッション。
第25回[対面/face to face]：グループディスカッション課題８（途上国における「多様性／寛容／多文化共生」）(1)
ディスカッション課題についてクループ毎に議論し、更なる調査事項をまとめる。
第26回[対面/face to face]：グループディスカッション課題８（途上国における「多様性／寛容／多文化共生」）(2)
グループ発表および全体ディスカッション。(1)
第27回[対面/face to face]：グループディスカッション課題８（途上国における「多様性／寛容／多文化共生」）(3)
グループ発表および全体ディスカッション。フィードバックを含む。(2)
第28回[対面/face to face]：年間の学びの総括
「多様性／寛容／多文化共生」について理解できた点、できなかった点を整理し、今後の学びや行動の計画を考案する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
基礎文献、与えられた課題は必ず熟読して演習に臨むこと。関連して紹介された参考書も出来る限り目を通すこと。グループで積極的に集まり課題について議論する機会を設けること。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定のテキストはありません。
参考書References
研究会において紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
研究会での議論への貢献（70％）、期末レポート（30％）にて評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ゼミ生同士のコミュニケーションのバリエーションを確保することと、個々人の成長の確認方法について工夫を加えたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要に応じて、調査、発表用のパソコン／タブレットなどを持参すること。
実務経験のある教員による授業
担当者のうち1名は、途上国への経済協力の実務に携わり、多様性に富む社会（たとえばインド、インドネシア、トルコ、アメリカ、ドイツ）での居住／勤務経験がある。本研究会においては、それらの経験で得られた知見が活用されている。