人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
ENV300HA（環境保全学 / Environmental conservation 300）環境科学ⅠEnvironmental Science 1
藤倉 良Ryo FUJIKURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | C2416 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市BT‐0506 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 環ｺｱ：サ |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | ○ |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | ○ |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category |
展開科目 自然科学関連科目群 |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
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Outline (in English)
Environmental problems are physical, chemical, and biological effects and reactions on natural ecosystems caused by human activities. To understand "what is happening" and "what should be done", scientific knowledge is essential. In this lecture, students will acquire the basic engineering knowledge of mechanisms and countermeasures of local environmental problems such as air pollution, water pollution, waste, soil contamination, noise, odor, harmful substances (this is learning objectives). Your study time will be more than four hours for one class. A simple quiz will be given each time, and attendance will be taken upon submission of the quiz. Grading will be based on a quiz (30%) and a final exam (70%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
環境問題とは人間活動が自然生態系に及ぼす物理的、化学的、生物的な作用とその反作用です。「何がおきているのか」を理解し、「どうすればよいのか」を考えるためには，科学知識が欠かせません。環境科学Ⅰでは比較的狭い地域に発生する問題について、環境科学Ⅱでは地球規模や国境を超える問題について、環境科学Ⅲでは資源の問題について論じ、受講生諸君が環境問題の発生メカニズムと対処法に関する科学の基礎を習得することを目指します。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのいずれかだけを履修してもかまいません。
到達目標Goal
以下に示した環境問題の発生メカニズムと対策技術の基礎を理解することを目標とします。
・大気汚染（ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、アスベスト）
・上下水道の構造と処理のプロセス
・水質汚濁（富栄養化のメカニズム、工場排水の処理）
・土壌汚染（原因、対策技術）
・廃棄物（法律上の定義と現状）
・リサイクル（意義と現状）
・基準の決め方（リスク論と基準の決定方法）
・環境アセスメント（法制度、具体例）
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
人間環境学部のディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
テキスト（下記参照）とパワーポイントを用いて講義を行います。
講義資料は前日までにアップロードしますので、事前にダウンロードしてください。
毎回の授業後に簡単な小テストを行い、翌週の授業のはじめにそのフィードバックを行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション（序章）
環境問題とはどのようなものか、どうすればよいか、環境科学の役割
第2回[対面/face to face]：大気汚染・その１（第1章）
大気汚染の歴史、ばいじん、硫黄酸化物
第3回[対面/face to face]：大気汚染・その２（第1章）
窒素酸化物、自動車排ガス、アスベスト
第4回[対面/face to face]：上水道（第2章）
浄水場のしくみ、水質の維持と費用
第5回[対面/face to face]：下水道と浄化槽（第2章）
下水道の構造、下水処理場のしくみ、浄化槽
第6回[対面/face to face]：水質汚濁（第3章）
水質の指標、有機汚濁、富栄養化
第7回[対面/face to face]：工場排水と土壌汚染（第3章）
工場排水の処理、土壌汚染の特徴と対策、地下水汚染
第8回[対面/face to face]：悪臭（第4章）
感覚公害、悪臭の測定法、悪臭対策技術
第9回[対面/face to face]：騒音（第4章）
音とは、騒音の測定法、騒音対策
第10回[対面/face to face]：廃棄物・その１（第5章）
廃棄物の定義、一般廃棄物
第11回[対面/face to face]：廃棄物・その２（第5章）
産業廃棄物
第12回[対面/face to face]：リサイクル・（第5章）
リサイクルの種類、リサイクル関連法
第13回[対面/face to face]：有害物質とリスク、基準の決め方（第6章）
有害の意味、リスクの意味と大小、基準値の決め方
第14回[対面/face to face]：環境アセスメント（第12章）
法制度、手続き、事例
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して復習してください。
授業計画のテーマ欄にカッコ内でテキストの該当する章を示しました。この部分をあらかじめ読んでから受講してください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
藤倉良・藤倉まなみ 『文系のための環境科学入門』 有斐閣コンパクト
参考書References
藤倉良（2015）環境学は総合格闘技？ 人間環境論集，第１６巻，第１号，pp.71-85
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の小テストの提出をもって出席とします。評価は小テスト30％、期末試験70％です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
中学卒業程度の理科の知識を前提として講義しますが、高校程度の化学の知識が必要な場合もあります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくにありません。
実務経験のある教員による授業
担当教員は環境庁（現環境省）で土壌汚染対策や悪臭対策、国際環境協力等を担当した他、環境基本法の立法にも関与してきました。その当時の経験等を踏まえて講義を進めます。